ヒカルとジュンヤとダッキング!の巻

ダッキング平成24年前期昇級審査記事と戸島教室集合写真記事で書いている、審査の組手でのヒカルvsジュンヤで出たダッキングなネタです。

もちろん、ダッキングしたのは野生児ヒカルで、されたのは自然児ジュンヤ。

ヒカルは、このダッキング三連発で審査合格したようなもの、と言ってもイイかもしれない(笑)

ダッキングとは「ducking」と書き、ボクシングのディフェンス用語です。

そこから他の格闘技でも同様の動きでパンチを避ける動作をダッキングといいます。

足腰の柔軟なバネを利用してやる動作で、しゃがんだように、腰を落としたように見える動きです。

マ、

実際、

しゃがんでるんですけどね。

腰を落としてるんですけどね。

デ、

普通は、ストレートやフック(もちろんボクシングテクニックなので空手で言う上段への手技による攻撃)のディフェンスなんですが、

ヒカルは、

ジュンヤの右上段廻し蹴りに対してダッキングで蹴りを避けていました(笑)

三回も。

ストレートとかダッキングでかわされると、いわゆる「パンチが空を切る」状態になってボディが、がら空きになります。

重力を利用した落ち込みからヒザのバネで伸び上がり(武術的身体操作だと足の裏とか)、その加速度も利用してパンチで反撃するのがパターンなんですが、

輪島功一さんの「カエル跳び戦法」を想像してもらうとイメージしやすいかと思います。

まぁ、普通は手技のみに特化したボクシングのディフェンステクニックで、蹴りがある競技だとリスクが大きくてスウェーとかウェービングとかになるのかなぁ。

ヒカルはやったけど(笑)

ヒカルはジュンヤの右ハイに対して三回やったと書いていますが、それぞれ見ていこうと思います。

まず、一回目。

ジュンヤのモーションの大きい動作で「ハイがくる」とすぐわかったヒカル。

一回目の1

ちなみに、ジュンヤは蹴りを出すときに、手を広げます。上の画像でも確認できると思いますが、

つまり、

これは、

「今から上段廻し蹴り蹴るよ」と相手に教えているようなもの(笑)

一回目の2

ヒカル、余裕のダッキング(笑)

その後、伸び上がる加速度を利用して、右の突きを出し、左の突きも出します。

右を出す 左を出す

ジュンヤ、蹴りが空を切り、バランス崩して、かつヒカルの突きで転倒です。

次に、二回目。

一回目と反対方向なのですが、やはり、ジュンヤは手を広げ、

「今から上段蹴りますよ~」

と合図(笑)

二回目の1

ヒザが高く上がり、少年部なので、ここまでヒザを上げてからのミドルとかローとかを出すスキルはないので、選択肢はハイ一本なのですが、

これ、短時間の動きで、ヒカルはギリギリまでジュンヤの蹴りを見極めています。

蹴りの種類を見極める

そして、一回目よりギリギリでダッキングします。

動画で見ると、ジュンヤの蹴りとヒカルの上体が交差するように、接するように近づいて、寸前で避ける動きで、ヒカルの度胸は凄いなぁと。

一歩間違えば大惨事だよ(笑)

一本取られちゃうよ(笑)

ギリギリでダッキング ジュンヤのハイは空を切る

そして、二回目は伸び上がる加速度を利用しても左ミドルで反撃するヒカルです。

空いてるとこ、狙える場所、ちゃんとダッキングしながら見てるのな、ヒカル。

冷静だよ。

左ミドルで反撃

最後は、三回目。

この時点でノリノリなヒカルは、ステップしてフットワークしていて、

まるで、

ボクサーのようだった(笑)

一方、

やはり、ジュンヤの左手は広がっているわけで・・・もう以下略(笑)

三回目の1 三回目の2

三回目は、一回目や二回目とちょっと動きが違い、真下に落ちる、という動きではなく、

どちらかというと曲線を描く、ウェービングのような動きで腰を落としていました。

どんだけ余裕なんだよ!

ダッキング開始

そして、最高落下点では、

余裕の「ウンコ座り」です(笑)

ちゃんと顔を上にあげてジュンヤの動きを見ているんですよ。

余裕のウンコ座り

そして、伸び上がると同時に脇を締めた渾身の右下突き!

これが空振りして体の開いたジュンヤのレバーに直撃です。

完璧なジョルト・ブロー。

ガゼル・パンチです(笑)

この一発でジュンヤの動きがピタリと止まりました。

ガゼルパンチ

つうか、

この画像はですね、

右側の、

ユウスケのリアクションを楽しむ画像です(笑)

腰反りすぎ!

三回もダッキングで右ハイをかわされ、最後はレバーにガゼルパンチもらっちゃったジュンヤに対してのリアクション。

そうなるわな。

そんなこんなで、

画像や文章だけではイマイチと思うので、動画を貼り付けます。

■ヒカルのダッキング 2012.04.22

ヒカルの度胸の良さと、教えてもいないダッキングをするセンスに脱帽な、組手でした。

ってなことで。


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