昨日10月17日は日曜日。戸島教室の練習場所である熊本市託麻東地域コミュニティセンターの「コミセン祭」で演武をやりました。
演武会場は熊本市託麻東地域コミュニティセンターに隣接する熊本市立託麻東小学校体育館。早朝から集合し、リハーサルをやって、いざ本番。
戸島教室の道場生はもちろん、武蔵ヶ丘道場からケイゴとタクミとイッタとシンノスケ、代継橋道場からハリウッドスターとリュウトも参加しての演武会。
この日は快晴で、体育館の中でしたが、朝日が眩しくて、みんな光って見えた!
そんなこんなで、
コミセン祭は午前9時30分から開始でしたが、我々は午前8時30分に集合し演武の最終確認や通しリハーサルを行いました。
各発表は体育館のステージ上で演じるのですが、ステージが狭いので、体育館後方スペースを利用することにしました。
最終確認や通しリハーサルが終わると、あとは井上道場の番になるのを待つだけなのですが、出番を待つ少年部たちの姿は、本当に朝日に光って見えた(笑)
昨年のコミセン祭は新型インフルエンザの影響で中止になったので、二年越しの演武会。
試し割りもやります。
そして井上道場の出番になりました。
まず、
基本稽古の抜粋を演じます。
続いて、戸島教室メインな、1年生メインな、白帯の「太極その1」。
白帯ばかりでしたが、みんなよく出来ました。
こういう不特定多数な公衆の面前で技を披露するというのは、1年生にとっては人生初の経験で、他の白帯もそうですが、あれだけ練習しても、今自分の持っているもの以外出せないわけで、上手く出来た人もそうでない人も、いい経験になったはず。
次は、武蔵ヶ丘道場所属の、戸島教室の道場生よりも少しスキルのあるタクミ、イッタ、シンノスケで「平安その1無号令」。
1年生と3年生で、色帯はタクミだけだったので、号令ありで練習していたのですが、無号令でも出来るようになったので本番は無号令でやりました。
ばっちりだった!
そして、この組から型のあと試し割り(板割り)があるので、タクミからやります。
なんせ一番最初の試し割り演武で、かつ小さいタクミがトップバッターだったので、コミセン祭に来ている、特に高齢者の方々からやんやの喝采を浴びるタクミ、イッタ、シンノスケ。
おいしいとこ持っていったよねぇ~。
シンノスケがタクミにかぶってよくわかりませんが、一度失敗したけど二度目にキレのある廻し蹴りで完遂。
次は戸島教室の最上級生による「安三(ヤンツー)」。
空手のスキル的には初級者ですが、戸島教室最上級生だけあって、息もぴったりでした。
そして試し割り。
ええ、
まぁ、トワはカメラマンのおじさんにかぶって全然見えていません。
つうか、
この映像を撮影しているのはエム。
エムが来たので撮影をお願いしたのですが、なんで横移動してトワが見える位置にいかなかったのかわかりません。
マ、
エムだし・・・と納得。
次はケイゴとリュウトの「平安その2」。
今回の演武に参加した少年部の中では、この二人が一番キャリアが長いです。
実際にケイゴとリュウトの「平安その2」を見てみる。
■平安その2
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試し割りもやりました。
ケイゴは正拳、リュウトは前蹴り。なぜリュウトは廻し蹴りよりも難易度の高い前蹴りを選んだのかわかりませんが、マ、リュウトだけに・・・。
デ、
そんな少年部の板割りだけ動画で見てみる。
■少年部板割り
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次がハリウッドスターです。
「撃砕小(ゲキサイショウ)」という型をやりました。
少年部だと戸島教室のコウキや武蔵ヶ丘道場のケイゴなどが緊張していて目がまん丸でしたが、それに負けず劣らずハリウッドスターも超緊張していたというのは内緒です。
これも動画で見てみる。
■撃砕小
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井上雄一朗が「黙想ー!」って二回言っていますが、それは内緒。
昇段審査前でガンガン練習している最中なので、もの凄くキレありました。
試し割りは、ハリウッドスターは三方割りをやりました。三方向を連続して割る。
キャリアの長いハリウッドスターなのですが、演武会は初めてだったそうです。
最後は井上雄一朗ではなく、今回は私が演武のトリ。
「転掌(テンショウ)」という型をやりました。
が、
しょっぱなから間違えちゃった!
気が付いていたのは井上雄一朗ひとり(笑)
あ、秋岡塾のジョーも見に来てくれていたのですが、ジョーも気づいていたみたいです。秋岡塾で転掌やってたりしてたもんね。
いや~焦った(笑)
最初の三戦立ちのとこは普通にOKだったのですよ。
んで、左手を引かなきゃいけないのに、右手を引いちゃった。
わお!
