大会前の選手コース – りょうへいへいへ~い♪特訓の巻

りょうへいへいへ~い♪今度の日曜日(12月16日)は秋岡塾主催「第4回クリスマスカップ空手道選手権大会」が開催されます。今年最後の大会で当井上道場からも選手がエントリーしますが、そのクリスマスカップに向けた最後の選手コース練習が月曜日にありました。

選手コースは毎週月曜日に行っているのですが、ここ最近はクリスマスカップにエントリーしている遠方に住む道場生も参加していて普段より数の多い選手コースでした。

通常の道場稽古とは異なり、少年部とはいえ最初から最後までピリピリとした雰囲気が漂う選手コース。「まな板の上の鯉」という言葉がありますが、月曜の稽古に来たなら覚悟を決めるしかないわけで、その殺伐とした雰囲気は独特のものがあります。

でも子どもってのは凄いですね。
回復力が異常です(笑)

稽古が終わればガヤガヤと賑やかです。
これは、素直に凄いなぁといっつも思います。

そんな選手コースの一コマを。

大会前の最後の選手コースということで、私も子ども達のヘルプとして参加しましたが、月曜日は久しぶりの雨。それも寒いなかの雨で、雪でもおかしくないくらい冷たい。

道場に着くと、人の居ない道場ってのは冷え切っていて、アップをちゃんとやんないと怪我しちゃうなぁと思っているとユウスケ登場。

いまでは普通に選手コースにきているユウスケですが、最初井上雄一朗が軽く「今度月曜の稽古にでも顔を出さないか」と言ったら泣きながら「ボクはそこまでやるつもりはないですぅ」と言っていたユウスケ。

最初は他の道場生にフルボッコにされていたらしいですが、今では他の道場生を引っ張るほどですね。継続はチカラなり、です。

そういえば、今年の井上道場七不思議を夜中に話していたのですが、その中に「あれだけ稽古しているユウスケが夏場に痩せなかったのは不思議だ!」とエントリーされています(笑)

夏休み中は武蔵ヶ丘道場の稽古にも参加(戸島教室にも)して、かつ代継橋道場では少年部のあとの一般部にも参加していましたからねぇ。もちろん選手コースも。

あの頃、私とほぼ同じくらい稽古していて、私が激痩せしたのは周知のことですが、結局ユウスケは変わらず(笑)
これは、ある意味凄い。

どんだけ家でご馳走食ってんだよ!

そんなことはどうでもよくて、ユウスケが一番のりだったのでストレッチして体を温めておけと井上雄一朗に言われストレッチするユウスケ。

ストレッチでアップするユウスケ

とにかく寒い。というか冷たい。
私も着替えストレッチでアップ。でも畳が冷たい!

井上雄一朗も着替えアップ開始。
サンドバッグでフォームを確認したりシャドーで体を温めたりしています。

やっぱ、この広さで三人しかいないとなかなかアレだな、と。

アップ1 アップ2

■アップ中 2007.12.10

ユウスケとマサヤへ:井上雄一朗の右足とそれと連動している腰の動きをよく見ておくこと。基本的な動きがわかるはず。突くにしろ受けるにしろ「腰で切れ」と表現している動きがこれ。理屈はあとからついてくるので、右足首の動き、右足中足の動き、右膝の動き、腰の動き、軸の動き、右手の肘の位置、動き、上体の動きを何度も見てイメージして下さい。左も同じ。

さて。ユウスケと井上雄一朗がアップしているとハリウッドスターとりょうへいへいへ~い♪が到着。

りょうへいへいへ~い♪は武蔵ヶ丘道場所属なので遠方からの参加ですが、この日はアップがてら井上雄一朗が他の道場生が来るまでマンツーマンで指導。

徹底的に基本動作の繰り返し。
ワンツー、ワンツー。

何度も何度も、武蔵ヶ丘道場であったり選手コース練習時であったりと同じことを繰り替えし繰り返し指導する井上雄一朗でありますが、りょうへいへいへ~い♪は一向に変わらず・・・

選手コースではスパーリング、それもガチガチの倒し合いなども行うので、痛い目にあいたくなかったら自分で言われたことを実践するしかないわけで、この日もユリナにフルボッコ。

井上雄一朗や私の先生の先生の言葉に「牛飼いと牛の話」がありますが、まさにそうだな、と。
牛を水飲み場に連れて行くのは牛飼いの役目、でも水を飲むか飲まないかは牛が決めること。

りょへいへいへ~い♪、明日のために、ワンツー!ワンツー!

