6月16日は日曜日で、井上道場の2013年、平成25年後期昇級審査の日でした。
代継橋道場で少年部一般部合同で審査を行いましたが、今年の前期昇級審査は、本来は先月5月に行う予定でしたが、諸々の事情で今月になり、審査周知自体はずっと前からしていたので、ある意味、審査を受ける人はバッチリな状態での審査だったはず!?
暑い暑い日曜日でしたが、審査も熱かったです。
そんなこんなで、
審査開始前は、ウォーミングアップする人、型の確認をする人、リラックスしている人、緊張している人、いろいろで、これは毎回なのですが、初めて審査を受ける白帯のアラタ、リュウノスケ、ショウリが一番緊張していたはず。
たぶん・・・。
補強項目の腕立て伏せのフォームを確認していたジュンヤだと思っていたら、
気がついたらヒカルとじゃれていました。
さらに、それにゲンキが加わります。
緊張感なさすぎ(笑)
という審査前だったのですが、定刻になり、審査開始です。
白帯の席次順に整列します。
お手伝い組は後方に整列します。
ご覧のように、一列目は、白帯で今回初めて審査を受けるショウリ、リュウノスケ、アラタの順。
リュウノスケなんてど真ん中で、目の前には審査をする先生らがいて、どこに視線をやっていいかわからない。
でも、隣のアラタは放心状態だった(笑)
まず、
準備運動から始まります。
指揮はマサヤ。
ショウリや奥のアイリが笑顔なの確認できますが、
これ、
もう準備運動中にマサヤがやらかし放題していたから(笑)
ちょ!マサヤ!
まぁ、マサヤ本人も、いきなり準備運動の指揮を指示されるとは思っていなかったはず。
準備運動の順番とか間違えて、ショウリに聞いたりして、またショウリが間違った回答したりして、最初から、先行き不安な展開です。
なにげに、後方のアイリも、口パクで教えているんですよねぇ。
ダメ兄貴のために(笑)
でも、
このマサヤのやらかしが、最前列のカチカチに緊張していた白帯を若干リラックスさせたのかな、とも思います。
井上雄一朗も、「緊張すると先輩だって間違うんだから、リラックスしてやってください」と言っていました。
そんな、
マサヤのやらかしを見てみる(笑)
ショウリが教える展開が見られます。
お気づきになられたでしょうか?
リラックスしたはずのリュウノスケ、「前項屈10で結び立ち」という運動があるのですが、
一人だけ、別の動きです(笑)
全然緊張ほぐれてねぇ!
そんなこともありーの、
審査は基本動作から始まりました。
一人ずつ前に出て、センターの役目をします。
技の順番、技の名前を覚えておかないとできないので、審査前、特に白帯は一生懸命練習していました。
普段から集中して練習していれば、別に審査前に練習する必要ないんだけど(笑)
基本動作の次は柔軟性の審査です。
それが終わると、基本動作を移動しながらやる審査になります。
基本動作の延長線上の審査項目なので、基本動作が出来ていないと、当然この項目も上手くできません。
基本動作の移動が終わると、続けて基本動作の応用での移動審査になります。
このため、
一列目の白帯を二列目に配置し、二列目の色帯が一列目にきます。
各項目の審査の合間は小休止です。
次に型審査になります。
審査を指揮する上級者(黒帯のハリウッドスターとか)が井上雄一朗に呼ばれ、型審査時の段取りを説明するのですが、
ハリウッドスターは上の空だから困る(笑)
型審査が終わると、小休止後に組手審査になります。
そうそう、
ダイヤが審査を見に来ていて、見に来たというよりも、本当は、パパとママが見に来ていたので家が閉まっており、そのため鍵を取りにきたのですが、
「おおう!ダイヤ!」
となり、審査を受けているショウタと組手しました(笑)
結局、ダイヤは審査の最後までおり、補強のスクワットまでやった。
鍵を取りに来ただけなのに、組手とスクワットをしにきたようなダイヤ(笑)
ダイヤ、ありがとう!
