11月22日(日)は、井上道場2009(平成21年)後期昇級審査を行いました。
午前10時から午後2時までの4時間、審査受検者が一人でも五十人でも井上道場の審査はみっちり4時間かかるわけで、とても寒い日で雪が降ってもおかしくない日でしたが、審査会場の代継橋道場は熱気でムンムンでした。
たぶん(笑)
初めて昇級審査を受ける白帯は先週から緊張し、既に経験者の色帯も審査課題が上がるので緊張し、そんな緊張感に包まれたいつもの昇級審査でしたが、その緊張を緩和してくれたのが戸島教室の二人だったりして、気が付いた人は少ないはず。
そんな戸島教室の二人は後半で書くとして、いつものように、審査前は、復習をする人、お互いにチェックする人、談笑する人色々ですが、すでに、ここから審査!
だから撮影している(笑)
気のゆるみは命取りだよぉ~。
マサトやシオリは空いた時間を無駄にしないで色々やってたねぇ。
そして審査開始です。過去記事で詳しい審査記事を投稿しているので(動画付きで)、ここでは適当に流します。
準備運動から始まります。
昇級審査だからといって、何も特別なことをするわけではなく、通常の稽古通りのことを行うだけです。なので、通常稽古をしっかりやりこんでおけば、なんのことはない昇級審査。
普通。
いつもの。
これが井上道場昇級審査。
普段やっていることは、昇級審査の時に如実に出るわけで、付け刃はボロがでます。大切なのは、普段の稽古。それだけですね。
準備運動はダイヤが号令をかけ、基本稽古はユウスケが号令をかけます。
ダイヤもなぁ、今では昇級審査のヘルプが十分できるスキル付いたからなぁ。立派だよ。
審査する方(井上雄一朗と私)は、審査が始まる前から既に色々とチェック(笑)
油断大敵。
柔軟性の審査では、エムがヘルプに付きます。前回の昇級審査ではハリウッドスターが担当した部分です。
エム!ハリウッドスターより良かったよ(笑)
移動稽古の審査。立ち方、技の出し方、軸、目線、動きの元になる筋力、柔軟性、技の繋ぎ・・・基本的動作だけで色々とチェックできます。
色帯は別途追加でやります。ユウスケが号令でしたけど、シビアに回数を多めにやっていたので、とても疲れたはず。そして、そこで本来の動きが出てくるので審査的にはグッジョブなユウスケ(笑)
色帯用の複雑な動きは、ユウスケが手本を見せます。前回はハリウッドスターでしたが、エム同様、断然いいわけです(笑)
ユウスケの手本は、回転系のやつです。画像じゃよくわかりませんが(笑)
私の昇級審査って、もう随分と昔になりますが、回転移動稽古をやった記憶はあって、それは1級の昇級審査。茶帯の昇級審査時。それ以前にもやっていたはずですが、記憶に残っているのは最後の昇級審査の時。
岩見道場の岩見師範と一緒でした。二人だけで県立体育館でやったやつ。回転移動稽古ありましたありました。もっと複雑なやつ(笑)
その日に指定されたやつで、岩見師範が私の動き見て、ワンテンポ遅れてやっていたやつ(笑)
難しいんですよね。軸が決まってないと。
ケイゴは力(遠心力)で持っていってた(笑)
リュウトはグラグラで、ここで差が出るなぁ。
デ、組手審査。
小2なリュウトは小5のトワと。小3なケイゴは小5のリョウタロウと。
リュウトは5年生を押してもんなぁ。
ケイゴも体格差がうんとあるのに、最初に左上段をバチコン!って決めてた。
その直後、鬼のようにリョウタロウから上段貰ってたけど。
吹っ飛んでたね。
でも後半は練習量が違うから押し込んでた。いくら白帯とはいえ、二学年三学年上相手にリュウトもケイゴもよく頑張りました。
リュウトとケイゴが相手をしたトワとリョウタロウは戸島教室の道場生。
週一で基本クラスな戸島教室から初めての昇級審査受検者になるわけで、トワは武蔵ヶ丘道場でも練習していますが、戸島教室の一期生な二人であります。
この二人も同学年で同期ということもあり、お互い切磋琢磨していますが、組手審査で対戦しました。
リョウタロウの方が戸島教室テスト稼働時から稽古していたので、トワよりも経験値は若干ありますが、トワも武蔵ヶ丘道場でも練習していて最近は差が縮まってきています。
画像では、リョウタロウの右上段が当たっています。
ここで、冒頭の「その緊張を緩和してくれたのが戸島教室の二人だったりして」に繋がります。
トワ、上段被弾直後に声を出します。
技を貰って気合いを入れ直すのはよくあるのですが、トワの場合、ちょっと違いました。
「あ痛!」
って言ってました(笑)
ええ、はっきりと。
組手審査時ですから、ガチンコやってますから、この日は年少者から高校生まで。
ピンッと張りつめた空気が一段と濃くなっている時間帯です。
その中で「あ痛!」です。
一瞬、緊張が緩和します。
ビックリしましたが、主審をやっているユウスケも驚いた(笑)
一瞬顔がほころびます。
手を口にあて、一生懸命誤魔化すユウスケ。
私なんて唇を噛みしめていましたから(笑)
「笑いのメカニズム」は「緊張と緩和」の繰り返し、とは落語家で故人の桂枝雀の分析ですが、ピリピリに緊張している中での「緩和」は、これはきますね。一瞬なんですが、緩和が生まれました。
白帯同士なのでグダグダな組手といえば組手ですが、昇級審査なので「強さ」ではなく、「技の習得度」や「気迫」や「困難なことに立ち向かう姿勢」など色々な観点で見るためのものです。
それでも見合う場面があると意味がないので、ユウスケが「二人とも打ち合え」と指示します。
「オス!」
と元気よく返事をするのはトワ。
その直後上段被弾です。
ここでも緩和・・・
物事を真面目に行う、ということには、突発的な緩和が付きものですね。集中している本人は気が付かないことですが、集中している中にも冷静に全体を見る余裕があると、緩和に気が付きます。
エムは気が付いていない。
ユウスケは気が付いている。
これは、そういう観点の差になります。
ネタ的に面白いから書いてるわけじゃないですよ(笑)
昇級審査に関係のないユウスケとエムについても、こういう場面で色々なことがわかるということを書いています。
「見る」ということは、細かい部分から全体まで含めた包括的でなければならないので、とても難しいのです。
ということで、トワの緩和シーンを動画で見てみる!
