年末、頂いた豚肩ロースの塊があって、約2kgくらいかと思うのですが、これを、どうしようかと思っていて、厚切りトンカツにしたり、トンテキにしたり、揚げたり焼いたり煮たり、いろいろあるのですが、
せっかくなので、塊のまま調理したく、プルドポーク(Pulled Pork)つうアメリカではポピュラーな(北米とか南米ですかね)調理があるので、それを作ることにしました。
プルドポークってのは、長時間豚肉を焼いてほぐしたやつ。
そんなこんなで、
大晦日バーベキュー時、インフルエンザで無念のキャンセルをしたマコ、緊急の仕事が入って、これまた無念のキャンセルをしたゲンセイパパ、
のスケジュールが合ったので、1月三連休の中日、すなわち、1月11日(日)に自宅バーベキューをやりました。
もともと、
リブアイ・ステーキをひとりで焼いて食べようと思っていたのですが、マコも復活したし、ゲンセイパパも呼んで、キャンセル組のリベンジBBQでもやるか、ってな感じのノリなわけです。
マ、
大晦日バーベキューにヒロトママのおかげで参加できたゲンセイも、
もれなく付いてくるわけで(笑)
おめぇ連続じゃん!
そんなことはどうでもよくて、
なので、
メインはリブアイ・ステーキで、人数も増えたことだし、他になにをやろうかと思案していたこともあり、
「あ、豚肩ロースの塊あったな。プルドポークにしよう!」
となったわけです。
プルドポークは、そのままBBQソースにつけて食べたりもするのですが、もっともポピュラーな食べ方は「サンドイッチ」。
つうわけで、プルドポーク・サンドイッチを作ろうと。
パンにプルドポークとコールスローを挟んでBBQソースかけるだけな簡単なサンドイッチなのですが、
プルドポークって、作るのに時間がかかるのです!
いや~もうですね、
なんせ作るのは初めてなわけで、色々レシピ見たのですが、
普通に、調理時間が9時間、10時間ですよ(笑)
集合時間をお昼過ぎ、午後1時くらいに設定していたので、逆算すると、午前4時には焼き始めなきゃいけないわけで。
参考にしたレシピは、燻し焼き(スモーク)8時間のお肉を休ませるのに1時間な、計9時間のやつ。
それに仕込みもあるわけで、結局10時間くらいかけたプルドポークではあります。
井上道場BBQ倶楽部で最長の調理時間な料理!
出来上がれば、あとは簡単にサンドイッチに出来るんですが。
デ、
1月10日(土)の夜に、コールスローを作り(味はケンタッキーフライドチキンのコールスロー風)、プルドポーク用の豚肩ロースに下味をつけるため、ドライラブを作成し、お肉にまぶし、冷蔵庫で寝かせました。
そうそう、
プルドポークで使う豚肩ロースはこれです。
まぁ、約2kgくらいなんで、小さいですね。
参考にしたレシピとかで使っていたやつは、これの倍以上あって、骨とかもついてるやつなので、それを見ていたので、
小さいよな、と(笑)
ドライラブは、今回はこういうスパイス類で作っています。
2 Tbls Dark Brown Sugar
2 Tbls Sweet Paprika
1 Tsp Cumin
1 Tsp Garlic
1 Tsp Freshly Ground Pepper
1 Tsp Sea Salt
1/2 Tsp Ground Mustard
1/8 Tsp Celery Seed
1/2 Tsp Ancho Chili Powder
上から、ブラウンシュガー、パプリカ、クミン、ガーリック、ペッパー、塩、マスタード、セロリシード、チリパウダー。全部粉末です。ドライだけに。
ダークブラウンシュガーはないけれど、ブラウンシュガーはあるので、それを使い、スウィートパプリカはないけれど、パプリカパウダーはあるので、それを使い、マスタードパウダーもあるし、クミンパウダーもあるし、セロリシードもあるし、チリパウダーもあるし、だいたい、この構成でドライラブ出来ました。
先頭にある「Tbls」や「Tsp」は、テーブルスプーンとティースプーンの略で、日本風にいうと「大さじ」「小さじ」な量の単位です。
まぁ、適当にやりました(笑)
これらのスパイスを混ぜ、ドライラブを作り、豚肩ロースに塗りまくるわけです。
