スペアリブをアメリカンテイストで作る!の巻

今夏(予定では8月下旬)の井上道場バーベキュー大会に向け、味付け等のテストのために、6月23日(日)に自宅車庫で、テストBBQを行いました。

目的は、少年部の味覚に合う味付けの確認。

このため、近所の少年部に「味見にこねぇ?」と声をかけていたりしますが、日曜日だし、雨だし、ジュンヤだけでOKな状況ではありましたが、スペアリブの量が多くて、あとで追加で声をかけたら、アイリ、ショウリ、ゲンキが味見組として馳せ参じてくれました。

Weberグリルを使ってみる

そんなこんなで、

いつもは網焼きのバーベキューグリルでのBBQなのですが、この間、Weberのチャコールグリルを購入したので、その使い勝手の確認も今回の目的だったりします。

Weber(ウェーバー)のチャコール(炭)グリルって有名ですね。

丸形の、

独特の形をした、わたし、昔こういう形のバーベキューグリルを『トムとジェリー』で見たような記憶があるのですが、なんか、形だけでもアメリカンなやつ。

丸形のバーベキューグリル

Weber One Touch Charcoal Grill でいいのかな?

Weberグリルのグレードの違い

グレードがあって、下位グレードがシルバー、上位グレードがゴールドです。

わたしが購入したのは廉価版のシルバー。

違いは、網の形状だったり、灰受け皿の形状だったり、アクセサリーだったりしますが、使うと、たぶんゴールドの方がいいと思うのですが、なんせシルバーが安くて、今は通販でWeberグリルは普通に買えますが、ゴールド買うとシルバーが二台買えちゃう値段だったりするのです。

直接アメリカから取り寄せることも簡単に出来ますが、送料考えると、別にアメリカ人みたいに毎週パーティーやるわけでもなし、機能的には変わらないので、

シルバーでいいや!

と買ったもの(笑)

以前は、気軽に買えなかったッス。今はどこででも買えますなぁ。

22.5インチのやつです。グリルの直径が約57センチ。

18.5インチもあるのですが、大は小を兼ねるということで。

なお、グリルのグレードはシルバーとゴールドですが、この上に、さらにハイグレードタイプがあり、

Performer(パフォーマー)シリーズと呼ばれる、グリルと調理台とかが一体化したやつです。

これにもシルバーとゴールドがあり、さらに上なプラチナってやつもあります。

これも簡単にアメリカから買えちゃうんですが、送料とか考えると・・・。

Weberグリルの組み立て

デ、

このWeberグリルは箱に入っているので組み立てなきゃいけません。

なので、組み立てます。

説明書等は基本的に英語です。あとフランス語とスペイン語だっけ?

組み立て説明書には、説明文ありません(笑)

どの国の人でもわかるように、図だけで説明してあります。

なので、図を見て組み立てる。

こんな箱に入っています 開ける

パーツを取り出し、 組み立てる

割と簡単です そして完成

本来は、ジュンヤに手伝ってもらう予定だったのですが、ジュンヤ動かない、気づかない、ないないづくしだったので、ジュンヤパパが大活躍(笑)

ありがとうございました。

一人でも簡単に組み立てられます。

組み立て説明書の図を見ながら、ジュンヤパパと二人で15分くらいでした。

必要なのは、車輪を固定するために必要なハンマーくらい。

アメリカ製なので、二度と外れないようにハンマーで打ち込む仕様(笑)

グリルカバーはタイヤカバーで十分

わたしの場合、Weberグリルは車庫(いつもBBQするところ)に保管しておくので、頻繁に使うわけでもなし、完成した状態で保管するのでカバーが欲しいなぁと思っていて、

でも、純正品は高い(笑)

そこで、100均に売ってあるタイヤカバーで代用しました。

純正品のカバー、簡単に通販等で買えるのですが、なんとなく・・・高い。

100均のタイヤカバーが40~50個買えるので、んじゃこいつでいいや!と。

全然問題ありません。

カバーは100均のタイヤカバーで代用 全然問題なし

炭火起こしはチャコールスターター

あと、炭火起こしは、今まで西岡流着火法でやっていたりしましたが、チャコールスターター(略して「チャコスタ」)というものがあり、これが結構便利グッズだったりします。