少しずつでいいので、一歩一歩前進していきましょう。
使い古された言葉ですが「千里の道も一歩から」。

まず、第一歩からだ。

■リョウヘイへいへ~い♪にマンツーマン 2007.12.10

この間に他のメンバーも集まってきたので選手コース練習開始。

まずはアップから。
シャドーで体を温める。

シャドーでアップ シャドーで体を温める。奥はユウスケ。手前はヒカリ

続いて向かい合ってのシャドーで動きに反応しながらのシャドーでアップ継続。
対人シャドーですね。

対人シャドー

体が温まったところでスパーリング開始。
スパーリングでは私も参加したので画像等はないです(笑)

身長差を考え、腰をグンと落とし構えたので、わかりやすくいうと、常に騎馬立ち状態(笑)
これだとローキックのカットがほぼできないのですが、基本的に私は受けるだけなのでいいかな、と。

でも延々この体勢で入れ替わり相手するので、もう下半身がパンパンです。

なんだよ、俺が一番辛いじゃないかよ!

と思ったり(笑)

おまけにファールカップはインローとかもらわないので大丈夫だなとか思っていたら、腰を落としているので足が通常より開いているので、もうコツンとアウトローの流れた奴が大事なところに当たるわけです(笑)

ああ、この構えだとそうだった!

と思いつつも、マサヤとユウスケとヒカリに三発も当てられました(笑)

ユウスケとヒカリのやつは、かすった程度で(実はあそこにかするというのは、男子なら戦慄的な言葉なんですが)「いてぇ」とか声を出すとローキックに関して萎縮すると思い我慢していたのですが、マサヤはガッチリ当ててきました(笑)

このやろう!と大人げなくハイで応戦(笑)

マサヤとユウスケに関しては、「上段の防御」という観点が私のテーマだったので、牽制としてジャンジャンとハイは蹴っていこうと思っていたのですが、騎馬立ちくらい腰を落とした構えからのハイは至難の業です(笑)
つうか、まず蹴れません。

すぅーっと腰を上げさりげなくハイを蹴っていきましたが、あの腰の高さの変化に気づいたかなぁマサヤたち。
気づいてないなぁ(笑)

特にマサヤは「始め」の合図と同時の出会い頭のハイをもらったりするので、最初にハイを蹴ったらバチコンと当たって、これは貰うなよなぁと絶句。

私が上段を蹴ってくるとわかったので、それからはガードをしっかりとするようになったのですが、そうなると中段はがら空きになるわけで、その前フリとしての上段なわけで、ハイで倒そうと思って蹴っているわけではないんですね。

マサヤは頭がいいので気が付いているかと思ったら、中段ががら空き(笑)

なにやってんだよ!

と思いつつもハイと同じ軌道でミドルを蹴ってみる。
左膝を上げ、左腕でもガード。

おおう、教科書通り。
ちゃんと左ミドルに反応してます。

よしよし。
じゃあ、もう一発。
ミドルとみせかけて最初と同じハイ。

バチコン!

なにやってんだよ!

