ハリウッドスター、エムに翻弄される!の巻

エムの上達ぶり4月20日(火)はダイヤの誕生日でケイゴの誕生日前日、という誕生日ネタは既に記事にしていて、その日、メインイベンターであるダイヤよりも俄然注目されたのが、わたしとあなたのエムこと、イニシャルはMではなくEなエム。

ダイヤ誕生日記事に、この日の練習で受け返しやライトスパーなどを行って、エムの上達ぶりに唸ったと書いていますが、そんなエムのテクニックの数々を分析し、エムに翻弄されるハリウッドスターを見てみたいと思います。

エムすごいなぁ。

受け返しとは、受け手と攻め手(デフェンスとオフェンス)に分かれて、限定した技やフリーで攻防を行い、間合いやタイミングなどの相手がいないと習得できない技術のための対人練習ですが、上級者と下級者に分かれて行うと、上級者がうまくコントロールしてくれるので下級者にとっては、とてもいい練習になります。

この日は黒帯、茶帯が多かったので、上級者(黒帯や茶帯等)と下級者に分かれて行ったのですが、そういう意味ではハリウッドスターやみおちゃんが上級者でエムが下級者。

エム、ハリウッドスターのオフェンスを完封してました(笑)

全部ディフェンスしていたという意味です。ガチガチにやる練習ではないので、全部デフェンスできればそれにこしたことはないのですが、頭で考えると身体が動くまでタイムラグあるので(コンマ数秒レベル)、どうしても何発かはもらってしまいます。

それを完封していて、なんか笑えました。

どっちが上級者だよ!

エムがオフェンスの時もスパスパ当てていて、エムの左は見えないので有名なのですが、なんか力を抜いた状態での動きだと、エム絶好調だなぁと。

ハリウッドスターとエム みおちゃんとエム

エムの見えない左は、ユウスケにも当たるし私ももらっちゃいます。膝が出てからの動きが尋常じゃないくらい速いということはわかっていたので、上体の動きで判断しようと思うのですがエムは無駄な動きが嫌いなのでノーモーションです(笑)

無駄な動きが嫌いって、シャープな動きを常に心がけているという意味ではなく、疲れるのが嫌だから。そういうエムです(笑)

この日の練習後、練習動画を見ていて、エムは「スライダー」だなと実感しました。超高等技術をなにげに使ってました。自覚してないはず。疲れるのが嫌なのを極めると「スライダー」になるんだなぁと爆笑です。

オーソドックスに構えて、前足は左足なので、その左足で蹴る場合(アウトローなど)、そのままでは間合いの関係から蹴りが届かないので、突きを出したりしてコンビネーションで蹴りを出したり、奥足である右足を送り足で進め、自分の間合いを詰めて蹴りを出すのがセオリーだったりしますが、エムの場合、右足をスライドさせます。

送り足ではなくスライドさせるのでもの凄く速いです。一瞬の動作です。

さらに、エムは軸足になる右足はそのままで、腰自体をスライドさせます。これビックリしました。腰をスライドさせて間合いを詰めていました。自分の重心をコントロールできて、かつ柔らかい腰をもっていないと出来ない技術で、エムは普通にこれやっていて爆笑です。軸足をスライドさせるのは外国人がよくやりますが、腰もスライドさせるのはあまり見たことありません。

この二種類のスライダーをエムは使い分けていました。

受け手からすれば、同じ蹴りでも二種類の動作で蹴り分けられているわけで、その動きプラス膝先の異常に速いスナップを使うので、そりゃ見えるわけねぇな、と(笑)

目の錯覚まで利用した一種のトリックになるのですが、エム、なんでこれができるんだろう?