チャコールスターターとは、つまり、炭火起こし器。

西岡流着火法と原理は一緒。トンネル効果だったかな?を利用したやつ。

これもWeber純正品の「チムニー・スターター」つうものがあるのですが、一番安いやつで3980円かそこらして、まぁ、結構使えるので購入しようと思っていたのですが、忘れていたので、慌ててホームセンターからバッタモンを買ってきました。

純正品はデカイのですが、こいつは日本仕様なので小さいやつです。

機能的には問題ありません。

800円くらい。

新聞紙1枚とか2枚で簡単に着火します。

チャコールスターター 日本仕様なので小さい

Weberグリルの組み立て(動画版)

そんな、

Weberグリル組み立てとかを見てみる。

今回は、木炭ではなく米国製チャコール(豆炭)を使っています。

■Weberグリルの組み立てとか 2013.06.23

まぁ、こんな感じでした。

スペアリブ調理の準備をする

んで、

BBQグリルも準備できたし、炭火も起こし中だし、この時点でスペアリブ調理の準備に取りかかります。

ドライラブを作る

まずは、Rub(ラブ)作り。

Rub(ラブ)とは、アメリカンなバーベキューでは必ず登場するアイテムで、お肉の下味用スパイスミックスのことです。

基本的にドライでスパイスのパウダーや顆粒などを色々調合して作ります。

魔法の粉、とも呼ばれます。

調合の内容は色々で、各家庭、個人で違い、このRub(ラブ)作り自体が秘伝つうか、バーベキューの楽しみだったりもする。

日本では、あまり馴染みのないやつですね。

ドライラブではなく、液体につけ込む下処理はマリネとかいいます。確か。

マリネって、前菜の、サラダみたいなやつしかイメージできないですけど(笑)

いろんなスパイスを用意しました。

スパイス類 全部使ったわけではないです

なお、用意したスペアリブは、約4キロ弱。

これくらい。

用意したスペアリブ

車庫で、BBQグリルの横でRub(ラブ)を作り、そのままスペアリブにまぶすので、スパイス類も場所移動。

こんな感じで作業です。

こんな感じ

今回のRub(ラブ)は、スペアリブなのでチリラブ風にしました。

チリラブ作りたかったけれど、レシピにあるスパイスが幾つか足りなかったというのは内緒。

ドライラブの調合は、その日の気分で

砂糖、塩、パプリカパウダー、ガーリックパウダー、クミンパウダー、ブラックペッパー、カイエンペッパーなどをミックスしてまぜまぜするだけ。

塩を入れたり、 ガーリックパウダーを入れたりする

量、すなわち、各スパイスの配分ですが、これ、一応、レシピ見ているのですが、なんせアメリカ人のレシピ、それもBBQなので、

すべて、

適当!

だいたいの配分は合わせているつもりですけど。

砂糖の量に対してガーリックパウダーはどれくらいとかクミンパウダーはどれくらいとか、そのレベルです。

でも、まぁ、なんかいい香りの、いい感じのRub(ラブ)が出来たから不思議だ。

出来上がったチリラブ風ドライラブ

あとで映像を貼り付けますが、けっこうたっぷり作ったつもりですが、スペアリブの量が多かったので、足りないくらいでした。

Rub(ラブ)が出来たので、そして、炭火も起きていたので、焼きに入ります。

Weberグリルで焼く

チャコスタからBBQグリルに炭を移します。

直火焼きではなく(アメリカンスタイルだと、ほぼ直火焼きは焼き目を付ける時くらいしかやらないみたいです)、遠赤外線を利用した遠火での間接焼きをするので、グリルの片方にだけ炭を置きます。

炭投下 片方にだけ炭を置く

グリルの中、炭火を置いた熱いゾーン(ホットゾーン)、置かない熱くないゾーン(クールゾーン)が出来て、これ、ツーゾーンシステムとかなんとか呼ぶらしいのですが、スリーゾーンスタイルって方法もあるらしい。

アルミトレイ登場

炭火を置いていない方には、スペアリブからの脂対策、汚れ対策、水分による蒸し焼き等のため、アルミ製のトレイを置きます。

この中にはアップルジュースを入れる。100%のやつ。ビールでもいい。

トレイ登場 炭火のない方に置く

スペアリブを置く

チャコール(豆炭)初めてだったので、燃焼力、燃焼時間、その辺りの経験値がなくて、結果的にはそこがイマイチだったのですが、とりあえず、スペアリブにRub(ラブ)をまぶしてクールゾーンに置きます。

ラブをまぶしたスペアリブを、 網に置いていく

まだまだある 山盛り!

