連蹴りは難しい!の巻

ミットで蹴りの練習2月23日は水曜日。戸島教室と武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小学校体育館)の練習日です。

この日は、それどほ寒くなく、春を感じさせる暖かさで、とても練習しやすい気候でした。それでも練習後の汗をかいた状態で油断していると風邪とか引くので、そういう意味では完全防寒する寒い方がいいのかな、と思ったり。

そんな水曜日だったのですが、ミットを使った蹴りの練習をやりました。

基本稽古や移動稽古で対象物を仮想して技を出すのが基礎なら、実際に対象物に技を出すのは応用になります。

組手だと相手がいて、それも動いているわけで、動いているものに正確に技を出すというのは、とても難しい行為です。

なので、基礎から応用というように練習体系があり、ミット練習は、そんな応用練習でよく行われる練習です。

応用にも応用の基礎から段階別に練習内容は体系づけられていて、戸島教室だと、動かない対象物(キックミット)に号令に合わせ、一本一本正確に蹴るという応用だけれども最も基礎的な練習を行いました。

白帯が中心な道場なので。

上段、中段、下段。横文字でいうと、ハイ、ミドル、ローになるのですが、それぞれ正確に蹴る、蹴り込む練習を行うのですが、

「右の下段廻し蹴り」

と言っているにもかかわらず、こんな状態だったりします。

右の下段廻し蹴りを蹴るんですが・・・

コウキとカイトの、ある意味戸島教室最強のペアがこの有様で、最強とは強さのことではなく、ここではご想像の通り別の意味(笑)

小二と小三で、もう少しすれば、小三と小四なコウキとカイトだったりします。

頼むよ!

他のペアとのミットの位置をご確認ください(笑)

カイトがやっと気づく

もうみんなの視線がコウキとカイトのペアに集中です(笑)

頼むよ!

マ、でも蹴り出すと、コウキは体をぶつけるようにしっかりと蹴るので、持ち手のカイトが吹っ飛びます。そこは一生懸命やるからOK。

あとは、ノーガードの癖を無くす。

頑張ろう!

そんなコウキとカイトのペアの奥では、戸島教室では直近入門者であるマミに、井上雄一朗がハイキックのフィニッシュポジションを教えていました。

ハイキックのフィニッシュポジションを教える

新体操とバレエで培った柔軟性があるマミなので、フォームを覚えると、戸島教室の誰もディフェンスできないハイキック蹴れるようになるはず。

コウキ!ガードの練習だ!

単発でのミット練習のあと、それよりも、もう少し高度な蹴りの練習を行いました。

連続して蹴る「連蹴り」です。

中段以上だと、まだバランスの問題があるので、一番無難な下段廻し蹴りでの連蹴りです。

連続して蹴るので、単発で蹴る場合とフォームが若干異なります。

そして、スピードが命なわけで、早く蹴るという動作は、これまたしっかりとした蹴りを蹴り込むフォームと若干異なるわけで、そういう意味で単発より高度な練習なわけです。

スピードがないと、「連続して蹴る」というよりも「単発の蹴りを二度やる」風になり、連続して蹴るフォーム(言い換えればコツ)を使わないと、やはり白帯レベルだと、とても難しいです。

「軸」という概念が必要で、軸がぶれないように体を制御して蹴るわけで、少年部、それも低学年に「概念」って言葉自体意味不明(笑)

言葉の説明の難しさというのは、こういう時に感じますネ。

そんな中、普通に連蹴りできる道場生もいます。

ヒカルは普通にやってました。

ヒカル

「頭がでかいからかな?」とか言っていましたが、運動神経の塊なので、コツ自体は自分で自分の体の使い方がよくわかっているので理解したみたいです。

ちなみに、

ヒカルのお父さんもお母さんもスポーツマン!