でも左手を上げて上段ガードはすれすれでやってます。
体重差で上体のバランスを崩していますが、まぁまぁかな、と。

ダメージの残るローキックや筋肉部以外の腹部は試合のことを考えてライトコンタクトにしていたのですが、ボディはどうだろうとジャブのように左前蹴りを連発してみました。

体重差があるので、ましてや足なので、入れば悶絶します。

加減はしているのですが、これ以上弱く出来ない(スピードを落とすと意味がないので)ところで蹴っても少年部なら悶絶しちゃうのですが、ちゃんと膝ブロックで足を殺しに来ています。

この受け方は井上雄一朗とそっくりです(笑)

私は突き指しても問題ないので蹴り上げた足を下ろさず連発。普通は一発蹴って足を下ろすので、蹴られた直後にポジショニングの動きや反撃の体勢になるのですが連発するので二発目以降は貰っちゃいます。

慣れればどってことないのですが、慣れないともらっちゃう(笑)

五連発します(笑)
上段を蹴ってもいいのですが、それだとバチコンとなるので、しつこい攻撃への対処がテーマということで五連発。

全部ブロックしてましたね。
先週の武蔵ヶ丘道場でもマサヤとスパーリングしたのですが、その時は前蹴り入れて、それで反応できるようになったようですね。

これ、ユキコとヒカリは泣いたんですよ。
え?これ以上軽くできない当てただけの前蹴りで泣くか!と思ったのですが、よく考えると呼吸している時にチョコンと当ててますから(笑)

大人の足ですから。
これは効くわなぁと。

マサヤは泣かなかったので、これが男子と女子の差かぁと。
ユウスケのあのお腹にも入れましたが、ユウスケも大丈夫だったなぁ。

というように、色々考えてほぼ受けつつ、それでも空いているところにはバチコンと当てていったスパーリングだったのですが、なんせ騎馬立ち(笑)

誰がしんどいって、私が一番しんどかったスパーリングでした。
もう死ぬかと思いました(笑)

少年部の相手が精一杯ですね。
もう中学生じゃ無理です。

相手をコントロールしながら相手をするのは少年部で精一杯です。
マサヤにしろユウスケにしろガンガン来るので大変です。

体の動く内は、彼ら彼女らの練習相手になって、少しでも上達の足しになるよう協力しようと切に思うのでした。

数ラウンドのスパーリングが終わり、一旦小休止です。
とはいっても、小休止の間もタイマーで時間はかっているのでテキパキと動かないといけません。

そんなの小休止じゃないっての(笑)

スパーリング間の小休止 武蔵ヶ丘道場軍団

小休止中に撮影した画像ですが、もう全員顔が紅潮しています。
冷たかった道場もいつの間にか熱気でムンムンです。

そしてユリナの顔に驚愕!

貞子かと思いました。

くる~きっとくる~

目の下の隈ならぬ、目の下が紅潮しています。
かつ、デジカメに対して見上げるような視線なので、まるで「うらめしやぁ~」です(笑)

この日はユリナ猛特訓でガンガンやらされてましたねぇ。
あれ、私はユリナとやったかなぁ・・・やってないなぁ。

ヒカリとエムとはやったなぁ。

井上雄一朗はスパーリング中、常に動き、近くでやっている道場生だろうが遠くでやっている道場生だろうが適切な指示を飛ばしています。

井上雄一朗が離れた場所にいるから見ていないだろうと思っていると甘い。
いきなり遠くから激がとびます(笑)

最後はワンマッチ形式のスパーリングです。
倒し合いのガチです。

それまで延々とスパーリングしているので、全員疲労困憊。
そしてワンマッチ形式。

あと少し、あと少しという頑張りな稽古ですね。
三人一組のローテーションで、剣道でいう掛かり稽古みたいな感じで連続してのワンマッチスパー。

このワンマッチ形式は選抜されたもののみでやります。
選抜されなかった道場生はセコンドの練習です。

そしてスパーリング稽古が終わりました。

軽く小休止してミット稽古です。
ええ、休む間もありません。

これも剣道でいう掛かり稽古と同じで、父兄や私がビックミットを装着して10分間の打ち込み。
二人一組で連続して交替しつつ打ち込みです。

あれだけスパーリングしていたのに元気だなぁと感動(笑)