アメリカ製なので、グリルの網、網の目が大きいです。

いつもの感覚で、スーパーで売っている「焼肉用」「バーベキュー用」のお肉など置いたら、

間違いなく、下に落ちます(笑)

日本式バーベキューって、つまり、野外での焼肉なので、焼肉式バーベキューとも呼ばれたりしますが、なんつうか文化の違いというか、狩猟民族と農耕民族の違いというか、こと肉に関しては、アメリカはやり尽くしてますね(笑)

スケールが違う。

よくもまぁ、じぃさん達は、物量も体格も規格もなにもかも大きいそんな相手に戦争したなぁと。

わかってなかったんじゃないかと(笑)

しかし、そんな相手を心肝寒からしめたわけで、日本人には日本人の美徳、文化、立派なものがあるなぁと再認識ですよ。

なめとったんだろうなぁ、小さいやつって(笑)

スペアリブ配置完了

そんなことはどうでもよくて、

Rub(ラブ)をまぶしたスペアリブはこんな感じです。

パプリカで赤いのです

ベーコンも一緒にするの忘れていたので、あとで上にのせました。

肉の上に肉!

肉の上に肉状態

あとは蓋をして(これ大事)じっくりと遠火で焼くだけなので、ここで記念撮影。

ジュンヤパパがiPadで撮影しているところ。

半分できた

iPadで撮影した画像はこれ。

iPadで撮影したやつ

そして蓋を閉めて待つ。

ここから4時間くらい。本当は6時間くらいなはず(笑)

蓋をして待つ

スペアリブは移動させ満遍なく焼く

スペアリブは山盛りなので、30分ごとに蓋を開け、スペアリブをまぜます。

場所を移動させる。

最初の30分目はこんな感じになっていました。

30分後

なんかいい感じ(笑)

ゲンキも来たので、ジュンヤとゲンキは待ち時間ゲームとかしたりする。

また、スペアリブをまぜるタイミングで直火のホットゾーンでビーフとか焼いたりもする。

薄いので直火焼き(笑)

ジュンヤとゲンキ ビーフも焼く

バーベキューソースを作る

さて、

ある程度時間が経ち、今度はバーベキューソース作りに入ります。

ええ、

BBQソースも手作りなんです(笑)

ケチャップとはちみつベースな、甘辛というか、マクドナルドのチキンナゲットを注文すると「バーベキューソースとマスタードソースのどちらになさいますか?」と必ず聞かれるバーベキューソース的味なやつ。

昔、BBQソースって、もっと違った味をイメージしていたのですが、市販品のBBQソースって、どれも似たような味なんですよねぇ。

ケチャップベースだと。

それを作る(笑)

ケチャップ、砂糖、塩、クミン、はちみつ、アップルジュース、りんご酢、チリパウダー、カイエンペッパーとかを適当に配合して作ります。

ケチャップは一本丸々使う 砂糖もたっぷり

画像、けっこう暗くなっている感じしますね。

でも、実際は、そこまで暗くないんですよ(笑)

カメラのせいで、まるで日が落ちたようになってますけど、反対側からゲンキママが撮影した画像を見ると、まだ外は十分明るいです。

実は、まだ明るい

適当な量を配合したにも関わらず、

これがまた、

旨いBBQソースが出来上がったりするわけです。

適当だったので、もう二度と出来ないかも(笑)

このBBQソースは、グリルで温めます。

グリルで温める

スペアリブ完成

そうこうしていると、スペアリブが、なんとなく完成。

出来上がり直前に、温めたBBQソースをスペアリブに塗りたくっています。

どうか味が染み込みますように、と祈りながら(笑)