不思議です(笑)

エムを初めて見た白帯の超下手くそな頃から、重心、軸だけは異常にしっかりしていたので、エムがこの技術を持っていることについては、よく考えると不思議でもなんでもない。

と、専門的なことを言葉で書いてもわかる人にしか理解できないので、ハリウッドスターとライトスパーした時の画像を使ってみます。

エムのスライダーではなく、反応の速さと軸の安定感がよくわかる画像。

一連の流れです。

ハリウッドスターの右ローをヒットポイントをずらして受ける 相手の蹴り足が戻る前に返しの左を蹴り出す

①ハリウッドスターの右ローを自分の左足の向きを変えヒットポイントをずらす(カットが間に合わないため)、同時に右の突きを出し相手の勢いを殺しています。セオリー通り。

②右手を引くのと同時に腰を時計回りに回転させ左アウトローの体勢にもっていきます。ハリウッドスターの蹴り足(右足)はまだ戻っていません。

相手の蹴り足が床に着く前にエムの蹴り当たる直前 相手がカットしようとしても間に合わずヒット

③左手でガードしたまま左を蹴り出しています。この状態ではハリウッドスターはカウンターが打てません。なおかつ、右手はいつでも下突きが出来る状態になっているエム。膝先がここまで出ていて、蹴り足は折りたたんだままでタメが効いています。ハリウッドスターの蹴り足はまだ着地していません。

④重力を利用した落とすローがヒット。ハリウッドスターは蹴りに反応していますが、中途半端なカットになり被弾。この場合は踏ん張って受けるのがセオリーですが、エムの膝先からの速いローなのでこうなってしまいます。

相手は返しの左の動作に入る。エムはそれを見ている 重心を前にかけてヒットポイントをずらしにかかる

⑤ハリウッドスター、被弾した右足を下ろし、返しの左の蹴りの体勢になります。エムの蹴り足はまだ着地していません。ですが、ハリウッドスターの動きを完全に見ていて、次は左がくることがわかっています。

⑥エム、重心をハリウッドスターに向けヒットポイントをずらしにいきます。この時点で左ローなのか左ミドルなのかはわかりません。そして、重心を前にむけるために左足を踏み込む体勢になっていますが、これはハリウッドスターの左の蹴りに対するカウンターの突きを出すための予備動作です。先の先まで考えた動きにわろた。

相手の左ミドルを殺しカウンターを狙うエム 相手の身体が開いたところに左ショートのカウンターヒット

⑦ハリウッドスターは左ミドルを出しますが、エムは右肘ブロックと身体を前に出してのヒットポイントずらしで防いでいます。かつ、左のカウンターの体勢に完全になっていて、左足は空中です。左ローだった場合のカットです。

⑧エム、左足着地と同時に左ショートを左ミドルで身体の開いたハリウッドスターに出します。ハリウッドスター被弾。完全に後の先をとられているハリウッドスター。エムの動きは「追い突き」の応用ですよ。蹴り足がまだ空中にある片足状態なハリウッドスターへの突きのカウンターですから、もう完全なエムの返し(笑)

この間、数秒足らずです(笑)

なんというエムの軸の安定感!どっちが上級者かわからない動きに、この映像を見ていた井上雄一朗も爆笑です。唸っていました。すごいなぁエムって。

あと、エムは疲れるのが嫌、痛いことが嫌なので無駄打ち無駄蹴りはしません。少年部は臑サポーターを装着してのスパーリングや組手になるので、手数足数をよく出します。これはカットなどによる自爆が少ないから。

一般部は生足での攻防になるので、そんなことをやっていたらすぐに足を痛めてしまって、試合などでは、その試合には勝つかもしれませんが次の試合では何もできないっつうことがあり、無駄蹴りをすることはまずありません。

これは臑サポーター装着による弊害というか、そういうスタイルなわけで、少年部から一般部にスタイルが変わって困るところでもあります。

エムは違う(笑)

相手がカット、またはカットの体勢になって「当たらない」と判断すると蹴りの途中でも蹴ることをやめます。そして次のタイミングで蹴ります。ハリウッドスターは一般部なのですが女子部なので相手がカットの体勢になっていても問答無用で蹴りにいきます(笑)

そんなエムの「当たらない」と判断して一端やめ、次のタイミングでクイックで蹴る右ロー。

相手の動きを見るエム 右ローを出しますが相手が反応してカット体勢

蹴り足を戻し蹴るのをやめます 相手が最初のカット体勢から足を戻す瞬間を狙ってクイックで右ロー

相手の左足が空中にある状態で蹴り込むエム ヒット

最初の右ローに反応したハリウッドスターに対し蹴りをやめ、次のタイミングでカットした足が着地する前にクイックで右ローを出すエム。ハリウッドスターのカットで上げた左足が着地する前にヒットしています。

