相手がいる練習は難しい!の巻

対人練習日中の照りつけるお天道様は、まだまだ厳しいものがありますが、朝晩はすっかりヒンヤリとした秋の感じ漂う今日この頃。

読書の秋、スポーツの秋、いろいろありますが、やはり、食欲の秋が一番しっくりきます。

そんなこんなで、先週の練習ネタをまとめて投稿しようと思っていたのですが、持病のバックペインが発症し、まだ初期段階なので大人しくしていようと代継橋道場ネタのない、戸島教室と武蔵ヶ丘道場ネタな記事。

とても痛い・・・

別に「これ!」ってやつはなかったんだけどなぁ。

大人しくしていれば、おそらく一週間くらいで完治するはず。

しなければ・・・起きれないくらい酷くなる。

そんなこんなで、

8月31日は水曜日。

戸島教室と武蔵ヶ丘道場の練習日で、振替練習していた武蔵ヶ丘道場練習は、この日は戸島教室振替練習最後の日。

9月から、水曜日の武蔵ヶ丘道場練習は南ヶ丘小学校体育館に戻ります。

デ、

基礎練習、応用基礎練習と地味で面白みもなく、じんわりとした汗をかく練習をコツコツコツコツと初級者上級者関わらず行うのですが、それは木の根っこの部分を鍛えるためで、数字知らないと足し算引き算できず、足し算引き算できないと掛け算割り算できず、掛け算割り算できないと方程式できないと同じで、基礎は基礎だから基礎。

禅問答のようですが(笑)

ピカソの絵は誰でも描けそうですが、ピカソのデッサン画を見ると、絵描きとしての基礎はバッチリなピカソで、その上で表現方法としての、あの独特の絵があるのがわかります。

なので、

井上道場では、基礎を徹底して練習するのですが、マ、これほど退屈なものはない(笑)

野球だとキャッチボールとか、バスケットボールだとその場ドリブルだとか、まぁ、全てに於いて、基礎練習というのは単調で面白みのないもの。

でも、

基礎は基礎なわけで、疎かにしていると、結局自分に戻ってくる。

ということを、

説明しても、少年部だと、なかなか理解するのは困難。

わたしが今、少年部でもわかったようなわからないような・・・そんな感じです。

なので、

単調でも、面白みがなくても、しっかりと指導する側は指導する。

けれども、

牛飼いと牛ではないですが、「牛を水飲み場に連れて行くのは牛飼いの役目、水を飲むか飲まないかは牛が決めること」の言葉通り、個人差はあります。

応用練習に対人練習(相手と組んで練習するやつ)がありますが、これは応用基礎練習のさらに上の段階で、基礎練習や応用基礎練習がバッチリなら、対人練習も苦ではないのですが、やはり、低学年だとキャリアや理解度の問題からどうしても上学年と差がでます。

が、

物事を理屈で説明するよりも、実際の動きで理解するにはもってこいで、「なぜできないか?」は、基礎練習や応用基礎練習が不足しているから、と、それなりに納得させることができます。

練習のサイクルというか、段階別に練習は行っているので、ある段階で出来ないことや困難なことがあれば、その段階より下のレベルの練習にフィードバックさせるわけです。

という理屈は、大人ならすぐ理解できる(笑)

これを理屈ではなく、「これがこうなって、デ、こうなる」という風に分かり易く動きで説明するには、応用練習をある段階でさせることが重要で、

そんな応用練習を先週やりました。

これが対人練習。相手のいる練習。

その場で停止して行う基礎動作の反復練習でもなく、基礎動作に動きを加えて行う応用基礎練習でもなく、突いても蹴っても反撃してこないミット練習でもなく、相手が自分の思い通りに動かない、その一瞬一瞬に集中しないといけない対人練習が応用練習。

これにも段階はあって、約束事を決めて行う場合と自由に攻防する場合があります。

さらに、その約束事も一動作だけの単純なものから、複数動作な複雑なものまであり、段々と難易度は上がっていきます。

最終的には自由攻防になるのですが、その自由攻防練習にも段階がある(笑)

井上雄一朗や私が初級者の頃は、もっと単純な練習体系でしたが、先人たちの努力により、最近は、細分化された上達システムによる練習体系が確立されています。

もっと難しいことを書こうと思えば書けるのですが、そうすると、ハリウッドスターが理解できないので簡単に書いています(笑)

基礎練習や応用練習を補う(おぎなう)練習もあって、これはそのものズバリ「補強」になります。

強さを補うと書いて補強。

体力も必要だし、苦しい練習に耐える気力も必要で、技術的なスキルはあって当然で、それらの総合的な力が必要なのが自由攻防になります。

体力だけでもダメ、気力だけでもダメ、技術だけでもダメ・・・

心技体とはよくいったものです。

と、

なんか説明が多くなりましたが、応用練習なんて、自由攻防の初期段階だと、約束事無しだと「スパーリング」なので、ネタ的に書くことがないから!というのは内緒。

こういう風に列になってやってます。

戸島教室にて。道場生は武蔵ヶ丘道場生。

対人練習時 列になってやる

合間合間で、口頭だけではなく、実際に体を使って指導している井上雄一朗ですが、以下はイッタにガードの位置を指導しているところ。

イッタの相手はジュンヤなのですが、井上雄一朗がイッタの腕を取り、ガードの位置を指導している最中にも攻撃しているから困る(笑)

イッタに指導中

金曜日の武蔵ヶ丘道場でも二列になり、中級上級者が初級者の相手をするパターンで行っていたりします。

なので、

上級者はヘッドガード無し。

武蔵ヶ丘道場の対人練習 二列に並んでやる

そして、この練習が終わると、個別に対人練習です。

相手のいる練習ですから、

なかなか、

なかなか、

思うように体は動かず、突きも当たらなければ、蹴りも当たらないわけで、対人練習というのは難しいなと。

実際に相手をおいて技を出す、決めるというのは難しいなと。

だから、

基礎練習や応用基礎練習を徹底してやるわけです。

たかだか1時間ちょっとの練習中は集中してやるのです。

■先週の自由攻防練習

集中して練習すれば、ちゃんと変化があり、出来なかったことが出来るようになるわけで、それを動きとして確認できる練習でもあります。

自分のために頑張ろう!

ってなことで。


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