単独型演武は緊張する!の巻

型・型・型11月1日(土)の代継橋道場稽古日のお話です。

もう二週間以上も前なのですが、すっかり忘れていたネタだったので今日投稿しているのですが、久々に一般部のネタ。

空手には型というものがあって(ない会派や流派もありますが)、型を分解したのが移動、移動を分解したのが基本で、流れ的には型→移動→型となります。

なので、型を完成させるためには、基本→移動→型という流れで稽古します。

空手が沖縄から本土に伝わってきてから、本土の先人達が創意工夫して作り上げた稽古体系ですね。主に大学生が作り上げたわけです。昔の大学生ですから、それはそれは優秀な学生ばかりで、こういう稽古体系を作り上げた。

現在、例えば組手やスパーリングなどの対戦を目的とした稽古でも、この流れは踏襲されていて、コンビネーションを練習する場合でも、この発想と同じで、最終コンビネーションを分解し、簡単な技の連携から複雑な技の連携にステップアップしていきますね。

ミット稽古とかもそうで、この発想というか稽古体系の本質は、時代が違っても変わらないわけです。

先人たちの智恵に感謝です。

デ。
井上道場の空手は、直接打撃制のフルコンタクト空手ですが、通常稽古では、基本稽古(移動や型も含む)をみっちりやります。

体幹や基礎体力を養う上では、この基本稽古というのは一番適していて、「空手は強さのみに非ず」であるならば、地味で忍耐力や基礎体力を要する基本稽古は必須、と考えております。

サンドバッグを叩いたり、キックミットを蹴り込んだり、派手な稽古の方が見栄えはいいですが、それを実践する上での土台、つまり基礎体力というのは、地味な反復練習の積み重ねでしか身に付かないわけです。

そして、基礎体力というものは、プロレスラーやお相撲さんのような、ある意味想像を超えた体力ではなく、自分自身の体を自由自在に操れる体力であり、基本的に自重(自分の体重)をコントロールする力と思って問題ないと思います。

それだけあれば、基礎体力として十分です。

逆立ち、つまり二本の腕で体重を支える。深く腰を落として体重を支える。懸垂、二本の腕で体を持ち上げる。腹筋や背筋、腕立て伏せ。そういう力です。

その基礎体力がついたあとで、さらなる体力向上を目指すわけで、まずは土台を作らなきゃいけない。それには、空手では基本稽古が一番適している、と。

上半身、下半身、特に下半身ですが、よく出来ています。持久力も必要ですから。

さて。
そんな基本稽古の最終形が型なのですが、この日の代継橋道場では、みっちり型の稽古をやったあと、ひとりひとり、つまり単独で型を披露することになりました。

複数で行う稽古の場合、型の順番などを忘れても、前の人や横の人の動きを見て、一瞬で動きについていったりしますが、単独だとこれができないわけです(笑)

ちゃんと出来なければいけない。

けっこう緊張します(笑)

型が不安な人は特に。

間違えるなら、思いっきり間違えた方がいいわけで、型というものが基本稽古の最終形、そして基本稽古というのが基礎体力を養う稽古という観点ならば、思いっきりやった分には、何も影響がないわけです。

稽古の本質からすれば、気合い十分で思いっきり突いたり蹴ったりすることの方が重要で、間違えるということは、さほど問題ではありません。

が、やはり間違えたくはない(笑)

それが人情。

井上雄一朗がランダムに道場生の名前を呼び、これまたランダムに型を指定するのですが、その間、みんな緊張して、不安な型の動きをチェックしたりします。

見ていると、なかなか面白い(笑)

型のチェック

これからいくつかの画像を紹介しますが、右側(手前)の茶帯に注目していてください。サカイ選手なんですが、もう延々型の動きのチェックをやっています。

そんな風に動きのチェックをしていたら、井上雄一朗の性格からして、絶対にチェックしていない型を指定するだろう!

とハラハラしたり(笑)

まずはニシバシさんから。

ニシバシさん、型終える

次がユウスケ。ある意味、模範演武(笑)

ユウスケ サカイ選手、緊張

みんな見ているのですが、サカイ選手は緊張気味。

そしてユウスケの型が終わると拍手喝采(笑)

ニシバシさん拍手
サカイ選手とみおちゃんはチェックしていますが(笑)

そして、サカイ選手、みお先輩と続きます。

みおちゃんの画像はミスっているやつもあったのですが、武士の情けでその画像はボツ(笑)

ダメよ、茶帯なんだから。

サカイ選手 みおちゃん

そしてトリは、やはりこの人。

ハリウッドスター!

ハリウッドスターの模範演武?

でも、何故かハリウッドスターの時には、みんな笑顔。というか爆笑なんですよね。

ハリウッドスターの型を見てのリアクション

なんで笑っているんだろ・・・

すっかり忘れちゃったのですが、おそらく、いつものようにハリウッドスターがやらかしちゃったからと思われます。

少年部のユウスケと光がいますが、これは一般部稽古にも参加しているからです。特にユウスケは土曜日は塾の時間の関係少年部稽古には間に合わないので一般部。

光は・・・なんでいるんだろう(笑)

型の稽古って、結構時間かかったりします。なので、この日は、主に型を重点的に稽古した日になりました。

そして、通常稽古終了後に月末の大会に向けた特練だったのですが、型稽古時とはうって変わって、通常稽古よりも長い時間、集中して稽古。

壮年部のツエさんは、足の甲を痛めていて、特練ではなく自主練してたのですが、試合に出場するハリウッドスターのスパーリングパートナーを務めていました。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

あ、あ、足大丈夫なの?

そのスパーリングをコーチングして、ハリウッドスターの動きをチェックしていたのですが、なかなか悪いところが治らないわけで、声もだんだんと大きくなるわけです(笑)

ハリウッドスターはスパーリング稽古時はサブ道場でやっていたのですが、メイン道場の方から井上雄一朗が声をかけ、今度は井上雄一朗らとスパーリングです。

鬼のような稽古をしているわけで、そして、その特練には特練だけ付き合ってくれる協力者がいるわけで、多くの力に支えられて選手は大会に出ます。

みおちゃんも仕事が忙しく通常稽古には間に合わないけれど、大会に出場するハリウッドスターのために特練(これは遅い時間から始まります)には来てくれて練習パートナーを務めてくれます。

勝負なので勝ち負けはあり、もちろん勝つつもりで出場しますが、結果はどうなるかわかりません。

大切なのは、この稽古の結果を試合で出すことで、出し切って負けたのなら、それは諦めもつきますが、これだけの稽古をしてきて出し切ることが出来なかったら悔いだけ残ります。

悔いのない試合をするためにも、ハリウッドスターには頑張ってもらいところ。

そして、特練のあと、いつも井上雄一朗と話すのはハリウッドスターのことなので、不安要素ありありだったりもします(笑)

でも、牛丼二杯食べるハリウッドスターなので、なんとかなるかなぁ、と。

ならないかなぁ・・・

ってなことで。


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