2月に入り、すっかり日も長くなり「冬来たりなば、春遠からじ」を実感する今日この頃ですが、日中は暖かくても、日が落ちると冷え込み、日中暖かい分、寒暖差が激しく、風邪を引きやすい気候でもある今日この頃だったりもします。
インフルエンザが流行っていますが、インフルではない普通の風邪も流行っているので、この時期、体調管理には注意が必要です。
そんなこんなで先週のネタな記事。
大相撲、春場所中止になっちゃいましたねぇ。
二ヶ月に一度の練習前の楽しみだった大相撲の本場所だったのですが、来月は春場所ないので、なんかつまんないです。
そんなことはどうでもよくて、
先週の金曜日、すなわち2月4日。約一週間前になるのですが、先週記事を投稿しようと思いつつ、すっかり忘れていたネタです。
金曜日なので、武蔵ヶ丘道場の練習日です。練習場所は、武蔵ヶ丘コミュニティーセンター武道場(柔道場)。
いつものように通常練習を行い、最後の補強は、この日は「手押し車」をやりました。
二人ひと組のペアになり、片方が腕立て伏せの体勢で腕だけで進み、もう片方が腕だけで進む人の両足を持ち、押してあげるエクササイズ!
腕だけで進む人は、肩(三角筋)や二の腕(主に上腕三頭筋)を使うので肩から腕にかけての補強ですが、上体をバランス良く支えなければならないので腹筋や背筋も使います。
かつ、腕だけで進む時にバランスを崩さないように下半身にも負荷がかかったりして、真面目にやると全身運動だったりします。
もう一方の、腕だけで進む人の両足を持ち、押してあげる人は、楽勝な役割かというとそうでもなく、持ち方にも色々あるのですが、基本的には両足を抱え込むので、肘から手首までの前腕筋を使います。
握力、すなわち「拳を握る力」に必要な前腕筋。これが鍛えられます。
かつ、手首を曲げて抱え込むので、力こぶ(上腕二頭筋)にも負荷がかかったりして、人を抱えていて押し進むので下半身にも効いたりして、真面目にやると全身運動だったりします(笑)
要領あります。
両足を持つ人が、足首あたりではなく、膝あたりを抱え込めば、腕だけで進む人は超楽勝。
腕立て伏せを思い出して下さい。
普通に腕立て伏せをやるのと、膝を付いてやるのとでは全然負荷が違ってきますよね、それと同じ。支点がどこにあるかで負荷が超変わってきます。
あと、押す人がガンガン押せば、その押す力を利用して前に進めるわけで、腕の力だけで進むのと、押す力を利用して進むのでは全然負荷が違ってきます。
というような要領は、手押し車をやり込んだ小学校高学年か中学生にならないと、よくわからないかも。
この日の武蔵ヶ丘道場の最上級生はトワ(小六)で、小学校高学年、最上級生ではあるのですが、手押し車をやり込んでいるわけではないし、あとは、とにかく全力でやるケイゴとか、まだ原石な小一軍団ばかりだったので、マ、「手押し車には要領があるゾ!」という話をしても無理(笑)
ケイゴなんて、トワとペアになっていましたが、押す方になった時、トワの両足を抱えるのではなく、持ち上げて押そうとしていました(笑)
そりゃ、無理って、ケイゴ!
井上雄一朗も、慌ててケイゴに、
「上から持たんやケイゴ!」
と声を上げます。
トワ、45度以上ケイゴに持ち上げられていました(笑)
そんな具合なので、もちろん、他の道場生もグダグダな手押し車です。
最高です。
それでも、練習場所である武蔵ヶ丘コミュニティーセンター武道場(柔道場)を二周したのですが、最後の方は、なんとなく手押し車の形になってくる不思議。
それも低学年組が(笑)
地味でシンドイ運動なので、息も上がります。
要領がわかると、スピード付けていけますが、マ、最初はこんな感じで無駄な動きを加えつつやるもんです。
段々と「抜き方」がわかってきます。
そして、この「抜き」こそが、脱力に繋がるわけで、空手を武術というならば、そんな武術の動き。
「手抜き」の「抜き」ではなく、「力を抜く」の「抜き」。
ユウガは前者(笑)
「抜き」を覚えるのは相当時間がかかるのですが、そのための鍛錬と思えば、無駄な動きをたくさんやって、「どうすれば?」とか「こうすれば?」とか考えること自体に意味があるので、そういう意味では、無駄なことなどどこにもないわけです。
デ、
現段階では、色々と無駄な動きもありつつ、それでも一生懸命やっているので、そりゃユメトの道着の紐も解けるっつう話です(笑)
そんな、グダグダな手押し車を見てみる。
そんな先週の金曜日でした。
ってなことで。
あ、そうそう。
この手押し車時、井上雄一朗と昔を思い出していました。
「あれだよねぇ、昔は板張りの道場とか砂利な公園での練習で、普通に『拳』を立てて手押し車やってたよねぇ」
「山ノ下公園でやると、拳頭に砂粒がめり込んで、手押し車終わったあと、一粒一粒取り出していました」
とか。
超なつかしい(笑)