今日から12月です。師走です。今年も1ヶ月切りました。はやいですねぇ~。
毎週二回、松橋まで行くのですが、高速や下の道から見る山々は鮮やかに色づき、銀杏は絵の具を塗ったばかりのような黄色に輝き、風に舞う落ち葉と枝だけになった樹木を見つつ、「さみぃ~」と言いながら窓を閉めたりする。
そんなこんなで、前記事の続きで11月28日水曜日のお話になります。武蔵ヶ丘道場編。
11月いっぱいは、水曜日の武蔵ヶ丘道場の練習は戸島教室での振替練習なので、この日が最後の戸島教室での武蔵ヶ丘道場振替練習日でした。
最後って、今年最後って意味で。また何かあったりしたら振替るわけで。
戸島教室練習後、武蔵ヶ丘道場練習が始まります。
センターはケイゴで準備運動から。
準備運動が終わると、ケイゴの号令で基礎練習開始です。
まずは手技(しゅぎ)から。
それが終わると、足技(そくぎ)の前にストレッチを行います。
このストレッチは、タクミがセンターでやります。
そして、再びケイゴがセンターに戻り足技の基礎練習です。
前記事にも書いている通り、戸島教室から残って武蔵ヶ丘道場の練習に参加しているのは、
ヒカル、ヒロト、ジュンヤ、タクミ2号です。
ジュンヤは武蔵ヶ丘道場所属で、戸島教室から参加している、というのが表現的に正しいです。
でも、ジュンヤの小学校は戸島教室の隣りという(笑)
デ、
内廻し蹴りの時、最年少のタクミ2号とコジローの動きをチェックしていました。
比較すると、結構面白いです(笑)
左がタクミ2号で右がコジローです。
コジローのやつは、別に蹴り終わりじゃないです(笑)
これが、コジロー的最到達点。
って!
コジローもっと足あがるじゃん!
なお、
タクミ2号は、「ぐいん!」と高く足を上げて内廻し蹴りやっていますが、
井上雄一朗に、
「タクミ2号!ちゃんとやらんか!」
と一喝された直後というのは内緒ではありません(笑)
ちょ!
タクミ2号最初からやれ!
ということもありつつ、練習はすすんでいきます。
基礎練習後は、サポーターをつけての対人練習でした。
ディフェンスとオフェンスの練習、すなわち、受け返し練習になります。
対人練習な受け返しをみっちりむっちりとやり、小休止になります。
小休止後、同じくらいのスキルや体格のもの同士に分かれます。
組手練習になります。
小さい子から並んでいくのですが、コジローがよくわからないのでボォーっとしていたのですが、
井上道場「お世話係」担当のヒカルが、コジローを定位置まで誘導してました。
わたし、審判やるので、デジカメを窓の位置に置いていたのですが、この置いたところの目の前がコジローの定位置です。
なので、
コジローはデジカメに向かってくるように見えます。
実際カメラ目線だし(笑)
この、「コジローをお世話するヒカル」と「デジカメに向かってくるコジロー」をよく覚えておいて下さい。
ええ、
あとで状況は変わるけど同じ展開になりますから。
そして、
組手練習開始です。
試合形式でやります。判定もとります。
デジカメの目の前にコジローがいるので、いくら小さいとはいえ、映り混むわけです。
頭とか(笑)
判定もとっているのですが、
判定するたびに、
なぜか、
コジローも判定する。
おめぇ関係ないっつうの(笑)
そんなこともありながら組手練習はすすみますが、
前回の組手ネタでも書いたと思いますが、ジュンヤはスキル差も体格差も学年差もあるリュウノスケ2号とやる時、なかなか圧をかけられないし、技で押し込むことができません。
これはなにが理由だろう?
