代継橋道場と補強と軸足と!の巻

センターはユウタロウ先日11月22日(土)は代継橋道場の稽古日。

昇級審査の保留者は稽古前から自主練。また、この日は昇級審査の継続審査も行われました。タイキとコウキ兄弟。

クリスマスカップに出場する選手も稽古前稽古をやっていたのですが、それは光とエム。

あれ、リュウトは?

井上道場の小学5年生男子は、体の大きい子ばかりです。ユウタロウもそうだし、タイガもそう。

小学6年生なユウスケやダイヤの方が全然小さい。でも、ユウタロウもタイガも六年生には全然敵わないわけで、それは練習量や質や内面的なも含めた総合的な力の差ですが、子ども時代というのは「1年」という時間の差は、大人に比べてとてつもなく大きいですね。

そんなこんなで、小五のユウタロウは昇級審査を受けましたが保留。補強関連で保留課題が出され、期限があるのでそれまでに課題をクリアしなければならないので、稽古前腕立て。

腕立てなんて日々の成果だから、畳一畳あれば家でできる!
楽勝な課題じゃないか(笑)

ユウタロウの腕立て

ユウタロウの右側で、ユウタロウを見つめているのはユウタロウパパ。

現役消防官です。

警察と同じで階級がありますね。

確か、市町村に勤務する消防職員を「消防吏員(しょうぼうりいん)」と言ったはず。

消防士→消防副士長→消防士長→消防司令補→消防司令→消防司令長→消防監→消防正監→消防司監→消防総監って階級だったはずです。

警察の階級は暗記しているのですが、消防の方は微妙です(笑)

自衛隊も階級章で階級わかりますが、消防の方は微妙です(笑)

だいたい、消防司令以下が現場に出る消防官じゃなかったでしょうか。それ以上は管理職。消防総監は、警視総監と似たような感じで、一人しかいないと記憶しています。東京消防庁だけにいる存在なはず(警視総監が警視庁にしかいないのと同じ)。

消防司令補以下が現場かなぁ。自治体の規模にもよりますが、消防司令補は中隊長や小隊長やる階級ですから。

ユウタロウパパも最近現場復帰したと聞きました。

命がけの職場です。

よく「命賭けてやれ!」とかハッパをかけるときに使いますが、実際リアルに命がけでやっている人というのは、消防官など少数ですね。

職場が修羅場を意味する火事場ですから。

要救助者がいる場合、命賭けて救助する職場です。要救助者も助けなければならないし、救助する自分の身も守らなければなりません。

リアルでシビアな職種です。

「死」というものが目の前にあるわけです。

なので、訓練も過酷。

なんせ命がかかっています。

ユウタロウが腕立て伏せをやっていると、ユウタロウパパが、まるで星一徹のような感じで「なんだなんだそのザマは!」って突っ込むんですよ(笑)

腕立て伏せというのは、こうやるんだ!

と実演。

命を守る腕立て伏せです。

ユウタロウは、体は大きいですが、その体を支える筋力はイマイチ。ユウタロウくらいの体で、それを自由自在に使える筋力あれば無敵って話ですが、これはコツコツと地道な努力で身に付きます。

ユウタロウの課題にはスクワットもあるのですが、井上雄一朗が「スクワットがだるいなら、ジャンピングスクワットで代用してもいいぞ」と声をかけると、全然関係のない光が「わたしならスクワットだな」と。

おまえ、関係ないじゃん(笑)

ユウタロウパパが消防式ジャンピングスクワットを披露してくれました。

それを見た井上雄一朗と私は「あ、ユウタロウ、これは無理だから(笑)」と。

普通のジャンピングスクワットよりも二倍きつい消防式。

前屈立ちでジャンピングスクワットをやると想像してください。そういうやり方です。

ユウタロウには、無理(笑)

命を守る補強というのは、かくも過酷なのです。

懸垂とか数十回というレベルじゃないですもんね。数百回というレベルですよ。

私の同期であり、秋岡塾の秋岡塾長の朋友にC君という男がいます。

彼は職場の自衛隊体験入隊での体力測定で新記録を出しちゃって(現役自衛隊員の記録を抜いちゃった)、その場で幹部から「自衛隊に入隊しないか」と誘われましたが、その話を思い出しました(笑)

「なにをやったんだ」と聞くと、

「いや普通の社会人と思って舐めてたので、全部記録抜いてやった」と(笑)

もともと陸上の中距離選手で15歳から空手を始め、現在はウエイトトレーニングの専門家になっています。いまではもの凄い体をしているのですが、見た目と違って筋持久力が発達していて、理想的な運動神経の持ち主でした。

ガッツのある男で、練習しすぎて大怪我をしちゃいましたけど。

そうそう。大昔、50名くらいで昇級審査を受けた時、腕立て伏せの課題で、私とC君が最後まで残ってやっていて、もう意地なんですが、最後に先生が「ヤメ」と呆れたように止めたのを思い出しました(笑)

組手では、当時はサポーターもないので、素手素足で時間無制限の組手やったり、先輩の練習相手をして、二人してボコボコにされたのを懐かしく思い出します(笑)

閑話休題。
ユウタロウは、課題期限まで時間があると思わず、毎日コツコツとやれば必ず達成できます。

頑張って。

そんなこんなで稽古前。
稽古前

武蔵ヶ丘道場のケイゴが、金曜日に「代継に行きます」と言ったとおり、この日の稽古に参加です。

やる気のあるケイゴ・・・(笑)

稽古が始まると、ユウタロウがセンター(陣頭指揮者)になり稽古開始です。

左画像の前列左端がケイゴ。

柔軟体操から 奥がタイキで真ん中がコウキ

通常稽古の後、大会に出場する選手でスパーリングの特練やりましたが、ケイゴとばしてました。

ケイゴは二年生で一年生のリュウトはボコボコにされていたのですが、最後まで倒れず、踏ん張りましたね。

リュウトは強くなりました。

この日は昇級審査の継続審査を実施した日でもあり、その対象者はタイキとユウキ兄弟。

通常稽古の中での継続審査という特殊形態でしたが、井上雄一朗や私が審査用紙を持って、グッと睨んで見ているわけです。

いつもより真剣(笑)

毎回こうやらなきゃ!

