わやんとまりん!の巻

わやん雨、雨、雨なお天気が先週からずっと続いていますが、洗濯物は増えるのに天日干しできないので大変な今日この頃。

先日7月1日は日曜日で、曇ったり雨だったりなお天気でしたが、ポイント制の空手競技会があり、秋岡塾のジョーがエントリーしていたので、応援がてら見に行きました。

リョウタロウも一緒でしたが、最終的には、ユウスケやジュンヤも見に来てくれて、ジョースケの応援団は10名を超えましたけど、その中には、フランスのまりんの兄、わやんもいたわけです。

昨年、井上道場にフランスから練習に来たまりんについては、過去記事で色々と投稿しているので、既にお馴染みの子ですが、まりんが最初に武蔵ヶ丘道場に来た時は、

兄わやん、

弟たいき、

と一緒に三人で来ました。

三人ともフランスで空手をやっているわけで、空手着姿でボンジュール。

その後は、まりんのみ練習参加だったので、あの水曜日の武蔵ヶ丘道場練習に来ていた子だけが面識がある兄わやんと弟たいき。

その日、アラタが体験入門しているので、アラタの空手初日は覚えている(笑)

そんなわやんですが、6月に一人でフランスから来日中との情報を得ました。

フランスは9月から学校の新年度で、小学校は5年、中学は4年だそうで、フランスでは5年生なわやん、夏休みを利用しての帰国というか来日。

8月末までいるらしい。

初めてひとりで帰国したのかと思ったら、7歳の時からやっていて今回で三回目だそうです。

熊本から東京まで子供が一人で行くのと違い、国を越えるわけで大変だろうと思いますが、日本のパスポートも持っている、現時点ではフランス人でもあり日本人でもあるので、そういう意味では、多少楽かな、と。

いや、でも7歳でフランスから日本まで一人旅ってのは凄いや。

そんなことはどうでもよくて、

日曜日の大会は、わやんやまりんがフランスで学んでいるポイント制スタイルの空手なので、暇なら見に行く?と聞いたら「見に行きたい」とのこと。

フランス経由のメールでのやりとりですけど(笑)

ならばと、同じポイント制スタイルといっても、ヨーロッパと日本では色々違いもあるだろうから勉強になるはず、と連れて行きました。

ちなみに、

わやんは、まりんと違い日本語が出来ます。

あまり出来ないとのことでしたが、流暢な日本語を話します。

お寿司も刺身も食べれるし、わさびもOKで納豆も問題なく食べれるとのこと。

よく考えると、小さい頃から日本に来て暮らしていたりするので当然ですが、ルックスは完全に甘い瞳を持った外国人なので、そう聞くと違和感あったりする不思議。

「朝飯食った?」

と聞くと、

「ご飯と味噌汁」

とか平気で言う(笑)

デ、

会場に着き、ジョーをすぐに見つけて声をかけ、開会式まで時間あったので、散歩がてらコンビニ行こうと言ったら、

「三歩?」

と勘違いしてたわやん(笑)

コンビニでは三ツ矢サイダーをセレクトしていました。

炭酸強いのが好きらしい。

三ツ矢サイダーとわやん

会場に戻ると開会式中だったのですが、それを撮影していたわやん。

開会式中

午前中に、形の個人戦と団体戦、組手の団体戦があり、午後から組手の個人戦です。

ジョーは、午後からの個人戦にエントリー。

その前に色々あったのですが、割愛(笑)

秋岡塾の秋岡塾長やイワハシ先生も応援に駆けつけてくださっており、ユウスケやジュンヤも既に到着していたので、午後からは、ある意味、クリスマスカップ状態(笑)

ジョー、ジュンヤ、ユウスケら 秋岡塾長とリョウタロウ

梅雨で雨なお天気だったため、なおかつ試合会場なので湿気が強く、蒸し蒸していたのですが、二階席には扇風機があり、ずっと二階で見ていましたが、午後からは一階に下り、ジョーの試合場近くで観戦です。

リョウタロウ、わやん、ジュンヤ

ジュンヤは、井上道場に入門する前は、このポイント制の道場に通っており、その頃可愛がって貰ったお兄ちゃんらが出場していたので、みんなに色々と話してくれるのですが、

何を言っているのかわからない(笑)