ハリウッドスターは、このあと、サウスポーの構えになったエムに対し、右ローの返しを入れるのですが、そんなことはエムは百も承知なので腰を入れヒットポイントをずらし右の突きを出しハリウッドスターの右ローを無効化させ、続けて左アウトローをヒットさせます。

ハリウッドスターの反撃、すべて読まれています。これまた後の先でハリウッドスターを翻弄するエム。

完璧じゃん(笑)

左ストレートから右ローを狙うハリウッドスター。エムは動き読んでいます。 右ローを出すハリウッドスター

カウンターの右突きを出すエム そのまま左アウトローへ

これまた数秒の攻防です。これは二週目で、エムと相対したハリウッドスター、最初のライトスパーでエムに翻弄されたので、ライトスパーなのにけっこう強めにいきます(笑)

エムもラウンド重ねているので「疲れないようにする作戦」全開です。

エムの「無駄なことは嫌い」は徹底していて、動くと疲れるので動きません(笑)

二度目のハリウッドスターとの時も、ハリウッドスターの右下突き(けっこう強め)を受けることもなく捌くこともなく、腰を切って流していました(笑)

ハリウッドスター空振りです。

インファイト、ショートレンジの間合いで空振りさせますからね、エムすごいよ。

どんだけ疲れるの嫌なんだよ(笑)

ハリウッドスターのテイクバックしての右下突き みぞおちにヒット・・・と思いきや

腰を切り流すエム(笑)ハリウッドスター空振り 返しの左ショートはブロックするエム

腰を切るのと同時に右足を引いています。「流水」の動きじゃねぇかよ!エム!

そりゃハリウッドスター空振りするっつう話。左ショートの返しも右手でブロックしているエムで、これはもう完全に黒帯の動きと井上雄一朗と爆笑しました(笑)

画像と言葉で説明すると長くなりますが、実際の動きを見ると一瞬の攻防です。動画を貼り付けますが、すぐ終わります。なので、よくわからないと思います(笑)

こういうスピード(少年部はもっとはやい)なので、審判は動体視力がないとダメで、過去記事にも書いていますが、主審は定年制とかないとミスジャッジが多くなるよなぁと思うところでもあります。

■エムとハリウッドスター

■携帯電話から見る場合は、ここをクリック

と、まぁ、あまりのエムの高テクニックさに爆笑しつつ練習映像を見ていた井上雄一朗と私なのですが、どういう状況で見ていたかというと、ゴウセイにお土産でもらった「博多だるまラーメン」を食べながら見ていました。

そして、そんな「博多だるまラーメン」のお話は次回以降の講釈で。

博多だるまラーメンを食べる

あ、絶賛ばかりなエムですが、これは一部分についてだけです(笑)

それ以外の、闘争心であるとか向上心であるとか、やる気だとかガッツだとか、そういうのはエムは基本的に生まれながらに持ち合わせていません(笑)

なので、これからです。これだけいいもの(センス)を生まれながらに持っているのだから、原石は磨いてこそダイヤモンドになるので(代継橋道場のダイヤではありません)、頑張っていこうエム。

ユウスケの真面目さ、ダイヤのガッツ、エムの軸、が三位一体ならベストでしょうけど、神様はなんでもかんでも与えてはくれませんねぇ。

実はダイヤの練習映像にもテクニカルな部分で輝く部分があり、すごいなぁダイヤとなったところたくさんなのですが、誕生日ネタで扱ったので、ダイヤはやはりネタとして扱わないとなぁとテクニカルなことはエムでやりました(笑)

そして、そんな練習映像を見ていた井上雄一朗と私の結論は、

ハリウッドスターをなんとかせんといかん!

だったということは内緒にしておいてください。


ハリウッドスター、エムに翻弄される!の巻” へのコメントが 3 点あります

  1. 西山からコメント来てましたねw
    いや写真撮らせてとか言ってきた
    んですけど?
    好き嫌いハッキリしすぎてますね∑

    送別会楽しみしてますね(笑)

    マック遊びきてください★

    また遊び行きます($・・)/~~~

  2. あ、りな。
    今日マサト練習にきてたよ。

    あ、マサトだ!ってなった。あは。

    井上が「火曜日りな来たよ」と言っていた。

    マックには行こうと思う。
    でも、あのりなの説明ではどこの店舗か不安(笑)

    頑張って探していってみる。

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