戸島教室と武蔵ヶ丘道場!の巻

武蔵ヶ丘道場今日は水曜日で戸島教室と武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小)の稽古日でした。

あ、もう10月になったので、戸島教室と武蔵ヶ丘道場の稽古時間が元に戻ったんだ。あとでページを修正しておこう。

戸島教室のあと武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小)と移動が入る稽古日で、すっかり冷え込んでいる今日この頃ですが、やはり、稽古するといい汗をかくことができますね。

記事冒頭に貼り付けているサムネイル画像は、実は10月3日(金)のものです。武蔵ヶ丘道場(武蔵ヶ丘コミュニティーセンター)での稽古風景のひとこま。

奥に写っているのは、過去記事で書いたことのある少林寺拳法の団体です。

この先生が実は井上道場関係者の義兄だったりして、稽古時間が違うのでなかなかお話できる機会もないのですが、「井上道場ブログ読んでます!」と仰った時には嬉しかったですが「グルメネタ!」ってオチまであったので爆笑したり。

私は、「空手」は「手段」と思っていて、目的や本質は、それが何でアレ同じと思っています。

科学が手段な人、語学が手段な人、絵画が手段な人、スポーツでも野球が手段な人、水泳が手段な人、剣道が手段な人、アーチェリーが手段な人、数えればキリがないのですが、そういうのはすべて「手段」であって、目的や本質はそう変わらないと思っています。

特に子どもたちの場合。

マ、中には、「もう必死ですね」ってな部分もあるのですが、「手段」が「目的」になって、いい話を聞いたことがありません。

何度も書いていますが、「他山の石」というのは、金メダルを取った人とかノーベル賞を取った人とか、そういう、ある意味雲の上の話ではなく、実は案外身近にあったりするものだな、と。

そんなこんなで今日ですが、戸島教室に新しい仲間が増え、勝手に戸島教室キャプテン、副キャプテンと呼んでいるトワやリョウも先輩になっているわけで、なんやかんやいっても、継続はチカラなりで、上手くなってきているな、と。

ダメダメな部分は、そりゃたくさんありますが、延びている部分もあって、頑張ったものには、頑張っただけの見返りはあるんだなと思ったり。

新しい仲間は年長さんなんですが、見よう見まねで一生懸命やっているわけで、もうですね「おれなんか、この年齢の時にはオネショばかりしてたよ」と感服するわけです。

でも、あれですね、そう考えると、代継橋道場のユウガはダイヤとショウタという兄達を見ているので、飲み込みは早い。どういうことをすれば叱られるかも、ちゃんとわかってる(笑)

ダイヤ三兄弟の秘密兵器ですが、代継橋道場だけの秘密兵器だったりして・・・

デ。
戸島教室の稽古が終わり、速攻武蔵ヶ丘道場へ移動。

昇級審査を前に目の色を変えているケイゴなんですが、最近別人のようです(笑)

サムネイル画像の右側に写っているのがケイゴとショウヘイなのですが、同学年のこの二人、バチバチと見えるようなお互いを意識したモチベーションがあって面白いです。

「やればできる!」と簡単にいいますが、子どもはなかなか「やらない」わけです(笑)

それが子どもなんですが、ケイゴは延び延びと育っているし、優しい一面を持つ色男なので「ケイゴ、ここは気合い入れてやらんと、ナ」と言うと「オス!」と元気のいい声が帰ってきます。

以前は、この元気のいい声だけだったのですが、最近は、というかこの半年くらいでしょうか、動きにもメリハリがあって、もうですね「ケイゴ、どうしちゃったんだろう?」って逆に心配するくらいです(笑)

知らず知らずのうちに、成長するもんなんですよね。

体も大きくなり、モンチッチのような愛嬌のある顔をしているケイゴですが「突くときは、しっかりと相手を仮想して正面を向け」というと、ちゃんと眉間に皺まで寄せる(笑)

顔芸はいらないから、ケイゴ。

型の稽古というのは単調で、それでいてキツイものです。地味な稽古に入りますね。忍耐を要する稽古のひとつで、子どもにとったら、忍耐ほど無縁なものはないわけで。

それでも、ケイゴ、最近ずっとマンツーマンで型を指導していますが、キッチリやる。

8割近く。

以前は5割にも満たなかったことを考えると、これは凄いな、と(笑)

子どもが10割全力でやるって、有り得ないです。

私や井上雄一朗もそうだったし、有り得るとすれば高学年くらい。それでも、やはり体が出来ていないので、必ず、どこかで力を抜きます。

そして、その力を抜く部分というのは、経験のある高学年だと、実は空手で必要な緩急の「緩」にあたる部分であったりして、これは稽古の中でしか身に付かないものなのですが、そういう大切なものだったりします。

低学年の場合は、もう完全に手抜きです(笑)

今日の場合だと、ハリウッドスターと延々井上雄一朗マンツーマンによる受け返し→スパーリングの猛稽古をしたユウスケがやった、そのあとの型がそうですね。

死んでましたもん(笑)

ハリウッドスター曰く「ユウスケ君の動きばかり見てました」って・・・

おまえが見てどうする!

なわけですが、そんな感じで、高学年は別として、子どもが全力ってのは、基本的にはないわけです。

そんな中、ケイゴが8割近くモチベーション上げてやっているのを見ると、「こいつ変わったなぁ」と実感するわけです。

残り2割は全力で手を抜くんですが(笑)

小学校の時、鉢に種をまき、芽が出て、それを観察し、夏休み前に持って帰る朝顔なんてありますが、芽が出る瞬間ってのは、お目にかかったことはなく、ぐんぐん朝顔が成長するのもリアルタイムでは見たことないです。

これは、植物の成長する時間というのが、人間の時間と違うからなんですが、それと同じように、実は人が成長する姿も、リアルタイムではなかなか見ることはできません。

ある時気が付くわけです。

そんな時が今日だったわけで、井上雄一朗や私にも子ども時代はあったわけで、こういう姿を大人は楽しんでいたんだろうなぁと思うと、人間ってのは面白いものだな、と。

そんなことを思った今日の稽古でした。

ある時期を過ぎると、例えば白髪だったり、例えば脱毛だったりと逆の成長を見せる人間ですが、そういう時は悲しい気持ちになるんですよね(笑)

駿馬も老いては駄馬になる。

栄枯盛衰。

そして歴史は繰り返す。

世の中ってのは、順繰りなので、新しい芽を確認したら、見る方にまわりましょう。

時間は繋がっています。

面白いですね。

ってなことで。


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