台風並みの低気圧が日本列島を襲い、雨と風が強かった今週末ですが、熊本は、思ったよりも酷くはありませんでしたね。
地元では、近所の公園で「桜まつり」が土曜日に開催予定で、もうとっくに桜は散っちゃっていたのですが、この雨風で中止。翌日に順延になりました。
そんな土曜日は4月6日で、岩見道場のサトウさんの昇段審査(十人組手)があり、同時に秋岡塾のカンパパの昇段審査(十人組手)が行われた日でもありました。
昇段審査における、組手審査の、岩見道場と秋岡塾の合同組手審査会ですナ。
井上道場はじめ、岩見道場、秋岡塾の空手は、いわゆる、直接打撃制のフルコンタクト空手と呼ばれるもので、その大本になった道場(岩見道場、秋岡塾、井上道場は、すべて源流はこの道場に行き着きます)の昇段審査の慣例により、組手審査時は十人を相手にする十人組手です。
道場は違っても、黒帯なら誰でも昇段審査時にやっています。
井上道場だと、直近にやったのはハリウッドスター。
十人やったあとも余裕綽々で二十人くらい平気な勢いだった(笑)
その、
昇段審査における組手審査(十人組手)が岩見道場であり、該当者はサトウさんで個人的に知ってもおり、一緒に練習もした中なので、岩見先生から十人組手の相手になってもらいたいとの連絡がありました。
当初は三月に予定されていましたが、サトウさん、インフルエンザになっちゃって延期になったという。
その組手審査会に、秋岡塾で昇段審査を受けるカンパパも、組手審査受ける為に参加です。
組手審査以外の審査は、それぞれの道場で行われます。
カンパパもだったので、対戦相手含め結構な大人が集まり、昇段審査(組手審査)後は合同練習になったのですが、
本当に、
わたしは疲れた(笑)
なお、
秋岡塾からは、イワハシ先生を筆頭に、ユウマ、ジョースケ、カンの四人の黒帯が参加です。
ユキコ、ハリウッドスター二世、アラキョンら、あとでジョーパパもカンパパの応援に駆けつけてくれました。
そんなこんなで、
まずは、全員での基本練習で始まります。
号令速すぎで、わたしは三年前かな?の昇段審査時に経験済みなのですが、ユウマとか面食らってた。
違う道場で基本練習とかやると、リズムが違うので、結構大変だったりするのよねぇ。
つうか、
速すぎ(笑)
デ、
手技のあと、岩見先生から指名され、わたしが足技をやることになりました。
なんつうか、
基本練習の前、アップがてら道場内を全員でランしたんですが、準備運動もなしに基本練習始まっちゃったので、結構、この時点で疲れていたわたし。
「いきなり基本かよ!」
と思ったのは内緒(笑)
なので、
指名されたのでセンターに向かい、全員に号令かけるわけですが、
まずやったのは、
ストレッチ(笑)
足技で蹴り技なので、念入りにストレッチしないと。
そして足技に入る。
土曜日は、雨なお天気だったので蒸し暑く、汗ダラダラになりました。
その後、一旦小休止になり十人組手を待ちます。
ユウマとかジョースケとか何を談笑していたのだろう?
そして本番、組手審査の十人組手開始です。
まず、
岩見道場のサトウさんから。
そしてサトウさんの十人組手終了。
師である岩見先生とも握手。
引き続き、カンパパの十人組手になります。
気を引き締め、道場中央に向かうカンパパ。
なんですが、
向かうのが早すぎて、
「あ、まだだ」
と慌てて引き返すわけですよ(笑)
ちょ!
