6月2日は土曜日で代継橋道場の練習日でした。少年部クラスが終わり、入れ替えで一般部クラスに参加する道場生が入ってきて、ひとり、何やら、コソコソという感じで、目をキョロキョロさせている人がいました。
ハリウッドスターでした(笑)
超久しぶり!練習自体は、三週間前の火曜日に一度顔を出しているのですが、その時は会っていないので、3ヶ月近く振りなハリウッドスターで、すぐに、一般部クラスまで居残り練習する少年部に「知らない人がきたよ!」と言いました(笑)
基礎練習時、ハリウッドスターがセンターに立ち、こういう光景も久しぶりなのですが、蹴り技の順番とか忘れているわけで、
結構、一杯一杯なんだなぁと(笑)
久々の練習で一番シンドイのは基礎練習ですからねぇ。
一本一本、正確に、力を入れ、抜くところは抜き、気合い入れて技を出すわけで、久しぶりだと体は動かないし、気合い出すだけで体力消耗するしで、ほんとキツイ。
最初から汗だくなハリウッドスター。
あ、汗だくは変わらないのね(笑)
基礎移動練習時も、みっちりむっちりな練習なわけで、基礎移動なので、腰を深く落とした構えでの、鍛錬型の練習を行うので、地味で嫌な汗をかく、フィジカルトレーニングに近い動作練習ですが、
ある意味、
メンタルトレーニングでもあるわけで(笑)
そりゃ、
汗を拭くわなぁ。
その後、運足、つまりフットワークですね、
前にフロントステップ、
後ろにバックステップ、
左右にサイドステップ、
と、前後左右に構えたまま位置移動するフットワークの練習をやりました。
前後左右に四角を描くように動くので、
「ボックス」
と呼ばれたりする動作だったりします。
最初はフットワークだけ、次に前後左右のいずれかに移動し終えたらワンツーと突きを入れてボックス練習です。
前にステップすると前足に体重がかかりやすく、その時はワンツー出しやすいですが、
右にステップすると、右足に体重がかかりやすく、左にステップすると左足に体重がかかりやすく、後ろにステップすると後ろ足に体重がかかりやすく、
そうなると、突き(ワンツー)を出す時に、一旦前足に重心移動しないといけないので二動作になり、ボックスの練習の意味がなくなります。
なので、
同じ構え、重心で前後左右に動くための練習で、突き(ワンツー)を出すことにより、重心の意識を明確にさせる意図がある練習だったりします。
最初の頃は、もうステップが精一杯で、すべて手打ちになる(笑)
また、ステップする時は基本摺り足なので跳ぶという動作はないのですが、見た目で跳んでいるように見える時もあります。
最初の頃は、もう前後左右どちらかにステップするのが精一杯で、ジャンプする(笑)
ヒザを曲げて、下半身に弾力性というか「緩み」を持たせて、「ヒザかっくん」の要領で移動したい方のヒザの力を抜き、そうすると「落下」するので、体が沈むので、その状態で反対側の足で加速し、体軸をステップしたい方に移動するわけですが、
言葉だけだと、意味不明になる不思議(笑)
いわゆる「ヒザ抜きによる移動」なのですが、慣れれば、構えや重心を保持したままステップできます。
跳ばないです。
落ちるのです。
便利ですよ。ノーモーションで動くので、これ使って技出すと、超速いです。
落ちる過程で足が浮いているので、見た目、跳んでいるように見えますが、正確にいうと、落ちながら移動しているです。
ねぇ~、
言葉だと、ホント、意味不明になります(笑)
マ、
この日、ほとんどの道場生は跳んでいたわけですが(笑)
筋力を使ったステップだと瞬発力系の動作になりますが、
欠点は、疲れると、スピードを維持できない(笑)
それとは若干違う身体操作での動きです。基本、疲れても同じ動きができます。いかに疲れないようにして動くか、つう前提で発達した身体操作なので。
若干ってのは、それでも筋肉は使っているから(笑)
でも、落ちながら、構え、重心そのままで移動する、
武術的身体操作ですが、競技である試合などでは瞬発力系の動きも使うわけで、ケース・バイ・ケースで使い分けるのが吉。
なので、両方の動きを、原理原則を理解して会得する。その為の練習。
というような意図のある「ボックス」練習だったりします。
が、
そんな意図とは関係なく、ハリウッドスターは必死でした(笑)
デ、
やっぱり、
汗を拭く(笑)
そんなボックス練習を見てみる。
あとで書きますが、ハリウッドスターの列の後方にはリョウとジュンヤがいます。
アズサ、超手打ち(笑)
ボックス練習は、ステップして体軸が乱れないことが前提なのですが、結構乱れる人多く、これはスキル差がある道場生全員で練習しているから(上級初級と分けず)なので、
その前段として、
同じ直線上で足を交差させ、体軸を乱さない練習をしました。
その名の通り、「ライン」という練習。
床のジョイントマットの継ぎ目を直線に見立て、その直線上に左右の足を置き、同じ直線上に交差させるわけです。
頭などがぶれると、同じ直線上に着地できず、突きも打てません。
まず、
体の中心(体軸)を意識して、それを乱さないように体を動かす、
という練習だったりする。
のが、
ライン。
その次の段階として、今度は一直線上に配置した左右の足を、通常の肩幅に戻し、その上で交差させて体軸をキープしたまま突きを出す練習です。
これは、そのまま「スイッチ」という練習。
ラインは、一直線上に両足を置くので、体軸を意識しやすいです。
足を入れ替えるのも一直線上ですが、どうしても幅が出て、着地時に一直線上になりにくいですが、慣れれば簡単です。
つうか、
ラインでの足の交差ってのは、後屈立ちや騎馬立ちでの移動の足の運びとほぼ同じなので、基礎移動練習をちゃんとやっていれば簡単に出来るはず!
