空手の練習は団体練習です。個別練習する場合もありますが、それは自主練や特練など、通常練習とは違う場合で、通常練習時は、みんなで一緒に練習します。
そんな練習時、先頭で練習をリードする道場生を「センター」と呼びます。決まっている呼び名ではありません。
通常は、師範であったり黒帯や茶帯の上級者がセンターですが、準備運動からの基礎練習を覚えるため、下級者や白帯も指名されてセンターを務める時があります。
2月16日水曜日、戸島教室練習時にセンターに指名されたのはカイト。
戸島教室は少年部メインで、代継橋道場や武蔵ヶ丘道場と違い、週に一度しか練習日がないので、主に基礎をメインに練習しています。
最古参はリョウタロウ。戸島教室仮始動時からいます。小六ですが、卒業作文は空手に関することを書いたそうで、知らない間に道場に連れて行かれ、いつの間にか道場生になっていた旨を書いたそうです。
概ね、間違いではないナ(笑)
リョウタロウの母親が私の実姉だから仕方ないわなぁ、リョウタロウ。
ちなみに、
井上雄一朗は、私の実姉を「ねーちゃん」と呼びます。もうずっと昔から(笑)
なので、実姉の旦那、つまり私の義兄ですが、その義兄に対しては、もちろん「にーちゃん」と呼ぶ井上雄一朗であります。
あ、実姉も義兄も井上雄一朗のことは「ゆうちゃん」と呼びます。普通に弟扱いです。
なので、リョウタロウは私の甥にあたるのですが、井上雄一朗もリョウタロウは甥扱いです(笑)
そんなことはどうでもよくて、
そんなリョウタロウも3年?4年?戸島教室で練習しているわけで、井上雄一朗曰く、
「継続すれば、形になるもんですねぇ」
としみじみ・・・
まぁなぁ、手は抜けないもんなぁ、鬼が二匹いるから。
今では下級生が多い戸島教室ですが、なぜか立派に見えるリョウタロウ(笑)
そんなこともどうでもよくて、
リョウタロウの次に古いのはトワとリョウト。トワはリョウタロウと同じ小六で、武蔵ヶ丘道場にも練習にきているので、センターは難なく務めます。
リョウトは・・・まぁ、入門時に比べると大きくなったヨ(笑)
そんな戸島教室で、この日のセンターに指名されたのがカイト。
とは先に書きましたが、カイトは小二。一年生二年生が多い戸島教室では、ここ最近確変して、熱心に練習するカイトだったりします。
声は高いです。
そんなカイト、センターに指名され、指名された直後から超緊張です。
わかる!
わかるよ、カイト。
一般部の大人だって、上級者以外がセンターに指名されると、もうなにがなんだかになるから。
あ、でも、黒帯なハリウッドウスターは、上級者なのによくポカをやる。
デ、
そんなカイトをセンターに練習開始です。準備運動から。
センターなカイト、声は小さくなり、普段なら何でもない準備運動の順番さえおぼつきません。
わかる!
わかるよ、カイト!