そんなこともあり~の、
カンパパの十人組手が始まります。
一人目はカンでした。
カン、開始早々、ステップとか使って様子を伺っていたので、
「なにやってんだカン!自分からいかんか!」
と、
秋岡塾長、イワハシ先生、そしてわたしに速攻でダメ出しされてました(笑)
試合と違うわけで。
そんなこともありつつ、カンは自分の番が終わると、一生懸命に、たぶん、一生懸命にカンパパの組手を見ていました。
ジョースケの番になりました。
最初から最後までガンガンいくジョースケです。
この道場、板張りで、剣道とかの練習もやっているそうです。
竹刀のお手入れには蝋(ロウ)とか使うので、それが落ちて板の目に詰まったりして、場所によっては、よく滑る箇所がある道場だったりします。
それを以前にイワシタさんとかに教えて貰っていたので、ユウマとかジョースケとかカンとかに、
「滑る箇所あるから注意してね」
と言っておいたのですよ。
ええ、
事前に、ちゃ~んと、わたしは言っていた。
わけですが、
ジョースケは滑るわけで(笑)
突然、カンパパの視界から消えるジョースケ。
マジでぇ。
そんなこともあり~の、
つうか、
カンパパの時には、色々ありすぎなんですが(笑)
十人組手は淡々と続いていきます。
わたしは八人目でした。
カンパパ、疲労もピークで、なかなか手や足が出ません。
わたし含め、あと三人。
わたし終わると、残り二人で、ここが正念場。
最後の十人目は、カンパパの長男ユウマです。
それまでのカンパパの様子を見て、わたし、
「よし!痛め技でいこう!」
と、痛め技に特化した攻めをしました。
拳頭のピンポイントでの肩パンチとか(笑)
あと、鉄槌での鎖骨打ちとかもやった。
効かせるのは最後にユウマがやるだろうと、明日以降も痛みが残るであろう痛め技に特化したわけです。
ジワリジワリと(笑)
なので、開始から終了まで、ずっと攻撃の手は休めませんでした。
超しんどかった(笑)
途中、
フェイント入れまくります。
左足を踏み込み、右手を振りかぶって、打ち下ろしパンチを打つ体勢になる。
肩パンチとかで同じ軌道を使っているので効果的な布石。
それまで、もう中段相当効いているので、きっちりガードしているカンパパ。
そうすると、
やっぱり、
あれだけ中段をガッチリガードしていたにもかかわらず、
肘が上がり、脇が開くんですねぇ(笑)
空いたところに、左でコツンと。
カンパパ、秋岡塾で一番わたしのフェイント攻撃を経験している人物なんですよ。
蹴りバージョンから突きバージョンまで色々なパターンを見てきている。実際受けてきている。
逆に、カンパパも同じフェイントで返したりする。
それくらいフェイントには慣れているはずなのですが、
やっぱり、
こうなる。
最初、わたしとの組手直後は、カンパパ、フェイントに引っかからなかったんですよ。
あれ?
とか思っていたのですが、
もうフェイントに引っかかる余裕すらなかった(笑)
なので、
あと三人だし、なんとか気力を維持してもらわねば、と、
突き乱打(笑)
肩パンチ、鎖骨鉄槌、ダブル、色々やってリズムをつけました。
そしたら、
カンパパとか秋岡塾の出稽古時に一緒に練習してきているので、そのリズムにのってきて、表情も厳しいものから段々と柔らかくなってきて、
これならいける!
と。
ええ、
フェイントがいける、と(笑)
そんでフェイントしたわけです。
その後も、逆パターンや色々フェイント使って、力はある程度抜いていますが、気は抜かないで攻めました。
もうここまできたら気力だけですから。
ファイト!
と声をかけ、わたしの出番は終了しました。
そして、ここで悲しいお知らせです。
撮影はアラキョンにお願いしていたのですが、
カンパパの最後、つまり十人目でバッテリーが切れ、撮影できなかったと。
十人目って、ユウマが相手で一番感動するところなんです。
ユウマ、鬼のように親父を攻めていましたから。
それも、お互い素手でやりあっていました。
そんないいところが、バッテリー切れで、残念ながら映像も画像もありません。
予備バッテリーは持ってきていたのですが、その交換方法をアラキョンに教えていなかったわたしのミスです。
最後までいけるかなぁ、とか思っていたのですが・・・
なので、
カンパパの十人組手ネタは、ここまです。
サトウさん、カンパパの十人組手終了後、
岩見道場恒例の胴上げがありました。
この胴上げ場面は、動画で見てみる。
撮影していたアラキョン、カンパパが持ち上がるか心配だったようです(笑)
その後、
なぜか、ジョースケを胴上げしようとする秋岡塾軍団。
見学していたユキコとかハリウッドスター二世とかは、こんな感じ。
その後、
全員で記念撮影(集合写真)しました。
秋岡塾関係者でも記念撮影をする。
秋岡塾長、イワハシ先生、カンパパ、ユウマ、ジョースケ、カン、ハリウッドスター二世、アラキョン、ユキコ、そしてわたしなんですが、秋岡塾長が目を閉じていたりして、でもカンパパの表情がよかったので、これをセレクト。
でもって、もう一枚。
これは、ユウマの表情がナイス(笑)
記念なので、
カンパパ、ユウマ、カンの三人でも撮影。
このあとは、岩見道場、秋岡塾、ついでに井上道場(わたしだけ)の合同練習つうことで、
まぁ、普通の練習なんですが、行いました。
スパーリングだったりする(笑)
1ラウンド1分30秒くらいあったりして、
なげ~よ!