アップライトな自然体(組手の構え)で後屈立ちや騎馬立ちの運足をやってると思えば簡単なはずなのになぁ。
出来ないのは、
基礎移動練習をちゃんとやってないからサ(笑)
後屈立ちの移動の際、
「金的空けないように、内股くっつけて足を出すよぉ~」
って教えてるじゃん(笑)
後屈立ちにしても騎馬立ちにしても、基本、一直線上を移動しているんだからサ。
あんだけ腰を落とさせてるの、フィジカル強化の意味もあるけど、体軸移動を意識しやすくするためでもあったりする基礎移動練習。
普段の練習みっちりやってれば、応用練習って、割と簡単よ。
空手の練習ってよく出来てるわ!って思うはず(笑)
わたしも思ったから。
そんな、ラインとスイッチの練習を見てみる。
先に書いたとおり、ハリウッドスターの列の後方にはリョウとジュンヤ。
この前の週もボックスの練習はやっていて、少年部クラスからやっていたのですが、
リョウとヒロトがあまりにも酷すぎたので、スキップの練習からやり直したというのは内緒ではありません(笑)
いきなりダンス教室っぽくなったよね。
そんなリョウ、その後自宅でボックスの練習をしたらしく、なんとかやっていましたが、
「はい、じゃあ構えを替えてサウスポーで」
と井上雄一朗が指示し、サウスポーでのボックスやったのですが、
もう悲惨なリョウなわけで(笑)
ははは、さすがにサウスポーでのボックスまでは手が回らなかったか。
なんで掛け足立ちになる(笑)
そんなリョウの悪いクセは、突きを出す時に、顔が前後に揺れること。
ええ、
キツツキみたいですよ。マジで。
上のボックスなりラインの動画を見返して下さい。
ラインの動画の方がわかりやすいかなぁ。
ハリウッドスターの後方で、キツツキばりに、ヘッドバンキングしているリョウが確認できます。
パンクのライブかよ!
一瞬、動きが止まって、思いっきりアゴを上に上げているのが確認できますが、それは後方で指導していた井上雄一朗に、
「リョウ!顔!」
と注意された時(笑)
すぐにキツツキに戻るんですが。
そんなリョウとジュンヤの並びを見て思いました。
お前ら、なんで前髪が似てるんだよ!
そんなことはどうでもよくて、
その後ミット練習になったのですが、ハリウッドスター、めっちゃしんどそうでした。
連蹴り時、こういう単調な動きの練習って、割とハリウッドスターは得意なんですが、
体揺れまくり、蹴りも安定せず、
やはり、
ブランクあるんだなぁと。
そんなこんなで、
練習は最後のジャンケン補強になりました。
最後尾がタクミとジュンヤのペアで、タクミに、
「こっち向いて」
と言ったら、
なぜか、
ジュンヤも振り向きました。
タクミは、ちゃんと顔を作ってくれたわけで、このあたりの空気の読み具合は流石だな、と。
あ、ジュンヤに関して、翌日にもの凄いことを発見しました。
佐賀で。
でも、このネタは次回以降にとっておきます(笑)
そうそう、
ジャンケン補強の前に、「蹲踞歩き」をやっています。
一種の加圧トレーニングですが、わたしは大嫌いです(笑)
秋岡塾でもよくやるのですが、秋岡塾長がこのトレーニングを指示すると、とたんにユキコが諦めた顔になり、そしてわたしと共に溜め息をつきながらやるやつです。
「がんばろうナ、ユキコ」
と声を掛けてやる、ユキコとわたしが大嫌いなやつ(笑)
そしてジャンケン。
腕立て時には、交互に勝ったり負けたりでしたが、ジュンヤがなかなかきっちりとした腕立て伏せをしないので、
タクミ、
「まだ一回もやっとらんバイ」
と、ずっとジュンヤに声をかけていました(笑)
奥を見ると、
リョウがここでもキツツキで、
「頭振るのわかったから、ちゃんと肘曲げろ!」
なリョウ(笑)
ジャンケン補強のあとは、勝ち抜きジャンケンですが、
この日は、井上雄一朗と道場生がジャンケンで、あいこと負けた人は空気椅子。
つうのをやりました。
ハリウッドスターは負けていて空気椅子やっていたのですが、普通に、同じく負けたアズサと雑談しているわけで、なんか楽しそうでした。
本人も練習に来れて楽しいと言っていましたから。
そんな、空気椅子杯ジャンケンを見てみる。
そして練習終了。
お掃除タイムです。
床に座っているタクミの横を、雑巾を持ったハリウッドスターが通り過ぎたのですが、
パッと見、
タクミの襟首を掴んで引きずっているようにも見える(笑)
なにはともあれ、
ハリウッドスターによると、これからは、以前みたいに練習にこれそうとのことなので、
彼女的にも、
ネタ的にも、
よかったなぁと(笑)
そんな土曜日でした。
ってなことで。
子供たちが汗まみれで頑張る姿
は勇気づけられますね。