一瞬、このまま続行しようか考えて(転掌は左右同じ動きなので可能)、でもまた間違うかもと左三戦立ちになるため一歩前へ(笑)
そして最初の姿勢に戻るため、さらに一歩すすみ右三戦立ちに。
これで、戻ったわけです(笑)
そして何事もなかったかように、転掌を続けます(笑)
なんとか転掌やりとげて、実はこの最初のミスがあとあとまで糸を引いているのですが、そそくさと試し割りへ。
ブロック割りです。
手刀によるブロック割り。
3年振りにやります。ブロック割りは、色々な技(手刀、肘、足刀などなど)で、もう随分と昔から割ってきているので、色々調整するところはあるのですが、普通に割れるだろうと。
あ、
ちなみに、このブロックは井上雄一朗が近所のホームセンターサンコーから買ってきたブロックです。普通の工事用ブロック。
試し割り用ブロックじゃない(笑)
昔は試し割り用の板とかバットとかブロックなんて売ってなかったので、みんな普通にその辺にあるものを試し割りに使ってましたねぇ。
あの頃は部位鍛錬も普通に練習体系に入っていたし、割ったり折ったりするコツは経験豊かな先輩達が親身に教えてくれた時代でした。
バット折りが流行りだした頃なんて、バット職人のとこに知り合いが連れて行ってくれて、プロ選手が使うバットを何本も貰ってきて使ったもんです。
大昔の井上雄一朗の初バット折りも、そんなプロ用の公式バットでした。冬だったです。
そんなことはどうてもよくて、
なんであれ、いつものブロック割りと同じだと、気合いを入れて手刀を振り下ろしたのですが、見事にブロックに弾き返されました(笑)
もの凄く鈍い音がして、まわりドン引きです。
ぬわ!
演武、試し割りには流れがあって、事前にパターンを色々決めています。プランA、プランB、プランCというように、ガチの試し割りって何があるかわからないので。
一番やっちゃいけないのは、割れない折れないよりも、血を流さないこと。
これ、演武が台無しになっちゃいます。
お笑い芸人が体を張って色々体当たり企画やりますが、あれも流血だけはNGです。笑えないから。
演武もそうで、たら~っと血が流れていると、なんのための試し割り?ってなっちゃいます。
そして、人の肌というのはもの凄く脆いです。部位鍛錬で鍛えていても、基本的に細胞壁のない動物である人間の皮膚は弱い。強い部分もありますが、基本的に弱いです。
だから、瓦や煉瓦やブロックの表面で擦れないようにタオルとか置くのです。
今回使用したタオルは秋岡塾タオル(笑)
試し割りのパターンに話を戻して、
このブロック割りも、手刀でミスったら足刀に変更すると井上雄一朗と打ち合わせしていました。
なので、
足刀にチェンジ。
割れるときは、あっさりと割れます。
3年前は楽勝で手刀で割れたのになぁ・・・色々状況が違うけど(笑)
あ、3年前の演武では井上雄一朗も試し割りやっていて、彼がトリだったのですが、バット二本折りと角材折りやってました。
その辺にあるような角材を普通にへし折ってました(笑)
そんなこともどうでもよくて、
デ、
ですね、
このホームセンターサンコーの工事用ブロック、無茶苦茶固かったです。
実は、手刀で二回、足刀で二回失敗してます(笑)
足刀は今まで一度も失敗したことなかったので、つうかいつも二個くらい割っていたので、まさか失敗するとは思っておらず、
まじかよ!
状態でした(笑)
ミスしても二回目くらいで割るといいのですが、こんだけミスると、もう「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の「ずんやす」のネタ「試し割りを失敗して誤魔化す師範代」状態になるわけで、
リアルずんやすかよ!
と思う余裕もなく、
とりあえず、ブロック割り失敗時の鈍い音にドン引きしている観衆に一呼吸おくため、一旦深呼吸です(笑)
目の前に秋岡塾のジョーとジョーパパがいたので、
これ固えぇ~ってなジェスチャーします。
場の空気も和んだところで再チャレンジ。
というような流れだったブロック割り。
いや~まいりました。
大昔から何度も何度もやってきて、初めての経験。
割れなかったらどうしよう~とか全然思わなかったのですが、なんせコミセン祭、井上道場以外にも出演する団体さんはいるわけで、井上道場に割り当ててある制限時間をオーバーしちゃうなぁって、そっちの方を心配してました。
そんな、
痛みがよく伝わるブロック割り失敗の動画を見てみる(笑)
■ブロック割り失敗
■携帯電話で見る場合は、ここをクリック
それにしても、最近の市販ブロックは高品質だ。
マ、
修行が足りない私です。はい。
割れたブロックとかはハリウッドスターとかが撤収してくれたのですが、普通に全部で30キロくらいあるので、引きずるように撤収してました(笑)
予定時間をオーバーしたのですが、最後に全員で締めて演武終了です。
コミセンからお弁当とお茶が出たのですが、ちゃんと「御出演 井上道場様 17名」って書いてありました。
エムに持たせてパチリ。
ユウスケも参加予定でしたが、英検の試験と重なり断念、ハリウッドスターがユウスケの役割を担うことになりましたが、しっかり代役果たしてくれました。
たぶん・・・
そして、基礎クラスである戸島教室のみんなも、初めての人前での演武に緊張しつつも頑張ってやってくれました。
代継橋道場や武蔵ヶ丘道場から参加した道場生も同じで、みんなお日様より光ってました。
ハプニングやアクシデントがありつつ(だいたい演武会では大なり小なりあります)、それでも大成功な、少年部の頑張りで大成功な演武会でした。
ってなことで。
<おまけ>
秋岡塾のジョーは、近所ということで最初から最後まで見てくれました。
ありがとー!
ナイキのキャップ被ってたから、タイガー・ウッズかと思った(うそ)。