6月30日の代継橋道場の稽古風景。ユウスケと里奈ちゃんのスパーリングです。小学生vs中学生女子。
が、内容は緑帯vs白帯です。前回記事「みお先輩vsハリウッドスター-代継橋道場」同様、これも突きと下段蹴りオンリーの限定スパーリング。パンチとローキックのみのスパーリング稽古です。
動画には写っていませんが、手前ではサカイ選手と高校生のマサフミがスパーをやってます。ビシバシと音だけ聞こえます。マサフミ、サカイ選手からアウトロー崩れの金的貰ってますね。音だけでわかります。
ユウスケと里奈ちゃんは、まぁ、こんなもんですね。
パンチとローだけなのですが、ハイがあると一発で持って行かれる動きですね。
里奈ちゃん。
見返すと、ユウスケ、結構顔面もらってたのね。
身長差があるので、疲れた里奈ちゃんのストレートが、ちょうどユウスケの顔面。
3発くらいか?
内容も押されまくりですが、その前に反則負けってな話です。
淡々と攻撃を続けるユウスケなので、違和感ないですね。
顎を引いてるからですね。フェースガードを装着してのスパーだったら、もっと前面で当たっているはず。
身長差イコール手足のリーチの差なので、ユウスケのローも空振りしてるやつありますね。
もう一歩踏み込んでみると効く。
里奈ちゃんは下がっているので、自分から相手の攻撃が有効になる間合いを作っているわけで、井上雄一朗も下がったらやられるよと言ってますが、ユウスケの猛攻に下がって反撃が精一杯な里奈ちゃん。
下がって攻撃しても効かないのよ。
ポジショニングで位置を恣意的に変化させて攻撃しているわけじゃないから。
ユウスケは、自分の攻撃で間合いを作ってローに繋げているし。
でもリーチの差が効果的だったかも。里奈ちゃんの一歩とユウスケの一歩は全然違う(笑)
ローを嫌がって足を引いて下がる里奈ちゃんですが、追撃のユウスケのローが届かない・・・
ヒットポイントがずれている。でも、腰をグンっと入れて蹴りこむユウスケ。
そうなのよ。軸足がポイントになるわけよ、ユウスケ。
ここで正確に当てるには、このリーチ差を無効にするポジショニングがありますが、それは道場で(笑)
しかしアレだなぁ。顔面膝ありだと、ユウスケも簡単には入れないかもなぁ。
白帯な里奈ちゃんですが、効かせる膝は打てなくても、相手を入り込ませない(ユウスケ相手として)膝は出来るわけで、そのやり方もありますが、これも道場で(笑)
リーチ差あると、膝はとても有効ですね。ユウスケが里奈ちゃんの顔面に膝をぶち込むには、ジャンボ鶴田並みのジャンピング・ニーをする必要がありますが、里奈ちゃんは膝を上げるだけでいい。
この差はデカい!
長身の外国人相手だと、間合いが全然違って、初めて戦うと面食らうのですが、そういう意味では、ユウスケは、ちょうどいい相手かもしれない。里奈ちゃんとやると。リーチ差関係なく自分の間合いをつかめる。
外国人で思い出しましたが、井上雄一朗もロシア人と何回も戦って、一度も負けたことはないのですが、試合を見ていてタフだなぁと。ロシア人が。
日本式の固い組手スタイルでしたが、強いなぁと思ったものでした。
井上道場には、そういうリーチ差のある外国人と戦うノウハウもあるわけで、日本なんて狭いことを考えずに、気持ちは「世界」と大きく持とう(笑)
ユウスケよ。
里奈ちゃんよ。
世界は広い!
閑話休題。
この稽古後、里奈ちゃんはとても悔しがって、次はユウスケに勝つ!と言っていましたが、何回やっても同じ結果と思います。思うというか、同じ結果にしかならない(笑)
全部の技を使っていいスパーをやったとしても、ユウスケは技を散らしてくるからハイをバシバシ当てられる。里奈ちゃんは膝に活路を見いだすしかないけれど、今だとどう使っていいか分からないはず。下がりながら膝を上げても、ユウスケに押し込まれてローを効かされて膝すら上がらないようになる。
練習しかないです。
稽古しかないです。
濃い時間を過ごさないと。
里奈ちゃんが、必死で稽古したとしても、ユウスケも同じくらい、いやそれ以上稽古するわけで、差はなかなか縮まらない。帯の色の差でもあります。
かといって悲観的になる必要もなく、稽古で流した汗は自分に嘘はつかないわけで、この動画は6月30日の稽古時ですが、あれから二ヶ月近く経っていて、上達はしている。もちろんユウスケも。
その上昇カーブは緩やかで、自分では自覚できないほど小さなものかも知れませんが、確実に上昇しているわけで、その積み重ねが実力という形で現れてくる。
なので、目を見開き、耳を立て、基本稽古の時からしっかりと濃い時間を過ごして下さい。
里奈ちゃん。
それにしても、里奈ちゃんは、みお先輩と同じくらい足が長い。
これは、強力な武器になる。
使えるか使えないかは、本人次第なのです。
頑張れユウスケ!あ、間違った(笑)
頑張れ里奈ちゃん!