■2011.04.03 ストラップ部分の画像追加
体幹トレーニング器具の定番、井上道場での定番なブルガリアンバッグ。
先に、10㎏・12㎏・14㎏と5㎏のやつ二つと2㎏のやつひとつを自作したと過去記事で紹介していますが、重いと、中古タイヤチューブを使っているので、一番負荷のかかる取っ手(ハンドル)付近が劣化し、チューブなのでゴムでもあり通常劣化もあることから、ちょいと補強してみました。
一番重い14㎏のやつを。ついでに、中に入れている砂も「ぼら土」から「山砂」に変えてみました。
14㎏のやつは、過去記事でも紹介しているとおり、こんなやつで、なんか長めになっちゃって使い勝手が悪いやつでした。
おまけに、自作時よりも、使っているうちにハンドル付近のゴムが伸び、まぁ、砂の目が詰まってびろーんってな感じになってもいたのですよ。
とりあえず、ハンドル部分のダクトテープ(多目的テープ)を剥がし、固定するために使っていた結束バンド(ロックタイ)を外し、結束バンドの外し方は、結束バンドをあくまで「ロックタイ」と呼ぶ「ロックタイマニア」な、みおちゃんに教えて貰いました(笑)
仕事でよく使うユウスケパパからも、野外用、耐熱用色々種類があることを教えて頂きました。屋内用を野外で使うと、一発で割れて破損するそうです。
そんなこんなで、ハンドルの片方が開放されたので、中に入れていた「ぼら土」を全部出します。
今回は、少しチューブを切るので容量が最初よりも若干減ることを考慮し、「ぼら土」よりも重量のある「山砂」を入れることにしており、既に購入済み。
「ぼら土」と並べていますが、大きさを比較すると「山砂」の方が小さいです。
でも、重量は「山砂」の方が若干重い。
値段は、「ぼら土」の倍近くしました。とはいっても、「ぼら土」自体が200円もしないので、「山砂」も400円しません。370円くらいだったかなぁ。
そんな「山砂」を入れる前に、重くなるのはわかっていたので、補強です。
前々から検討していた通り、不要な帯を使いました。
空手道場ですから、不要な帯(白帯)はたくさんあります。
そして、帯ってのは、結構強度がある。
このあたりの作業、一切合切撮影しておらず、作業しながら「まずいよなぁ」と思っていたのですが、面倒くさいことは一気にやるのが肝心なので、そのまま作業続けました。
なので、イラスト描いてみました。
マウスでフリーハンドでイラスト描くの大変だったというのは内緒ではありません。
まず言葉で軽く説明。
ジョーパパから、トラックタイヤチューブとバイクチューブを頂いていたので、バイクチューブをタイヤチューブより長めに切り、その中に帯を通しました。
これは、トラックチューブに帯をダイレクトに入れると、「ぼら土」なり「山砂」が湿っている場合、その水分で帯が早く腐敗して使い物にならなくなるのを防ぐためです。
バイクチューブの中は、新品だと乾ききっていて、今回使用したやつは中古でしたが、切って中を見てみると乾ききっていました。
よーし!
こんな風になります。
バイクチューブは細いので、帯入れるの大変なのですが、要領がわかればサクサク入ります。
次に、
この帯を入れたバイクチューブをトラックチューブに入れます。トラックチューブは太いので、楽に入れることが出来ます。
両端が均等になるよう調整し、かつ、半月状にして、バイクチューブが一番手前になるようさらに調整します。
地面に置いて形を整えるだけです。
こんな風になります。
あとは、通常の自作ブルガリアンバッグ作成過程と同じです。
(詳細な自作方法は過去記事参照)
片方を結束バンドで閉じ、開いているもう片方から砂を入れます。
井上雄一朗と二人で作業したので、速攻で砂入れ完了!
砂は全部入れました。購入した10リットル分。余裕でした。
そして、残っていた片方を結束バンドで閉じ、とりあえず完成です。
結束バンドの出っ張りが邪魔にならないように、余ったチューブを切ってグルグル巻きにし、そこをダクトテープで巻く。
ハンドル部分は、帯とバイクチューブとトラックチューブ分の分厚さがあるので、力を入れて巻き込み、かつねじり、そこをダクトテープでグルグル巻きにします。
帯とバイクチューブとトラックチューブ分の厚さがあるので、ひとつのチューブで作ったものよりもハンドル部分は太くなります。
これは最初からわかっていました。
実際作ってみて、大人の、運動をする男性だと問題ない太さです。
使ってみると、そのハンドルの太さが前腕にもの凄く効くことがわかります。
体の出来ていない学生や女性には、太すぎと思います。
みおちゃんくらい指が長いとOKかもですが、今回作ったやつは重すぎ(笑)
最後に、
帯部分を丸め輪っかを作ります。帯と帯が接する箇所に二箇所穴をあけ、そこに結束バンドを通して固定します。
■2011.04.03 上記画像追加
これでガッチリと輪っかが出来ます。ストラップの完成。
もちろん、結束バンド部分はダクトテープで邪魔にならないようにしています。
こんな風になります。
ストラップがハンドルから直接出ているので、見た目はハンドルなげぇ!って感じですが、使うと全然気になりません。
また帯のストラップなので、色々な角度に自由に変えられるので他種類の運動ができます。
この段階で重量を計測したら15㎏ありました。
改造する前より重くなっている(笑)
砂の種類を変えましたから。
持って使った感じは、帯を入れているので、チューブに負荷がかかっていないのがよくわかります。
作戦成功!
ちなみに、これはストラップ部分のアップ。
バイクチューブはまだあったので、ついでに取り出した「ぼら土」を使って軽めのやつを作成しました。
最初にバイクチューブで自作したやつは2㎏でしたが、それでもタクミには重かったので、その半分の1㎏のやつを二つ作成。
改造したやつは、もともと代継橋道場に置いているやつなので、今週改造したやつを戻します。
重くなってるけど(笑)
その分使いやすくなってますよ。
ついでに、自作途中だった5㎏のやつもハンドル部分を完成させ、これも代継橋道場に置いておきます。
つうことで、
今、部屋は自作ブルガリアンバッグだらけ(笑)
何者の部屋だよ!
ってな感じです。
改造版を作成した直後、井上雄一朗に使ってみてもらい、使い勝手を判断してもらいました。
重くなったので、使ったあと、こんなリアクション(笑)
マ、シャレですが。
そんな、改造版ブルガリアンバッグの使い勝手をしている風景を見てみる。
ストラップを使ったカール、スピン、スナッチを軽くやっています。
ブルガリアンバッグを前後に動かす「スナッチ」ですが、これは集中してやらないと腰を痛めます。
特に後方に動かした時が注意が必要。
気を抜いてやると、肩の可動域を超え、後ろに吹っ飛ばされそうになります。腰で支えているので、ひとりバックブリーカー状態。
空手風にいうと「丹田」に力を入れ、膝を軽く曲げ全身で踏ん張った状態でやる。
お手軽なトレーニング器具ですが、重量は15㎏もあり、前後に動かしているので遠心力も加わり相当な負荷がかかります。
と、
まぁ、
こんなところです。
自作ブルガリアンバッグ最高!
ってなことで。
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