そんな組手審査中、
またしても、
マサヤが誰も知らないところでやらかしていました(笑)
主審をユウスケがやっており、ハリウッドスターとマサヤはそのフォローで、かつマサヤはタイム係もやっていたのですが、
なんでもない所でタイマーを落とすマサヤ(笑)
見てみましょう。
シュールです・・・。
デ、
組手審査が終わると、あとは補強審査を残すのみになります。
まずは「腕立て伏せ」から。
井上道場昇級審査の腕立て伏せは、2秒に1回のペースで顎を床につける腕立て伏せです。
ペースが落ちたり、姿勢が崩れると、そこで終わりです。
なので、
「100回腕立て出来る!」
と言っている人でも、この腕立て伏せをやらせると30回も出来ない(笑)
体幹の強さや全身の強さを評価するための項目なので、正しい姿勢でやらないと意味がないわけです。
これ、一番しんどいんだよなぁ(笑)
でも、毎日コツコツやっていれば、50回はいける。
そして、
コツコツやっている人とやっていない人の差が、如実にわかる審査項目でもあります。
回数だけではなく、そういうところを見るための審査項目だったりします。
この日審査を受けた中で、一番手が長いのはアイリで、
このため、
アイリの腕立て伏せは可動範囲が誰よりも長く、一番シンドイ腕立て伏せでした。
それは考慮しているから、アイリ。
ジュンヤの頭の位置とアイリの頭の位置を比べると、よくわかりますね。
ジュンヤ、アイリより数センチ、いや十センチ以上低い位置なのに、反則しまくりな腕立て伏せだった・・・。
ちゃんと減点してるから(笑)
そんな中、
拳立てで挑戦したのはゲンキ。見事な腕立て伏せでした。
そしてヒカルは、この日の最長回数を記録しました。これも見事な腕立て伏せでした。
つうか、
ゲンキとヒカルは、井上道場では、「スポーツ特待生」と呼ばれていたり(笑)
元々運動神経、反射神経に優れているのですが、さらに努力して腕立て伏せをこなしているわけです。
この努力の部分が大事ですね。
わたし、高校生の頃、これで136回やりました。
今でも覚えています。場所は黒髪小学校体育館。
30名くらいで一斉にやりました。
チェックしていたのは、本部内弟子出身のK先生で、わたし一列目にいて、100回くらいでやめようと思っていたのですが、当時支部内弟子で、他の道場生より前に終わったらいけないと、二列目以降でまだやっている人の気配が確認できたのでずっとやってました。
終わって後ろを振り返ると、同じ内弟子のC君でした。
ちょ!お前だったのかよ!
だったら100回でやめとったわ!と泣きたくなりました(笑)
当時は、補強審査のあと組手審査だったので、組手審査に影響がないように補強審査はコントロールしていたりしたんです。
スクワットとかやったあとの組手審査なので、もうみんな酔拳のようでした(笑)
今、10回できるだろうか?
やり込めばある程度の回数できると思うのですが、なんであの当時はあんなに出来たのだろう?
若いっていいなぁ(笑)
そんなことはどうでもよくて、
ゲンキとヒカルの腕立て伏せを見てみる。
そんな補強審査の腕立て伏せ。
ゲンキやヒカルの頑張りも虚しく、
全部ヒロトがもっていきました(笑)
顎をジョイントマットに置いた目標物に付けなきゃ(付けるくらい)いけないのですが、
ヒロト、
何故か、唇をすぼめ、まるで『ドラえもん』の「のび太」の口のように、
そうです、
キスするような唇の形で延々やるわけです(笑)
みんな爆笑ですよ。
井上雄一朗が「ヒロト、顎、顎、顎」と言っても、チュースタイル。
これには道場生、見学中の父兄全員、参りました(笑)
ちょ!ヒロト!
それ違う!
そんなこともありーの、
補強審査はスクワットになります。
アラタ、みんなから元気をもらい完遂。
アイリ、必死の形相で完遂。
これで全ての審査項目が終了し、最後にハリウッドスターがセンターで締めを行いました。
みんな笑っているのは、ハリウッドスターがやらかしたから。
三時間以上の審査の最後の締めで、みんなやり遂げた満足感を最後の締めで決めようと思っていたのに、
やらかすわけですよ、彼女。
困ったもんです。
締めのあと、全員で挨拶して終了です。
恒例の記念撮影になるのですが、代継橋道場の蛍光灯、ちょうど記念撮影をする前方のやつが調子悪かったので、
電器屋の息子なユウスケが交換します。
ハリウッドスターに、
「電器屋の息子なユウスケの邪魔しないでね」
と言ったら、
「わたしも電器屋の娘です」
と。
そうなんです。
ハリウッドスターの実家も電器屋さんで、彼女は「電器屋の娘」。
でも、なんでしょうか、この不安感(笑)
なので、ハリウッドスターは、ユウスケのフォロー役でした。
そして記念撮影です。
お約束。
この日、オカネさんがアイスの差し入れを持ってきてくれて、それを最後にみんなで食べました。
暑い日だったので、みんな美味しそうに食べていました。
オカネさん、ありがとうございました。
この日の昇級審査は、秋岡塾のイワハシ先生にも列席頂き審査をしてもらいました。
イワハシ先生ありがとうございました。
当日に審査内容を確認し、既に審査結果は出ています。
先日の月曜日、代継橋道場に合格者一覧表は掲示されたはず。
9名受審し、合格一覧表に名前があるのは7名。
残り2名は保留者です。
今回の審査は、今までで一番検討が楽な審査でした。
「どうしよう?」
という受審者がいなかったので。
ジュンヤは別の意味で「どうしよう」だったけど(笑)
暑くて熱い一日は、こうして終わりました。
昇級(昇段)審査は、特別なことではなく、日々の練習の延長線上にあるものです。
特別なことをするわけでもないし、通常練習でやっていることを再確認するだけのものです。
なので、
大切なのは、「日々の練習」。
級が上がり、帯の色が変わった人は、また「日々の練習」に励んで下さい。
特別なことは、何もないのですから。
ってなことで。