今月、熊本市で大会がありまして、先々週になるのかな?
秋岡塾のグッチーから「先生は見に行かれますか?」と聞かれたので「うんにゃ。関係者も出場してないし」と別の予定もあったので答えていたのですが、あとで聞くと関係者出てた(笑)
ちょ!連絡してよ!
そんなことはどうでもよくて、大会といえば主役は出場する選手達ですが、裏方の支え無しには日頃の鍛錬の成果を発揮する場もないわけで、今回は、そんな裏方の、そのまた裏方のお話だったりします。
井上雄一朗や秋岡塾長、それに私などが空手を始めた頃ってのは、ついこの間のような気がするのですが、年月でカウントすると相当昔で、当時は、今のように大会なんてしょっちゅう開催されておらず、どれくらいの頻度かというと、1年に1回もありませんでした。
内部試合というか、当時はひとつの道場に道場生が鬼のように在籍していた頃なので、交流試合的な、今だと親善試合や錬成大会や初級大会に相当する試合が、ぽつりぽつりと行われ出した頃。
既にその頃には、そういう内部試合や初級試合に出場する資格はなかったので、上級者(帯的に)は、やはりなかなか出場する大会は少なかったです。
世代的に、そういう内部試合にギリギリ出場できたのが井上雄一朗で、マ、彼の場合、なかなか昇級審査受けないもんだから、ひとりバツグンの動きで、
「もうおまえの存在自体反則ぅ!」
とか言っていたり(笑)
後半、存在自体が反則になってきたので、昇級審査受けると、飛び級でバンバン昇級していきました(笑)
逆に、そんな内部試合にギリギリ出場できなかったのが秋岡塾長や私の世代。
そういう意味では、日頃の鍛錬の成果を発揮する場としての大会、それも対外試合が頻繁に行われる現在は恵まれていると思います。
「競技」という枠なのですが、織田信長や豊臣秀吉の戦国時代じゃないので、この「競技」で日頃の鍛錬の成果を競うという行為は、大変意味のあることだと思います。
目標に向かって努力し、目標達成を目指す行為は、スポーツに限らず、全てのことに通じるわけで、その過程で、目標設定、計画、行動、結果判定、反省、フィードバック、色々と学ぶことができます。
結果よりも過程が大事と言われるのは、こういうところです。
結果なんて、その日一日だけのもので、キャリアは残りますが、大した意味はないです。それよりも、その過程で身に付くスキルの方が応用がきき、生きてゆく上での智恵になります。
問題は、その過程を意識しているかどうか。
指導者が(笑)
これは見る人が見れば一発でわかります。結構、アレで笑えたりします。大会会場を見回すと。
そんなこともどうでもよくて、
さて、
大会は多くの人の協力で運営されます。いわゆる、大会スタッフ。
直接試合に関係する大会スタッフだけでも、進行係、タイマー係、おじゃみ係、選手係、重複して担当しているスタッフもいますが、それに審判スタッフも加わり、試合コートひとつだけでも、たくさんの大会スタッフがいます。
そして、大会というのは、その日だけのものではなく、随分と前から計画され、あれこれ折衝し、大会前日には会場設営を行い、トロフィーや賞状などの手配からお弁当の手配、あれやこれやとたくさんの項目をクリアして開催されます。
基本、選手はそういうことを気にしません。
逆に選手には試合だけに集中するような環境を周りが作るわけで、主催団体に近いと、指導員とか、昔も今も選手なのに運営スタッフってのもあるでしょうけど、一般部の一部以外は、それもないはず。
裏方のおかげで、大会が開催され、選手は日頃の鍛錬の成果を発揮できるのですが、そういうことに、当たり前のように「感謝」する気持ちは、これは、まぁ、日頃の練習時の姿勢なので、何も考えない人は考えないと思いますが、考えると人はいるわけで、そういう選手を見ると、「立派な先生に指導されてるんだなぁ」と感慨ひとしおだったりします。
そんなこんなで、ここから今回の記事の主題に入ります(笑)
長い長い前段でした。
大会会場で目にする裏方、大会スタッフ。
だけではなく、そのまた裏方も存在して大会は運営される、というお話です。
この裏方の裏方は、決して、目にされることもなく、淡々と、当たり前のように、黙々と、大会に協力し、各選手の活躍を予想しながらも確実に存在します。
先に書いた、今月行われた大会の裏方の裏方の場合・・・
昔と違って、現在はジョイントマットという持ち運びが出来るマットで試合コートを設営します。1メートル×1メートル四方のマットで、これを繋いで試合コートを作ります。
一枚だとそうでもないですが、試合コート分となると、相当な重さになり、かつかさばります。
そして、
熊本で大会がある場合、大活躍するのが、秋岡塾のジョイントマット!