つうのをわかりやすく説明するために、ちょいと映像を分析したので説明します。
ほぼ、
つうか、
全部ジュンヤへのダメだしという(笑)
この日もジュンヤはリュウノスケ2号と組手練習やりましたが、途中何度も突きの連打を出しましたが、リュウノスケは微動だにしません。
嫌がってはいますが、連打に押し込まれることもなく、逆に返すわけで(笑)
理由は単純明快です。
ジュンヤは「足が揃う」から。
ええ、
両足が揃った状態で突き連打をするジュンヤで、これ、やってみるとわかりますが、両足を揃えて、幅は肩幅でもそれよりも広くでもいいですが、両手を前に交互に突きだしてください。
下半身が踏ん張れず、腕だけで両手を交互に突き出すことしか出来ません。
これを「手打ち」といいます。
目やノドを指などで攻撃することが許される状況なら、こういう立ち方(スタンス)で腕だけ使って技を出しても有効ですが、そんな状況は、上段突きがOKなルール(ボクシングやキックなど)でもNGなことを考えると、
「足が揃う」立ち方で突き技を出しているジュンヤは、まず立ち方が悪いとなります。
分かり易いように、ジュンヤの足のラインを赤線で示しています。
これに対し、まだスキルのないリュウノスケ2号ですが、右足なり左足を下げ、つまり前後に足を開いてジュンヤに相対します。
イメージ的には、線でいうと、足の揃ったジュンヤの線に対し垂直なラインを作り、リュウノスケ2号はヒザを曲げ腰を落とすので下半身に踏ん張りができ、ジュンヤの圧を受け止めるわけです。
突きの連打がきても、ジュンヤは足が揃っているので威力がなく、リュウノスケ2号は余裕で凌げるという(笑)
リュウノスケ2号の足のラインは青線で示しています。
なおかつ、
リュウノスケ2号がジュンヤを攻めるとき、突き技時ですが、ちゃんと足をすすめながら突きを出しています。
基本、足を揃えて攻撃しないわけで、攻め込んでいたはずのジュンヤは、押し返されます。
リュウノスケ2号が後ろ足を前に出しつつ突きを出しているからです。
わかりやすいように、背景の鏡の右端に黄線をひきました。
ジュンヤもこのままではマズイ、と思ったのか、足を前に出しつつ反撃します。
すると、ジュンヤも前に出てるわけで、かつリュウノスケ2号に圧をかけることができるわけで。
でも、基本ジュンヤのスタンスは「足を揃える」状態になるので、前後に足を開いているリュウノスケ2号を押し切ることはできません。
足が揃う、足が出ない、のは何故なのか?
という話になります。
ジュンヤ的に。
ジュンヤとリュウノスケ2号が構えている最初の画像を思い出してください。
あれに答えはあります。
組手前に審判が「構えて!」と言い、その後「始め!」の合図をしますが、この「構えて!」の時に構えるファイティングポーズが、基本的に自分が一番楽な、一番動きやすい構えになります。
この時のジュンヤの構えに理由があるわけです。
わかりやすいように、ジュンヤの軸とリュウノスケ2号の軸を線で示していますが、ジュンヤ、後ろ足に体重が乗り、体の後方に軸が出来ています。
リュウノスケ2号は両足に体重をかけ、中心に軸を作っています。心持ち前に軸がある。
まず、
後ろ足に重心があり軸を作る構えは、これは基本的に「受け」の構えです。攻撃的に見ると、「前足」での蹴りを得意とする選手が多用します。
開始直前なので相手と間合いがあり、これからお互い攻防できる間合いまで近づくわけで、ジュンヤの場合、ここから一旦重心移動をして前に出なきゃいけない。
一方リュウノスケ2号は、そのままするすると前に出れる。
攻撃の面を考えると、ジュンヤはここから動かず、出てきたリュウノスケ2号に「前足」でスイスイと蹴りを出し、牽制したり、次の技への繋ぎとしたり、
するスキルも技術もない(笑)
タイシがそういう技が得意なので、タイシは後ろ足に軸を作りますが、タイシは軸がしっかりしていて、「前足」を上げたまま上体をキープできるし動けるわけで、
つまり、タイシには、そういうスキルも技術もあり構え的には問題ないのですが、
ジュンヤには、ない(笑)
ちなみに、
タイシとジュンヤもやっているので、その構えた時点を見てみる。