トワなんて、足を前後に開くストレッチ「前後開脚」を「ぜんごうかいきゃく」って言うもんナ。「ぜんごかいきゃく」なのに。
だから、カイトも「ぜんごうかいきゃく」・・・
負のオーラ全開のカイトであります。
そんな不安げなカイトを、後方から井上雄一朗が、
「間違ってもいいから、大きな声で!」
とハッパをかけます。
人前で何かを行う、ということは、訓練しないと出来ません。
人がやっているのを見て、「あ、自分でもやれるナ」と思うものですが、実際やってみると絶対できません。
「百聞は一見にしかず」ですが「百見は一験にしかず」なのであります。
百回見るより、一度体験・経験した方がいい。
わけです。
人前に出て、何かを言う、発表する、だけではなく、目の前にいる人に対して、何らかの指示を出しコントロールしなければなりません。それも順序立てて。
言葉を発するタイミング、突発的なイレギュラーに対する処置、全体像の把握、指示する内容、などなどなど流れの中で、すべてコントロールして対処しなければなりません。
いきなりやれ!と言われてもできなっつう話です(笑)
だから、出来る上級者ではなく、これから色々覚えなければならない層を指名するわけです。
特に少年部には多くを求めていないので、
まず、
人前で動じない、
普段慣れていることを単独で行う、
何を理解して何を理解していないか理解する、
などをセンターに指名された時に訓練するわけです。
人前で何かを行う、ということに「慣れる」ということが一番ですかね。
空手以外でも役に立ちます。
でも、まぁ、これは一般部にも言えるかも(笑)
社会人で、人と折衝したり交渉したりしているはずの社会人でさえ、センター時には「頭が真っ白」になりますから。
あと、単独で「型」をやらせる時(笑)
色々ハプニングあって腹筋崩壊する時あります。
「手刀鎖骨打ち」という技があります。「しゅとう・さこつ・うち」と読みます。
緊張すると、これ、
「しゅとう・しゃこつ・うち」って言っちゃうんですよ(笑)
あと、基礎的な型に「足技太極」というのがあります。「そくぎ・たいきょく」と読みますが、
緊張すると、これ、
「しょくぎ・たいきょく」って言っちゃうんですよ(笑)
サ行は難しい・・・
そんなこんなで、なんとかセンターを務めたカイト、練習はすすみ、受け返しから、練習した受け返しだけの技に限定して自由対人練習をやりました。
つまり、限定スパーリング。
これも、井上雄一朗が受け返しの技や順序を説明し、
「できる!」
と答える道場生ですが、実際やってみると出来ないので難易度を下げたりしてます。
コツコツと、じっくりと、ウサギとカメならカメでいいので、動きを見て指導内容を調整するわけです。
そんな戸島教室の練習も終わり、水曜日なので武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小学校体育館)に移動です。
ケイゴを筆頭に、ここにも、熊本弁でいうところの、
やおいかん
道場生がいるわけです(笑)
練習最後は補強です。
この日は腕立て伏せのみ。
でしたが、一列全員号令かけてやりました。連続腕立て伏せで、真面目にやるとどうでしょう?おそらく30回もできないはずです。
ケイゴは出来ます。
昨年の昇級審査で、大人の腕立て伏せをバッチリやった野生児。
この日は80回連続です。
連続で出来ないにしても、途中で膝を付かず、腕立て伏せの体勢でふんばり、筋持久力を高めるガッツを養ってもらいたいところ。
回数多かったので、正面から撮影してみました(笑)
タクミはケツ上がってた(笑)
久々に練習に来たリョウヘイへいへ~い♪パパも、練習に来た日に限ってこういう補強だったり。
壮年部は瞬発力はありますが、筋持久力が加齢とともに低下してるので、こういう練習が一番しんどかったりします。
そして、
身もだえ、唸り、もがき、な腕立て伏せを冷静に見つめる井上雄一朗・・・
あ!
ユメト、膝付いてる!
で思い出しましたが、昨日木曜日、井上道場の練習はお休みなので秋岡塾出稽古だったのですが、木曜日ということでフリー練習。
この季節は体力増強なので、秋岡塾長筆頭に基礎体力運動ばかり二時間ほどやったのですが、その中に「腕立て伏せの姿勢で5分間静止」というやつがありました。
腕立て伏せは全身運動なわけで、腕立て伏せの姿勢をキープするには、腕、肩、背中、お腹(腹筋)、足、全部の筋肉を使います。
わたし、久々に叫びながらエクササイズやりました(笑)
5分間キープできません!
ええ、断言します。
まず、他の筋力に比べ腹筋が最近劣っているので、お尻は重いので腰が下がってきます。耐えると、腹筋プルプルです。
それを避けるためにお尻を上げると、体重が両肩にきて、今度は肩と腕がプルプルです。
どの体勢でもシンドイ!
わけです(笑)
でも、閉じた足を開かない、膝を付かない、この二点だけは絶対守ろうと必死こいてやりました。
最後まで閉じた足を開かなかったし、膝も付かなかった。今はこれでOK。
春までには、同じ姿勢をキープして5分間耐えたいと思います。
あと、インナーマッスル系をたくさんやりました。明後日は起きれないくらい辛いかもしれませんが、きつくてシンドイことを楽しみながらやる「ドM」だな、みんな。と思いました(笑)
という水曜日と木曜日でした!
ってなことで。
そうそう、ハリウッドスター二世はヘルニアが悪化して手術だそうです。
ガンバレ!ハリウッドスター二世。
あと、ユキコ復活。