記事連投なのですが、ビデオカメラが故障していて、先日ユウスケパパに修理もらったので、本来既に記事として投稿する予定だったネタを連投します。
スパーリングシリーズです。
まずは、みお先輩vsハリウッドスター。
8月23日(木)に投稿した記事「キックミットと補強とアキバ系-代継橋道場」で少し触れているのですが、ビデオカメラが復活し、パソコンに映像が取り込めるようになったので完全版として(笑)
受け返し目的の軽いスパーリングで、みお先輩に左ハイを当たられ、「シュッ!シュッ!シュッ!」と突然組手モードになりラッシュかけようとするハリウッドスター(笑)
そして即「なにやってんだ!」と井上雄一朗に一喝されるハリウッドスター(笑)
その後、少し強めのスパーリングを行いますが、これは突きと下段蹴り(パンチとローキック)だけの限定スパーなので、不完全燃焼なハリウッドスター。
過去記事でミドルのミット稽古を描写した文章は以下の通り。
みお先輩は女性にしては長身です。なので、足が凄く長い。私なんかよりも全然長いです。外国人体型と思って貰っていいですね。なので、すり上げるハイが危険な角度で跳んできます(笑)
ミドルと同じ軌道で、そのまま足先を刷り上げてハイを蹴って、と指導しているところですね。
以前のスパーリングで、このすり上げるハイをミットを持っているハリウッドスターが食らって、俄然エキサイトしたことがありました(笑)
以下に、その時の稽古風景動画を貼り付けますが、受け返し、技の正確性を目的とした集団練習なので、ちょっと見にくいかもです。
後方でスパーリングを行っているのがハリウッドスターとみお先輩。手前は高校生のマサフミと中学生の里奈ちゃん。
ユウスケもいますね。これは6月30日の代継橋道場での稽古風景です。二ヶ月近く前なんですね。それくらいビデオカメラを放置していたんだ・・・
みお先輩の左ハイが、ミドルと同じ軌道でハリウッドスターの顔面にヒットします。よく目を凝らさないと分かりにくいですが、井上雄一朗が感嘆の声を上げています。
即座に「シュッ!シュッ!シュッ!」と組手モードになりおもいっきり右ローで反撃するハリウッドスター。
そんな稽古じゃないので、瞬時に井上雄一朗に一喝されてます。
熊本弁です。
なんしよっとや、おまえ!
と。
その後に続く「おまえが悪いんだろう」という言葉の意味は、ガードが出来ていなかったハリウッドスターに対する注意です。
いや~即座に脇を締めて組手モードになるハリウッドスターに爆笑しました。
瞬時に怒られていますが。
みお先輩は足が長い。とても長い。膝がグーンと伸びて一発ミドル蹴って、その後同じ軌道でハイの位置まで足先を刷り上げられたら、ちょっと危ないですね。下45度の角度から膝から下の臑がガツンとかち上げるような感じで首と顎の間に入ります。
これ、フェースガードしていても膝から崩れるハイの基本ですね(笑)
ポイントを取るため、というよりも、KOするための蹴り。
井上雄一朗は、みお先輩に対しては、左のこの技を特に指導中・・・
体重は努力次第で増やすことも減らすこともできますが、身長(手足のリーチ)というのは先天性なものなので、もう天から授かったもので、努力うんぬんの話でどうにか出来るものではない。
で、あるならば、自分の体を最大限に使うことが必須なわけで、みお先輩に対し、体の特長を生かした技を指導する井上雄一朗なのであります。
恐ろしい技を伝授しているなぁ(笑)
この技をハリウッドスターに指導しても、みお先輩とリーチの差がありすぎのであまり有効ではないですね。ハリウッドスターの、自分の間合いからの蹴りとして指導する。技術論が変わってくるって話です。まぁ、井上雄一朗なので両方の身体的特徴を意識しつつ指導しているわけですが。
また、みお先輩のような長身のリーチのある選手と戦う場合は、遠間合いは相手の距離、すなわち、自分の攻撃は届かないけど相手の攻撃は届く、その距離なのでどうしても懐に入ってインファイトするしかない。上段突きが有効なルールなら別でしょうが、井上道場で採用しているフルコンタクトルールだと上段は蹴りのみ有効なので、この場合のセオリーはインファイトになります。
組手モードになって脇を締め、右ローを放ちつつ懐に入っていた戦術は理にかなった動き。
でも、そんな稽古じゃない(笑)
だから叱られる。
この集団練習のあと、井上雄一朗が個別にスパーリングをさせています。ちょっと強めのスパーリングですが、技は限定しています。突きと下段蹴りだけ。すなわち、パンチとローキックだけのスパー。
インファイトの間合いでの攻防になりますね。
パンチをブロックする流す捌く、ローをブロックする流す、そういう稽古ですね。
上段への蹴り(ハイ)や前蹴り、回転する蹴りがない分だけ、ある部分に特化した練習ですね。
いくら蹴りはローだけといっても、ガードが疎かになると、それがクセになるので、そういうところも見るわけです。
そして、みお先輩とハリウッドスター再戦(笑)
すり上げるハイがない分ハリウッドスター有利か・・・
手前は大学生のタケと高校生のマサフミのスパー。元気いっぱいなスパーですが、最後に自爆するマサフミ。
サポーターを付けていますが、足先が相手の膝にあたって、支点力点作用点のバランスが崩れ自爆。スパーリングではよくある風景ですね。
試合でもよく見かける光景です。
ブロックしているところを蹴っても自分の足が破壊されるだけなので、そういうところは蹴らない。と書くと簡単ですが、実際行うには相当な練習が必要です。
ブロックしている方が膝を痛める場合もあるので、こればかりは経験値を増やすしかない。
で。
みお先輩とハリウッドスター。
間合いが遠くなるとみお先輩の間合いになっちゃいますね。ハリウッドスターのローはヒットポイントがずれて当たるけれど、みお先輩のローはナイスな角度で当たる。ハリウッドスターとしては、間合いを常に詰めておかくてはいけない。これも書くと簡単ですが、実際に行うには相当量のスタミナと足腰の強さが要求されるわけで、練習の裏付けなしには実行できないですね。
みおちゃんは、ガード下がるね。
パンチとローのスパーだけど、そんなんだと逆に上を貰っちゃうよ。
そんなこんなで約二ヶ月前の稽古風景でした。
動画の最後に「次はユウスケと里奈ちゃん」と井上雄一朗が言っていますが、このあとにユウスケと里奈ちゃんの小学生vs中学生女子のスパーリングが行われました。
ユウスケにボコボコにされる里奈ちゃん。
下がったらダメだよ。効かされるよ。
その動画は次回の講釈で。