後ろ足に重心があり、軸を作っているので、相手が「前足」を気にせず攻めてきたらどうしようもないってデメリットありますが、そのため、タイシは体の大きなヒロトとやると一方的に下がるわけですが、構えや立ち方にはそれぞれ目的があるので、間違えちゃうと、自分がエライ目にあうわけです(笑)
ジュンヤが右ローを素早く蹴れないのは、前足に軸を作っていないから。
突きに威力がないのは、両足が揃うから。
突き技の時は、前に重心をかけ、軸を作る。
全体重を乗せた突きを出そうと思えば、前に出ている方の足と同じ手で突く場合(いわゆる「追い突き」の状態。ストレートジャブ)、前に出ている足は浮くからね。
前に出ている方の足と逆の手で突く場合(いわゆる「逆突き」の状態。ストレート)、後ろ足浮くからね。
これを実際やっているのがヒカルです。
彼は体が小さいので、自分なりに全力で技を出そうとすると自然にそうなるわけです。
だからヒカルの突き(パンチ)は効く。
ケイゴと同じです。
同じ左手ですが、右の画像はサウスポーからのストレートなので左です。
ヒカルは思いっきり突く時には、スピードも意識しているので、追い突きでは前足が浮き、逆突きの時は後ろ足が浮く。
強烈なパンチだよなぁ、この突き方だと。
腕もちゃんと伸びてるし。
ジョルトブローを打つ井上道場二人目の少年部だわなぁ。
一人目はケイゴ。
ヒカルは上段突きありルールでも、それなりに対応できるよ。
欠点は、突いたあと、隙だらけになるってことだけど(笑)
それは「戻し」と「コンビネーション」を意識すればどうとでもなる問題だから。
つまり、練習次第(笑)
話を戻して、
では、足が揃う、足が前にでない、を克服するにはどうすればいいのか?
つう話になります。
ジュンヤ的に。
練習だけだよ~。
なんですが、それだと身も蓋もない(笑)
ジュンヤ、この立ち方になっているのには理由があるの。
基本練習、移動練習でいつも注意されていることが、この立ち方に出ているの。
つまり、そこを自分で意識して直さない限り、どうにもならない(笑)
基本練習、移動練習は組手に繋がる練習だから、注意されたことを疎かにしていると、ミットを多く蹴ったりスパーリングを多くやったとしても、スキルは上がらないのよ。
なぜならば、
相手は、そういうところを疎かにせず、その上でミットを多く蹴ったりスパーリングを多くやったりしているからサ。
マ、
頑張ろう。
とりあえず、三月末までを目標だな。
ほんで、
この日の組手練習ではこういうこともありました。
タクミ2号とコジローがやった時。
二人とも慣れてきて、だんだんと形になってきているというか、数ヶ月前に比べ随分と成長しました。
途中、
タクミ2号の右のストレートとコジローの左ストレートが交差しました。
ボクシング漫画的にいうと、クロスカウンター状態(笑)
とはいえ、お互い年中さんで非力です。
タクミ2号の右手がコジローの左手の上になり、交差したため、タクミ2号の右手の軌道が変わりました。
その変わった先にコジローの顔。
チョコンと、
ええ、
チョコンとタクミ2号の右手がコジローの顔に触れました。
触れたくらい。
デ、
コジロー号泣です(笑)
いけるかな?
とコジローを見ましたが、号泣中。
ダメだったので、戦意喪失としてタクミ2号の一本勝ちを宣告しました。
タクミ2号はポカンとしてた。
そして定位置に戻るコジロー。
そうです、
デジカメに向かって戻ってきます。
泣きっ面で。
しばらくすると、そこにヒカルが様子を見に来ます。
お世話係ヒカルですが、妹のいる兄でもあるので、下の子の扱いは抜群に慣れているヒカルだったりします。
あ、でもヒロトもユリという妹いるなぁ、全然下の子たちには冷たいけど(笑)
ヒカル、このあとずっとコジローの側にいてあげていました。
このあと、イッタとヒロトの組手練習だったのですが、
その間、ひたすら号泣なコジローで、
デジカメの映像はイッタとヒロトなんだけど、音声はコジローの泣き声という(笑)
なお、
昨日金曜日の練習では、コジローはナツキと組手練習を行い、ナツキは年長さんなのですが、コジローがこの日の汚名返上と攻めまくり勝っています。
いい動きだったんですよ。二日で成長した(笑)
という水曜日の武蔵ヶ丘道場なのですが、
組手練習最後はヒカルとジュンヤで、ジュンヤはこうなりました。
そんな、
水曜日の武蔵ヶ丘道場練習を見てみる。
昨日金曜日も面白かったのですが、いつ投稿するか不明(笑)
ってなことで。