■トワの緩和
■携帯電話から見る場合は、ここをクリック
ユウスケ死にそうだなぁ(笑)
こういうの、たま~に全日本とかでもあるから困っちゃうんだよねぇ。
あの殺伐とした雰囲気の中で起こっちゃうとリアクションに困る。
そんなこんなでユウスケとダイヤは高校生なマサトの相手を行いました。
中1が高1と組手やるわけです。マサトは私よりデカイですから。そりゃ大迫力で、座って見ていた道場生も全員立って見ます。
ケイゴママ、マサトの組手が始まると、いつの間にか玄関に避難していました(笑)
ユウスケもダイヤもよく相手したよ。
たいしたもんだ!
補強はみんな頑張ったですね。
ケイゴは、「顎を付ける」と指示するとちゃんと顎を付けるから一番負荷のかかる腕立て伏せをしたなぁ。
最初にタイキがばっちりやったから、いい緊張感のままいけたね。
自分のペースではなく、2秒に1回カウントされ、遅れた時点で「はい終了」な腕立て伏せ審査での70回はでかいよ。
型もありましたが、画像を用意するの忘れていたので、ケイゴの一場面だけ。
4時間みっちり審査を行い、最後に締めて終了です。
とても寒い日でしたが、ガラスは熱気で曇り、足がガクガクになった人、腕がパンパンになった人、色々でしたが、いつもの稽古と同じことをやっただけなので、日々の稽古の大切さがよく判ったと思います。
昇級審査を受けた道場生は、これからの日々の稽古を、さらに、一生懸命頑張りましょう。
審査なんて、なんてことないです。
毎回ちゃんとやっていれば。
この日は、審査受けた人もお手伝いしてくれた人も、みんなお疲れ様でした。
昇級審査が終わり、採点や検討で月曜の夜まで井上雄一朗や私は多忙でした。
結果は出ました。
一発合格はケイゴとリュウトとシオリの三名のみ。
あとは保留対象者と追加審査対象者になります。昨年、ケイゴが一発合格するまで全員保留だったことを思うと、ケイゴは凄いな(笑)
道場で保留課題、追加審査課題のペーパーを配布するので、期日まで完遂しましょう。
<おまけ>
審査の夜は、秋岡塾の秋岡塾長とイリュージョンすずな(焼肉)で忘年会でした。
ビンゴゲームとかあって、賞品は松阪牛!とか言っていたのですが、秋岡塾長がビンゴで賞品もらったら、
なんだよ!松坂豚かよ!
ってオチで、ネタ的には最高な感じでした。
すず奈も、飲み放題食い放題がメニューのくせして、「お肉終了です」とか「生ビール終わりました」とか平気で言うから困る。
それ、食べ放題でも飲み放題でもねぇじゃん!
なので、おそらく、これが最後のすず奈。もう行かないと思います。
「おまかせコース」ならわかりますが、飲み放題食い放題で書いてあるのに「生ビールが終了」って・・・
コンビニにビール買いに行って自腹で飲んでましたよ(笑)
まぁ、最後にみおちゃんがイリュージョンで楽しめたからよかったかな。
時代は「満願」。
同じ値段で、ちゃんと飲み放題食い放題で、かつ色々な手作り料理が食べられるので、グッバイ!すず奈(笑)
そりゃ、タクミもこういう顔になる。
ってなことで。
ハリウッドスターさんにごちになりましたぁ~♪(*^.^*)
私もビンゴになって(= ̄▽ ̄=)V
何のお肉かわからないけど頂きぃ
楽しかったでーす(ノ⌒∇)ノわぁい♪
ありがとうございまぁす☆☆☆
今日の練習はいい汗かけたよねぇ。
死ぬかと思ったけど(笑)