そして、焼き始めるまで冷蔵庫で寝かせました。
午前3時に起きて、午前4時には焼き始める予定でしたが、寝過して、焼き始めたのは午前5時を過ぎていました。
まいったなぁ。
まだ真っ暗だったですねぇ。
上の画像では、まだスモークウッドが入っていませんが、これにスモークウッドを入れて、煙モクモクでスモークです。
基本、このまま8時間(笑)
途中、お肉の向きを変えたり、炭(チャコール)を追加したり、スモークウッドを追加したりしてます。
焼き始めて8時間何もしないわけじゃないから困る(笑)
ほんで、
8時間後がこれです。
黒いのは焦げじゃないですよ。スモークしているからこうなっているのです。
スモーク料理作ったことある人ならわかるはず。
アルミホイルに包んでいるのはジャガイモです。
じゃがバター用。
既に午後1時過ぎだったので、ゲンセイやマコらも来ていたので、ゲンセイは焼きあがった豚肉と一緒に記念撮影。
これからアルミホイルに包んでお肉を1時間休ませます。
その間、他のことをやっていたのですが、それは割愛。
もう一度書いておきますが、黒いのは焦げじゃない(笑)
そして、1時間後。
まだ温かい豚肉を取りだし、フォークでほぐしていきます。
湯気がホアッと上がるわけで、ドライラブで下味つけているので、辺りはいい香りなわけです。
フォークでほぐす係は、ゲンセイとマコ。
お肉の繊維に沿ってほぐしていくわけですが、なかなか上手くいかなかったり。
そんな、
ゲンセイとマコの作業を見てみる。
叫んでいるのはカイセイ(笑)
この、ほぐしたお肉に、燻し焼きした時に出たドリップ(グリルの受け皿に溜まっていたやつ)とBBQソースをかけ、混ぜ混ぜしてプルドポーク完成です。
今回は、BBQソースは自作せず、市販品を使いました。
タケマサパパの中国土産なBBQソース!
プルドポークには、甘めのBBQソースを使うそうですが、タケパパお土産のBBQソースは甘めタイプだったのでバッチリでした。
FELIXというオーストリアかなんかのメーカーのスイートアンドスモーキーってやつ。
完成したプルドポークがこれ。
これがプルドポーク。
奥では、マコがコールスローをボウルから皿に移し中です。
サンドイッチ用のパンは、どんなやつにしようか悩みましたが、プルドポークがどんなもんか分からなかったので、パンだけは旨いやつにしようと、フゥーディーワンから「ドゥリーブル」と「バタール」を買ってきました。
焼きたてを買ってきた(笑)
バタールは、バケットの小さいやつ。割と有名なフランスパン。
ドゥリーブルは、長太いバケットと思って下さい。太くてデカいフランスパン。
ドゥリーブルをスライスして、サンドイッチ用のパンにして、バタールは一本丸々使いました。
バタールの横から切って、そこにプルドポークを詰める。
少なめに詰めています(笑)
プルドポークの上にコールスローを載せ、さらにその上からBBQソースをたらします。
バタール一本のプルドポーク・サンドイッチ完成!
バタールって、長さ40センチくらいありますが、どれくらいの長さかというと、
マコに持ってもらいました。
これくらいです(笑)
せっかくなので、
「マコ、ガブリとやっている様に口開けろよ」
と言うと、控えめに口を開けるマコ(笑)
そんな中、
そのマコの横で、大きく口を開けていたのがゲンセイです。
ちょ!
口の中に、食べかけのプルドポーク・サンドイッチ入ってるじゃねぇか!
なお、
ドゥリーブルをスライスしたプルドポーク・サンドイッチは、ゲンセイが手に持っているサイズです。
マコが持っているバタール一本のやつは、わたしが40分くらいかけて全部食べました。
超満腹になりました(笑)
初めて食べましたが、旨かったですよ。
他の人は、ドゥリーブルをスライスしたサイズのやつを食べています。
パンがめちゃくちゃ美味しいわけで。
と、
まぁ、
こんな感じのプルドポーク・サンドイッチ作りでした。
この日は、リブアイ・ステーキ焼いたりスペアリブのコーラ煮も作っているのですが、
それは次回の講釈で!
まだまだ、肉ネタは続くのであります(笑)
ってなことで。