この間の大会でも使用されていました。
言われなきゃ気づかない(笑)
2月10日の木曜日でしたが、木曜日の練習後、大会に使うからと秋岡塾長が秋岡塾本部道場2階、中二階というか、ある意味ロフトな二階に保管しているジョイントマットを、せっせと階下に下ろし、かさばりますから、これを人海戦術で下ろしていました。
秋岡塾長→ダイゴ→ジョーパパな流れ作業です。
途中、ジョーパパは整理してました。
ジョーと私とアラキョンは見るだけ。
人は多いからいいというわけではなく、ある時は邪魔になるので(笑)
枚数を数え、段々と盛られてゆくジョイントマット。
ヘッドガードもJKJO認定ヘッドガードを必要個数分用意していました。
あの大会で試合を行った選手は、その試合コートのジョイントマットがどのような経緯で用意されたか知るすべもなく、目の前の試合に臨むわけですが、知る必要もありません(笑)
ヘッドガードを装着する義務があるクラスで試合した選手も、そのヘッドガードがどのような経緯で用意されたか知るすべもなく、目の前の試合に臨むわけですが、これまた知る必要もありません(笑)
この日、私の目の前で繰り広げられた、大会の裏方の裏方を目の当たりにしたのが私だから、たまたま記事にしているわけで、選手は日頃の鍛錬の成果を精一杯発揮すればOKなわけです。
大会が終わり、出場した選手や各団体の感想等サイトで色々読みましたが、さすがに見えない部分については書けないわけで、なのでこうして書いてたり(笑)
もうですね、秋岡塾長、ダイゴ、ジョーパパは汗だくで準備してましたよ。
こういう目に見えない裏方の裏方は、他にもたくさん存在して、それがあっての大会なわけで、本当にお疲れ様です!としか言えないです。
この秋岡塾のジョイントマット、先にも書きましたが、熊本の空手の大会では、結構使われています。他団体でも。その度にこういう裏方の裏方で活躍される方がいるということを思い出してあげてください。
デ、
以前は、秋岡塾本部道場が出来るまでは、このジョイントマット、井上道場の代継橋道場奥にあるサブ道場で保管されていました。
馴染みのあるジョイントマットなんですよ。
ちなみに、
ヘッドガードはJKJO仕様で、面付きで鉄面なのですが、ダイゴが、
「自分は面付きのヘッドガードをして試合したことないです」
と言い出したので、
「マジで?」
と、なぜか二人してヘッドガードを被って会話していました(笑)
面付きじゃないヘッドガードもあったので、それも被って、鏡の前に立ち、
「ちょっと、このままコンビニ行ってみようか?通報されるかな?」
とか言っていたのですが、ふと見ると、ジョーも被っていた(笑)
練習後なので、私服に着替えているのですが、ダイゴ、ジョー、私の三人がヘッドガードだけかぶっている姿は異様でした。
それを冷たい目で見ていたのがアラキョン・・・
まぁ、確かにアフォな三人組(笑)
というオチな大会の裏方のそのまた裏方のお話でした。
ってなことで。