既に外は暗くなっていました。

なので、

出来上がったスペアリブを撮影したのですが、

イマイチ、美味しそうに撮影できていない(笑)

完成

フラッシュを焚いてみる。

あまり変わらないという・・・。

フラッシュ版

とりあえず、

なんとなく出来上がったので、味見係の少年部に食べて貰います。

ゲンキとジュンヤ。

味見係というか毒味係(笑)

ゲンキ ジュンヤ

味付け的にはOKだと言っていました。ゲンキ。

それが目的だったので、とりあえず目的完遂。

も少し辛くも出来たけれど、子ども達の味覚に合わせたつもり。

食べてみる

みんなで食べます。

アイリの右・・・ 骨をしゃぶるゲンキ

外は暗くなっていました こんな感じで撮影してました

スペアリブって、アメリカンスタイルでBBQすると、普通に8時間とか10時間なレシピ出てきて、そういうじっくりとスロークッキングなのが、本来のアメリカンスタイルのバーベキューらしく、

なるほどなぁと思いました。

カウボーイが、あまり良質でない肉を美味しく柔らかく調理するために発展したBBQでもあり、なので下味用のRubやBBQソースが発達したんだなぁと。

[追記2015.06.01:カウボーイって、牛をつれて移動するので、時間のかかるBBQなんてやってなかったそうです。奴隷解放前な時代に、農場主が奴隷にさせていたのがBBQらしく、奴隷解放後、BBQスキルのあった元奴隷たちがアメリカ南部とかでBBQ屋を始めたとか。結構悲しい歴史なBBQだったりする。]

日本だと、素材自体の味を重要視したりするので、薄切りにし、サッと焼いたり炙ったりして、粗塩なんかちょちょっとして食べますよね。

薬味もあくまでアクセントで。

それはそれ、これはこれ、でいいと思います。

とりあえず、スロークッキングでお肉を調理して食べたので(笑)

あんだけあったスペアリブ、割とすぐになくなって、BBQソースの出来が良かったので、

「これでポテト食べたい」

とか言いだし、面倒なのでマクドナルドでメガポテト買ってくる!

と出かけたゲンキママにアイリママ、帰りは道に迷ったというのは内緒。

おまけに、楽しみしていたメガポテトの量が結構減っていたので、

「減ってるじゃん!」

と突っ込むと、

「おねーちゃんが車の中でガンガン食べてました!」

とアイリ。

おねーちゃんとは、もちろん、ユリナ。

ショウリもいたので、バイトの終わったマサヤは自宅で一人で、パパに電話かけていましたが、井上雄一朗が電話口で、

「マサヤ、今から来いよ」

と無茶なことを言っていたのは内緒(笑)

まったりタイム

最後に工程を動画で見てみる

こんな感じのテストBBQ。

とりあえず、

Rub(ラブ)作り、BBQソース作りなどの映像を見てみる。

すべて適当なので参考にはなりません。

■井上道場式スペアリブ 2013.06.23

温度管理が大事ですわなぁ。

次は、チキンウイングこと手羽先でやってみようと思います。

味付けは二種類でビールに合うやつ。プランは既にある(笑)

参考にしたレシピはダディのやつ

なお、

Weberグリルを使ったBBQの参考にしたのは、BBQ Pit Boysのレシピ動画。

アメリカンなBBQって、調理する専任の人がいて、その人が調理してみんなに振る舞う方式とかだったりします。日本式だと、みんなで焼きつつ食べる式。

この専任の人を「ピットマスター」と呼んだりする。

BBQ Pit Boysは、ピットマスターなボブじいさんと仲間達で、もう豪快に、そして繊細にBBQしまくり。

男なら、ロマンを感じる(笑)

座布団みたいな牛肉を使いますからね。

そして、

そんなBBQ Pit Boysのマウンテンスペアリブを作りたかったのですが、なんか違うものになったこの日のスペアリブ。

でも、

まぁ、

こまけぇことはいいんだよ!

なのがBBQなので、美味しければ、それでOK。

ちなみに、BBQ Pit Boysが作るマウンテンスペアリブはこんな感じです。

■Mountain Spare Ribs recipe by the BBQ Pit Boys

ダディクール!

ってなことで。


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