わやんも、フランスでは「千の口を持つ男」と呼ばれるくらいお喋りで、流暢ですがカタコトの日本語なわけで、井上道場の「千の口を持つ男」であるジュンヤと、

成立しない会話をやっていました。

お互い、勝手に喋る(笑)

そんな中、

ジョーの試合開始。

慣れないスタイルでしたが、何事も経験。

わやんも声をだして応援してくれました。

応援するわやん

ジョーの試合が終わると、思い出したようにデジカメを取り出し撮影していました。

フランスに戻って、同じ空手クラブに通う仲間や家族に見せるためだと思います。

そうそう、

形試合を見ているとき、

「この形は知ってる」

とか、

「この形大好きなやつ」

とか言っていましたが、

「フランスで習うのとはちょっと違う」

とも言っていました。

同じスタイルでも、ヨーロッパと日本では、色々と違いがあるみたいです。

そして、組手試合時には、

既にジョーの試合が終わって、別の試合、それも同じスタイル者同士の試合が始まっていたのですが、

それを見て、

「これ、空手?」

と言っていました(笑)

ちょ!

それ、有名な空手漫画、

ジュンヤパパが大好きな漫画の、後半の主人公格のキャラクターが言う有名なセリフ!

ポイント制の同じスタイルなのに、わやんやまりんは松濤館流だったはずですが、日本のスタイルは、ちょっと違って見えたみたいです。

これは面白い点でした。

フルコンタクト制の試合を見て言った言葉じゃないんですよ。

ジョーの試合でもないし。

ヨーロッパスタイルだと、ポイント制でもけっこう強く当てるし(一般部とか)、何より、その身体能力を最大限に活用し多彩な蹴り技を多用します。リーチがあるので。

これはジュニアでもそうです。

高い蹴り技が高ポイントなので、そういう多彩な蹴り技が発達し、崩したり引っかけたりして倒してからの極めが一番高いポイントなので、崩し技も発達しています。

掴みOKなので。

日本人選手は、ポイント制、フルコンタクト制に限らず、苦労するなぁと。

日本と欧州の違いを感じたわやん

とかなんとか思っていたのですが、

ふと前を見ると、

わやんとジュンヤが仲良く寝そべって試合を見ていました。

試合というか、撮影したデジカメデータを。

ジュンヤとわやん

大会は、予定表のスケジュールをおしていて、最後まで見ると遅くなるし、ジョーの試合も終わったので、わやんが見たいなら最後までいるけどどうする?と聞くと、

「もう十分」

とのことだったので、これで帰りました。

最後に、

試合に出場したジョー、応援に来てくれたユウスケ、ジュンヤらと記念撮影です。

ジュンヤは二度目ですがユウスケは初めて会ったわやん。

わやんと記念撮影

日本のポイント制大会を見れて楽しかったし、ジョーの試合は面白かったと言っていました。

我々のスタイルの組手とか見たら、なんと言っただろうか気になりましたが、まりんは練習時にフルコンタクトスタイルで組手やったわけで、

まりんに聞け!

だな、と。

ジョースケ、お疲れ様でした。

こういう経験は、勝ち負けではなく、緊張感や間合いやスピードやタイミングや、そういったもろもろの経験が財産になるので、無駄にしないでください。

秋岡塾長、イワハシ先生、ユウスケ、ジュンヤ、ご父兄の皆様、お疲れ様でした。

そして思ったのですが、

わやんは、

なんとなく、

土屋アンナに似ているなと思いました。

わやん

男の子なんですけどね(笑)

さて、

そんなわやんの妹がまりん。

3月と5月にパリで大会があり出場しています。

3月が形の全仏大会で5月が組手の全仏大会。

まりんの家からパリまでは、直線距離で400キロくらいあるので、前泊しているのですが、パリ観光もしている(笑)

