4月6日水曜日の武蔵ヶ丘道場のお話。前記事と同日です。
戸島教室から武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小学校)に移動し、練習開始。いつもは南ヶ丘小学校体育館の後ろ半分を使用しての練習ですが、この日は前半分、すなわち壇上側での練習で、いつもと違った風景で新鮮だった、というのは内緒。
入学式直前で、体育館は式典用の飾りが施され、少し前は卒業式用の飾りが施されていたことを思うと、やはり、春というのは旅立ちと出会いの季節だナ、と実感。
そんなこんなで、
基礎練習をみっちりむっちりと行い、最後に型の練習です。
ひとりひとり、単独で指定された型を行います。
これがまた、
単独、すなわち一人でやる練習なので、みんなに見られ、おまけに体育館後方でソフトバレーをやっているおじさんおばさんの休憩タイムと重なって、ギャラリー多数な中での、超緊張しつつの型なわけで、団体練習時と違った、試合や組手と違った、別の緊張感の中での練習で、マ、それを目的とした練習でもあるのですが、心臓バクバクしながらみんなやってました(笑)
その前の小休止中に、指定する型の範囲を教え、各自練習時間をとったのですが、それぞれが自覚して、指導者が指示しない状況でも、各人動きの確認等をやっていたので、なるほどなぁと。
タクミがケイゴに色々聞いて、二人して練習している姿に、ある意味感動したり。
まじかよ!
って思いました(笑)
低学年であっても、思っている以上に道場生は真摯に練習に取り組んでいます。自分たちでやりなさい、という状況下では、彼らは彼らなりに考え行動します。
そうじゃない場合もありますが、なんてたって少年部ですから(笑)
我慢しきれずに、あれこれと口を出すのは、場合によっては逆効果ということを、大人は認識しておかなければなりませんね。
デ、
単独型、開始。
最後が、μでした。
μの後方に道場生が並んでいますが、左端にケイゴがいて、その右にイッタ、タクミと並んで座っています。
ケイゴ以外は、胡座(あぐら)をかいて、いわゆる楽座。
ケイゴは正座。
型をやり、一旦正座して座ったケイゴで、ここから「オス、失礼します!」と言って楽座になればよく(他の道場生はそうやっています)、ケイゴはずっと正座だったので、井上雄一朗が、
「ケイゴ、足崩していいよ」
と声をかけました。
すると、ケイゴ、
「オス、しつれいし・・・オス、しつれい・・・」
となり、「オス、しつれいします」という日本語を忘れパニックです(笑)
ちょ!
ケイゴ!
そこで言葉に詰まるのは想定外!
もう斜め上過ぎ!
ビックリしました。
数秒考え、やっと日本語を思い出し、「オス、しつれいします」と言い足を崩しました。
もう爆笑ですよ。
期待を裏切らないケイゴ(笑)
そんな型練習が終わると補強です。
この日は、昇級審査と同じリズムでの腕立て伏せ。
すなわち、2秒に1回の腕立て伏せ。
自分のリズムではないので、普段やる腕立て伏せよりもシンドイです。
今月昇級審査ありますが、その審査を受けるタクミ、本番前事前練習とばかりに、回数が進むたびに、
「ウッ!ウッ!」
と言いつつ、深々と腕立て伏せをやります。
って!
いつもはここまで追い込まないじゃん!
久々にマジモード腕立てタクミを見たような気がします(笑)
タクミの後方はフリーダム王国状態なのですが、昇級審査時は、リズムに遅れた瞬間、
「はい終了」
なので、唸りながら床を押し上げ、まさにプッシュ(押す)アップ(上げる)なタクミ。
腕立て伏せは英語で「プッシュアップ(push-up)」。
タクミが前回昇級審査を受けたのが一年前。一年生になってすぐの4月。
年中さんや年長さんから初めても、その時期に昇級審査を受けて合格するのはチト厳しいわけで、そういう意味では、タクミは稀有(けう)な存在だよなぁ。
まぁ、ケイゴという兄の存在があってのことだけど(笑)
ちなみに、「稀有(けう)」というのは、「まれ」とか「めったにないこと」という意味です。
井上道場の級(色帯)というのは、基本的に男女の区別もなく、年齢の区別もなく、ただ単にスキル別の判断なので、白帯だと小学一年生だろうが一般部だろうが、課題は同じで(一部違うところもありますが)、その課題をクリアして該当するスキルを認められるので、審査受験は自由ですが、審査料が発生するので、無理な人には、わたしは、はっきりと、
「受けても、今だと落ちるよ」
と言います(笑)
級は10段階あって、それぞれ明確に課題が決まっており、一番の難関は白帯から色帯への審査だと思いますが、そこは基礎的なことしか見ません。
なので、基礎の基礎も出来ていない人には、
「それじゃ無理」
と、はっきりと、聞かれれば言っちゃう(笑)
こう書くと、とても難関なことのように感じますが、なんのことはありません。
普段の練習をしっかりやっていれば、誰でも合格する内容なのです(笑)
普段の練習内容、態度等が審査に出るわけで、さらに、普段の練習も加味しての審査なので、単なる通過点でしかありません。
なので、
普段の練習をしっかりとやっていれば、基本的にそれだけでOKなのです。
そんなことはどうでもよくて、
どうでもよくないかもしれませんが、あまり面白くないので(笑)
補強が終わると、この日の練習は終了です。
お掃除して終わりです。
ゲンキは、掃除終了後、ルンルンルン!みたいな感じで、足を後ろに蹴上げつつ戻っていきました。
シュールでした。
ってなことで。