私の場所には亜衣莉とサキ。
亜衣莉は小さいのでビックミットで隠れちゃって見えないんですよねぇ。

亜衣莉に指示だしていて交替の合図に気が付かないとサキが「交替です交替です」と声をかけてくれます。
意外と冷静なサキ。

後半ペースが落ちるのですが、激を飛ばし、技の指示を出すと盛り返す子ども達。
凄いですね。

至る処から大声と気合いが上がり、冬なのに真夏のような熱気の道場。

みんな一生懸命やってます。
大会のための準備をやっています。

勝たせたいですねぇ。

勝負は非情で努力したものだけが勝つわけではないですが、これだけ物事に情熱をかけ打ち込んだ結果は必ず自分自身に資するものと思います。

だから、本番では自信を持って頑張って下さい。

ミット稽古も終わり、さぁこれで大会前の最後の選手コースも終わりかと思いきや、まだ補強があります(笑)

この補強が意味があるんですよねぇ。
延々と補強(笑)

そして、やっと本日の選手コースが終了です。

もう大会まできっつい稽古はありません。
とにかく、風邪引かないようにしましょう。

■最後の補強と挨拶 2007.12.10

エムもう一回(笑)

そして稽古の終わった道場は、最初と同じようにヒンヤリと冷たくなるのですが、激しい稽古が終わったばかりの子ども達はなぜか元気。

まぁ、とにかく寒かったり温かかったりとする日があったりするので、みんな体調管理だけは気を付けてね。
学校あるから、そこで風邪うつされちゃったりするんですよねぇ。

手洗いうがい。これだけで全然違う。
プロの役者さんは舞台のスケジュールがあるので、オフの日でも必ず手洗いうがいはやります。

なので、手洗いうがいだけはやりましょう!

稽古を終えて

こうやって稽古後の風景を画像で見ると、どうみても「子供会の集まり」以外の何ものでもないですね(笑)

そしてヒカリのポーズに驚愕。

手の組み方、足の組み方、そしてスマイル。

ヒカリのポーズ

お前は鶴屋1階化粧品売り場の売り子か!

そんなこんなで、この選手コース後に井上雄一朗とハリウッドスターと代継橋道場へ。
代継橋道場ではボクシングもやってます。

井上道場がやっているのではなく、岡田塾というボクシング道場が代継橋道場でボクシングを教えているのですが、井上雄一朗もハリウッドスターもそのメンバーです。

井上雄一朗はボクシングの指導もやっています。

「もう帰るよ」と言ったはずなのに、なぜか私も代継橋道場へ(笑)

仕方ないのでサブ道場で久しぶりに減量用自主トレでもやるかと、ロープをしたりサンドバッグをしたりしていたのですが、途中で「先輩ミット打ちしませんか?」と井上雄一朗。

ちょうどラッシュの打ち込みを終えたところで息が上がり、もうヘロヘロで今日の練習はこれで終了!と思っていたのですが、持ち手が足りないのかな?とメイン道場へ。

見るとハリウッドスターがミットを持っています。
息が上がったままで、まずは左ジャブから(笑)

ボクシングなので練習は全て1ラウンド3分です。

左ジャブが終わると、左ジャブのダブル。それが終わるとワンツー。それが終わるとワンツースリー。
もう終わらない(笑)

選手コースで下半身がきていたところにミット打ちです。
右ストレートは右足を返して腰を入れますが、ふくらはぎに違和感(笑)

もう死にました。

次はパートナーを変えて、また打ち込み(笑)

もう完全に死ねました。

ボクシングも終わり、腹が減ったなぁとなったので食事です。

おおう、久々の井上道場グルメネタ!

焼肉を食べました。

わさびカルビ

和風な醤油タレで食べる「わさびカルビ」は美味しかったです。
わさびがたっぷりなのですが、火を通すので辛味が抜けます。

抜けるはずなのですが、なぜか最初の肉を食べた人は「死ぬ」と悶絶してました(笑)

そんな月曜日。

クリスマスカップはみんな頑張りましょう。

ってなことで。

ああ、書き忘れるところでした。

井上雄一朗はグレーのパーカーを着ていますね。

コレ、私のです(笑)

ないないないと思ってずいぶん探したんですよねぇ。

おまえが持って行っていたのかよ!


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