先日、つまり11月16日(日)に平成20年後期昇級審査を代継橋道場で行いました。
って、井上道場Tipsに記事を投稿するのも、とても久しぶりな感じです(笑)
寒くなってイカ釣りシーズン到来なので「熊本港 イカ」なんてな検索キーワードで当サイトを訪問する方も多々ありますが、今年のイカ釣りの話は、まだ先。でも今月行くと思います。
そんなことはどうでもよくて、昇級審査。
今回の昇級審査受験生は、ちょっとアレな道場生が多かったので、審査前に「あれだね、今回は、もう一発不合格者出るかもね」などと話していたというのは内緒。
画像も動画もありません。
どうしようか迷ったのですが、昇級審査内容については、過去記事で動画や画像をたっぷりと使って紹介しているので、重複は避けようと撮影はしませんでした。
ユウスケも塾で忙しいし(笑)
でも、審査前に、普通にユウスケが道場に来ていたのには笑いましたけど。
さて。
今回の審査は低学年が多く、井上道場の昇級審査は原則小学生以上が対象で、低学年でも、ちと厳しい。
右、左、前、後ろ、そういう言葉の意味を理解しているかどうか、空手以前にそういう部分の個人差が激しいのが低学年。
高学年になれば普通に理解できることも、低学年だと厳しい現実があったりします。
技の名前、立ち方の名前等、言葉で覚えているのではなく、動きで覚えていることもあって、実は低学年を評価するというのは、これはとても難しいことであります。
難しいことではありますが、審査に例外はなく、粛々と規定に則って審査するだけ(笑)
井上道場では、昇級審査の正式アナウンスは審査の約一ヶ月前。審査自体は春と秋の年二回です。これ以上増やす必要性もなく、減らす必要性もないので年二回。
既に数回審査を実施しているので、時期が来れば淡々と道場内で色々と動きがあります。
既に審査経験済みの道場生が、今回受ける道場生にあれこれと指導したり注意したり。これ、面白いですね。
空手以前の人間関係というか、同じ目標に向かって頑張る、ある意味同志を子どもは子どもなりに精一杯コミュニケーションしています。
ハードルは高いので、そして普通に落ちる審査なので、普段よりも引き締まった感じです。
いつもの稽古で、それくらい引き締まると、もう言うことナシなんですが(笑)
子どもはそうはいきません。
そして、そうだから子どもだったりします。
デ。
代継橋道場、武蔵ヶ丘道場の道場生が審査を受けたのですが、審査前から「どうすれば帯の色が変わるのですか?」とナイスなボケをかませていたのが武蔵ヶ丘道場のケイゴ。
「どうすればって・・・おまえなぁ」
まさに閉口。
あ、閉口って「へいこう」と読み、意味は「どうにもならなくて困ること」とかです。ハリウッドスター用に解説(笑)
「普段の稽古で一生懸命やっていれば、審査はいつもの稽古でやっていることを見る場所だから問題ない」と答えましたが、ケイゴがどこまで理解したかは不明です。
が、ここ最近のケイゴの気合いの入れ方は尋常じゃなく、試合に出る前よりも、ある意味シビアな姿勢だったりして、「どうしたんだ!ケイゴ!」と慌てたり(笑)
そんなこんなで審査ですが、過去記事にあるのと同じ内容をぶっ通しで約4時間行いました。
普段の稽古の3倍近くあります。
小休止もありますが、この4時間は、合宿や試合よりもタイトな時間だったはずです。
審査中や審査後に井上雄一朗と話したのは「思った以上に頑張ってるね、みんな」ということ。
以外でした。
リュウトが(笑)
細かいところを重箱の隅をつつくように見ていけば、粗はたくさんあります。
ありますが、低学年に限っては、そういうとこはあまり見ません。
どれだけ一生懸命手を抜かずにやるか。
これです。
4時間ありますから。普段手を抜いたり、気を抜いて稽古していると、どうしても審査でも出てきます。
それを重点的に見ます。
そして、与えられた課題は、難しいことではなく、普段の稽古でやっていることばかりで、そこを審査するので、審査当日だけ気張っても無理。
練りに練った審査内容なのですよ(笑)
みんな頑張りました。
既に審査の採点も終わり、掲示用、配布用の各資料も作成済みです。
本日ずっと井上雄一朗と、正確には昨夜からですが、審査の採点及び検討を行っていました。
文句なしだったのはケイゴ。
今回の審査の首席です。
これが一番ビックリですね。なんせ、「どうやったら帯の色が変わるのか?」と尋ねてきたケイゴですから(笑)
粗いところもありますが、それを差し引いても十分な審査内容でした。
全般的にみんないい内容でしたが、色帯がさらに上の級を目指す場合は、白帯とは違う観点になるので厳しくなります。そういう意味では、色帯が厳しい内容。
あとは、普段の稽古通りの内容が審査に出た人。
マ、審査発表を待ちましょう。明日の代継橋道場の稽古で発表すると思います。
もちろん、保留者いますよ(笑)
井上雄一朗に限らず、他の道場で教えている先生方も最初は白帯からです。
それから一生懸命稽古して、黒帯になり、指導者や選手になったわけです。階段を一歩一歩上がるように、少しずつ少しずつ上がっていった。
誰もがそうです。
途中でやめず、頑張ったから。
継続はチカラなのです。
井上道場公式サイトの「師範紹介ページ」に井上雄一朗の古い画像などを貼り付けていますが、白帯や色帯時代のやつもあります。
白帯のものは、井上雄一朗が中学1年生の時のものです。中一の井上雄一朗は、とても小さい男の子でした。
その画像を少し拡大したやつですが、左端が井上雄一朗です。道着の赤丸の中が「井上」って読めると思います。
それはそれは、可愛い男の子でしたから。小学生でも通じる可愛げのある子でした。
中身は今と同じだったんですが(笑)
この画像をさらに拡げると、みんなで写っています。他は高校生や大学生の学生の道場生ですね。
私もいますが、絶対わからないはず(笑)
わかったら凄い!
真ん中の子は小学生(少年部)ですが、いまはいい大人で、現在の少年部のパパでも問題ない歳になっているはず。それくらい古い写真です。
というように、誰でも白帯、色帯の時代はあります。
黒帯目指せ!というのは、酷かもしれませんが、空手を稽古しているのであれば、その日々の評価である審査でダメだしされないように頑張ろうではないか、という意味を込めての古い写真の紹介です。
空手を始めた年齢は違いますが、白帯からというのは一緒なのです。
以下の写真は今月あたまの代継橋道場の画像ですが、白帯もいれば色帯もいて、時は変われど、我々の頃は常設道場がありませんでしたが、空手の道場というのは同じだな、と。
古い写真と現在の写真の時間は、四半世紀以上離れていますが、空手を愛するものの時間は不変だな、と。
きつくて、しんどくて、苦しくて、もう何やっているんだろうなんて思っちゃう時もありますが、稽古が終わると、こういう風に、笑顔になれる。
空手って、いいナ。
と思える瞬間です。
頑張った後の笑顔というのは、曇り空でも、雨降りでも、輝いています。
と、昇級審査の話から全然関係のない話で終わります(笑)
黄帯が、webmaster先輩だと思うぅ(^◇^)
当時16歳よ。嘘みたい!