ルーブル美術館とか。

ルーブルでのmarine これもルーブル

空手着にジャンパーな格好のままでルーブルに入っていたり。

ルーブル内部にて

形全仏大会の会場は、日本でいうところの代々木第一体育館みたいなとこで、とてつもなく広い会場だったそうです。

わかりますかねぇ、この画像で。

試合会場ですが、奥に試合コートがたくさん見えます。

大会会場にて

結果は3位。

形嫌いだったまりんにしては、表彰台に乗ったわけで、まずまずの成績だったのではないでしょうか。

青がまりん 手刀受け

貫手 赤がまりん

赤青のフラッグ方式での形試合です。

5月は組手の全仏大会で、年齢制限あるので、まりんは今年からエントリー可能。

とは言っても、予選で勝ったないと出場できない大会。

地区予選を勝って初の全フランス大会。

ほんで、

ノートルダム寺院とかエッフェル塔に行っているわけで(笑)

ノートルダム寺院 エッフェル塔

エッフェル塔前の画像では、アイスクリーム、それもチョコとストロベリーの二段アイスを食べているのがわかりますが、ヨーロッパの試合は全て階級制で、まりんは-30キロ級です。

この時の体重が29.5キロでギリギリだったそうで、アイスはよそうとまりんママ言ったらしいですが、エッフェル塔の階段を上ったから大丈夫とまりん(笑)

ぼったくり価格のアイスを買うはめになったそうで。

オペラ座にも行っている。

オペラ座

試合はというと、

まりんの階級には141名がエントリーしていて、それぞれ予選を勝ち上がったきた選手らですが、年齢区分が、フランスだと日本と違い学年ではありません。

2001年生まれ~2002年生まれという感じで、二歳区切り。

なので、まりんの階級には一歳上もいる。

この年齢の一歳違いというのは、身体的にも結構差があって、階級別ですが、身体能力的に一年の差がけっこうある。

それでも、緒戦は三発の上段廻し蹴りで快勝。

その後、四回戦まですすみます。

緒戦開始 ハイキックで勝ち上がる

四回戦で敗退してしまったのですが、この四回戦の相手は一歳年上の選手で、かつ、アフリカ系フランス人。

もうバネからして違う!

足の長さも違う!

スピードがまりんと桁違い!

四回戦

まりん、善戦しますが負けました。

結局、この四回戦の相手が優勝します。

スピードのある蹴りを持つ相手 逆にハイキックを決められた

この相手、まりん以外の選手には圧倒的強さで、ほぼ完封して勝っているのですが、まりんだけはポイント少なく、ある意味、事実上の決勝戦だったかもしれません。

この四回戦の敗戦後、まりん、あぐらをかいて憮然としていたそうです(笑)

いくら相手が格上でも、勝負は勝たなきゃ意味がない、と。

よくわかってるじゃねぇか。

とは思ったのですが、試合はこれで終わりではなく、141名も参加しているので、このあと順位決定戦があります。

3位からの順位をベスト8まで決める順位決定戦です。

3位二人、5位二人、7位二人で偶数順位はありません。

まりんは四回戦で負けているので、順位決定戦に一回勝つと7位確定です。そして、5位決定戦にすすむことができます。

それに勝つと5位確定で、3位決定戦にすすむことができます。

そういうシステムだそうです。

まりん、順位決定戦の一回目は勝利して7位を確定させます。

次の5位決定戦で負け、7位でした。

初めての全仏大会で優勝した子に負けての7位。

まずまずではないでしょうか。

ただ、

四回戦で負けてからモチベーションが下がり、順位決定戦ではいつもの戦いができなかったみたいで、これは心の問題で、腐っちゃダメ。

DVDで全試合の映像みたのですが、5位決定戦なんて負ける相手じゃなかったです。

でも、

これが今の実力。

技術、体力だけではなく、モチベーションなどの内面的なものも実力なわけで、彼女のこれからの課題ですね。

地区の代表として全仏大会に出場したからかどうかわかりりませんが、

年度末(6月)には市から表彰されたそうです。

まいんとトロフィー たいきと

ん?

これは新しい道着かな?真鈴って文字が、以前はピンクだったけど赤になってる。

たいきは、いつ見ても女の子みたいだ。

とにもかくにも、

おフランスでも元気にやっているみたいです。

ってなことで。


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