とか思ったりしたのは内緒。
なるべく、色々な人とやれるように50秒くらいでいいと思った今日この頃。
ユウマとかとやったりして、
「なんでここまできてユウマとせにゃならん」
とも思った(笑)
今度岩見先生に会った時に、やかましく言わにゃいかん。
わたし死ぬって(笑)
と。
岩見道場にツバサという子がいて、小4の頃から知っていて、たぶん、岩見道場少年部(ツバサはもう中3で少年部じゃないんですが)の中では、唯一、けっこうな時間一緒に練習した子です。
市立総合体育館武道場で、4、5年前かな?毎週一緒に練習してました。
久しぶりにあって、
「何年生になった?」
と聞いたら「中3になりました」と。
全然変わらないんですけどね(笑)
小学校で空手やっていても、中学入学と同時に辞めていくパターンが多いジュニアなので、ツバサが今でも練習していて(それも茶帯だし)、わたしのことを覚えていてくれたのは、本当に嬉しかったです。
それまでも、大会会場とかで見かけると声をかけてきていたツバサ。
なにげにローは痛かったし。
舐めて蹴らせていたらエライ目にあった(笑)
そんなツバサとスパーリング出来たのは、本当に楽しかったッス。
頑張って黒帯目指して、その昇段審査には、是非呼んで貰いたいと思いました。
一緒に練習していた頃って、自分の練習のために、井上道場の練習日でない日に、岩見道場の選手コースにいって練習して、ツバサがなぜか少年部で一人だけいて、岩見先生が「悪くはないんだけど、下がる癖があるから試合でなかなか勝てないんだよねぇ」と言われていて、その点の改善のために特訓とかしていたんですよ。
自分の練習なのに、自分の時間を割いてツバサの練習見てた!
そう思い出した!
ツバサのスキルには、わたしの時間が入ってるから、忘れないように(笑)
是が非でも黒帯までとれナ。
そんなことはどうでもよくて、
そんな合同練習が終わると、この日の全ての予定は終了です。
もうわたし疲労困憊で、岩見先生も、笑いながら、
「どうした?疲れてるじゃないか」
と声をかけるのですが、
「これから、代継橋道場に行って、また練習なんッスよ」
と答えるわたし。
ええ、
このあと代継橋道場での練習だったのです(笑)
最後に締めを行い終了です。
昇段審査(十人組手)をされた、岩見道場のサトウさん、秋岡塾のカンパパ、お疲れ様でした。
岩見道場の岩見先生始め道場関係の皆様、お世話になりました。
秋岡塾の秋岡塾長、イワハシ先生始め道場関係者の皆様、お疲れ様でした。
十人組手の対戦相手として参加された遠山先生のハヤテ他、協力された道場関係者の皆様、お疲れ様でした。
素晴らしい昇段審査に参加の機会を与えて頂き感謝しております。
最後になりましたが、
カンパパは、この日のために、ずっと秋岡塾一般部女子部含めみんなと練習してきており、
その成果が出て、最後までしっかりと戦い続けることが出来たのは、
すべてユウマのおかげ(笑)
だけではないのですが、練習した成果が出てわたしもミット持ちとかやってよかったなぁと思いました。
模擬十人組手とかもやってきていたんですよ。
カンパパの十人組手が終わるまでは、と、秋岡塾練習ネタは封印してきていたので、
そんなカンパパのための特練ネタとかは、
次回以上の講釈で。
とにもかくにも、
みなさま、お疲れ様でした!
あ、そうそう。
先ほど、岩見先生から教えて貰ったのですが、この日十人組手をしたサトウさん、今日は菊池ハーフマラソンに参加していて完走だったとのこと。
昨日、練習後、足を引きずって帰って行ったのに・・・
相変わらず、スタミナのバケモンだ(笑)
ってなことで。