お父さんなんて、昨夏のキャンプの時、あのキャンプ場まで熊本市からチャリンコで来られました。

もちろん競技用の自転車で、車輪とか指一本くらいの細さ。

確か、トライアスロンかなんかに出場したりしていたはず。

お母さんも、フルマラソン経験者だったりして、どちらの遺伝子を受けていてもスポーツに染まる(笑)

なにげに、見た目以上にヒカルの妹のサクラは運動神経発達していたり。

でも、

空手の面白いところは、そういう先天的な運動神経とかあまり関係ないところです。

練習すればした分、身に付き、技術や運動神経、体力が向上します。

ユウスケなんて、いまでこそ中学に入り陸上部でガンガン走ってアスリート体型ですが、彼は基本的に運動神経ないですから(笑)

どんくさいのがユウスケ(笑)

それを「努力」して「練習」して、今のユウスケにした。

ダイヤだってそうです。

なので、先天的な運動神経なんて空手を行う上で、あまり意味はないです。ないよりあった方がいいレベルですが、どの道、練習した人には追いつかれちゃいます。

「運動神経ある人が努力して練習したらどうなるんだ?」

って話ですが、そりゃ怪物が生まれます(笑)

そういう人が「天才」とか呼ばれます。

でも面白いもので、運動神経のある、つまり才能のある人ほど、地道な努力や練習には慣れておらず、途中で挫折したりして、そういう例をこれまで多数見てきているので、結局、最後は続けたものが勝ちます。

継続はチカラなり。

ってのは、つまり、そういう意味なのです。はい。

そんなことはどうでもよくて、

連蹴りの話に戻して、

単発な蹴りを二度やっている状態に「なぜ」なるのか?

それを解消し、素早く連蹴りするには「どうすれば」よいのか?

というのを、井上雄一朗が言葉プラス体を使って説明します。

悪い例1 悪い例2

上の画像は、悪い例として、蹴りを出し、蹴り足を後方に戻す、そして再び蹴るわけで、そうすると、「単発の蹴りを二度だす」わけで、だから遅くなると説明。

蹴ったら、 蹴り足を前に置く

その位置から蹴る 上体も使う

上の画像では、蹴ったら蹴り足を前に置き、その位置から二発目以降の蹴りを出すと説明中。ついでに、上体を使って体をねじるように全身のバネを使ってスピードをつけると説明中。

少年部、メインは低学年の白帯に対する説明なので、これで十分です。

そんな井上雄一朗の説明を聞き、コウキの目がきらーん!と輝きました。

コウキ理解する

「おおう!コウキ理解したかぁ」

説明後に再び連蹴りです。

蹴り足後ろのまま(笑)

ちょ!

コウキ!

蹴り足後ろに引いたままかよ!

変わってねぇ(笑)

でも、

二ラウンド目か三ラウンド目には、ちゃんと説明通り、蹴り足を前に戻し、そこからクイックで蹴っていました。

ふぅ~。

クイックで蹴る

あ、あと、コウキの相方のカイトですが、ミットを持っている途中で例のやつやってました。

ほじほじ

定番なカイトのほじほじ(笑)

でも、上手い具合に、そのあとで鼻をこすり誤魔化しているですが、私は一部始終を見ていました。

うまく誤魔化す

そんなミット練習をむっちり行い、最後に補強運動をやって戸島教室の練習終了です。

武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小学校体育館)に向かいます。

ここでも、ミット練習行いました。

私は一般部のマエダくんとペアになって、マエダくんの蹴りを受けていたのでミット練習中のことは割愛。

最後に補強です。

もちろん、腕立て伏せ(笑)

補強の腕立て伏せ

ケイゴは頬を真っ赤にして腕立て伏せしていましたが、タクミは、なんか緊張感のない顔でやってました。

ケイゴ タクミ

この日は、回数ではなく時間(試合時間)で腕立て伏せをやったので、結構深い腕立て伏せをやっていた人は相当効いたはず。

1分30秒。つまり90秒なんですが、シンノスケに何回やった?と聞くと、

「126回!」

と言っていました(笑)

つい、タモリのモノマネがしたくなりました。

んなぁこたぁない!

腕立て伏せ終了時

そんな戸島教室と武蔵ヶ丘道場の練習風景を見てみる。

■ミット練習と腕立て伏せ 2011.02.23

そうそう、秋岡塾のアラキョンは月曜日の練習で膝を捻挫して二週間の安静だそうです。

ハリウッドスター二世は今日が手術だったのかな?

みんなも怪我に注意しましょう。

ってなことで。


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