通常は、帯順に整列しますが、少年部だとあまり意味がありません。

初心者や低学年を前列にし、高学年や上級者を後列に配した方が、全体が見やすく、前列は手抜きが難しく、後列は下級生の動きを実際見て、それを自分にフィードバックさせる利点があります。

なので、この日の最後列は光とエム。

左が光で右がエム

最後列にもかかわらず、柔軟性がありありであるにもかかわらず、手を抜いていたエムに井上雄一朗が一喝(笑)

「エム、腹付くだろう!」と。

あわてて腹をつけるエム。

そんな二人は、稽古前稽古でミットを使った自主練していました。

稽古前稽古の光とエム

井上雄一朗が動きのチェックをして声をかけるのですが、理解していたのだろうか。

理屈では理解していると思います。それが動きに反映されるかというと、これは大人でも難しいので、反復練習あるのみですね。

そうそう、光は「語り屋さん」「かまってちゃん」なんですが、いきなり「わたし、漢字検定合格しました!」と言ってきた時にはビックリしました(笑)

なんだよ、いきなり!

速攻で「足、怪我しちゃったんですよね」って。

聞いてないよ!

エムが道場に来た時に、開口一番「光ちゃん、足は?」って言ったのには笑いましたけど。

おまえらの世界に俺を巻き込むなぁ!

ちなみに、合格した漢字検定は5級とのこと。空手は6級だから、それより上じゃん!

ひとしきり、漢字談義を光としたので、まんまと世界に引きずり込まれた私です(笑)

そんなこんなで、今回は、ちょっと技術的なことでも書こうかと思います。

よ~し、書いちゃうぞ。

「軸足」について。蹴りにおける軸足について。

まず、光のミドルを蹴っている時の軸足を見てみる。

■光の軸足

■携帯電話で動画を見る場合はコチラをクリック

軸足というのは読んで字の如く「軸」となる「足」ですが、蹴りの場合は片足で蹴るので残りの足は地面についているわけです。

蹴りというのは足だけではなく、全身を使って蹴る技術なので、軸足というのはとても大切。

腰を中心として上半身でタメを作り、そのタメを使って下半身を動かし、脚力を使って蹴る。

抽象的な表現ですが、腰を中心に上半身と下半身をわけるわけで、下半身とは軸足のこと。

足の裏というのは平坦ではありません。体重を支える一番有効な場所は「中足」。カカトを上げた時に地面に付いている箇所ですね。

「腰を入れる」という表現がありますが、背筋を使って腰を回転させます。その時の軸となるのは軸足の「中足」。コンパスの針のようにピンポイントで軸となり回転しなければなりません。

光の軸足を見ると、1)回転していない 2)足刀付近に体重がかかり、力が外側に逃げている

というのがわかります。

この結果、軸がぶれ、蹴るポイントが蹴りのたびに変わります。同じ所を蹴れないって意味です。

また、軸がぶれているので、力が(この場合上半身下半身の力)が蹴り足に伝わらず、いわゆる体重の乗った蹴りにならない。

ということがあげられます。

あ、基本的にな動作についてのことなので、個々の柔軟性、筋力、身長で差はありますよ。

でも、基本的なフォームがあってからの個々のフォームとなるので、まずはその理屈を知ることが大事。

光の場合は、とても柔軟性があるので、軸足を返さなくても蹴れます。いい蹴りが出せます。だから、こういうクセが付いちゃったとも言えます。

蹴ったあとにバランスを崩すシーンがあるかと思いますが、その時の軸足は、外側にぶれている時ですね。

それと筋力の無さがあげられます。軸足を支えるだけの筋力がないので、蹴り足だけで蹴っているわけです。なので、軸足が軽くなってぶれまくり。

以上の点は、改善する余地があるという点で、光はまだまだ延びる!ということでもあります。

この日、井上雄一朗が軸足について注意していましたが、それを理解しているとは思うので、あとは練習で改善してちょーだい。

あと2万本くらい蹴り込めば改善されるかも。小学生のうちに。

次はエム。

■エムの軸足

■携帯電話で動画を見る場合はコチラをクリック

光と比べると、エムの場合、いちお「軸足」はしっかりしています。中足に体重を乗せ蹴っているのがわかります。

エムは軸がしっかりしていて、2年前に初めてエムを見た時からそうでした。

なので、光よりも安定した蹴りをします。

ただ、軸足の位置が、蹴るたびに変わっています。なので、光より安定していますが、蹴り自体は不安定です。光は足がとても長いので、蹴りの途中で蹴り足をコントロールします。エムが出来ないこと。

そしてエムは筋力がないので、どしてもインパクトに欠けます。軸がしっかりしている方なので、蹴った後バランスを崩すということがほとんどありませんが、上半身の使い方が改善されれば、もっといい蹴りになります。

フォームさえしっかりしていえば、どんなに疲れても、蹴りや突きは出せます。正しいフォームでの技なので当たれば効きます。

力で押したり、強引な技だと疲れてスタミナ切れれば、そこで終わりです。

まずは正しいフォーム、すなわち基本練習の取得。これはとても時間のかかることです。

光にしろエムにしろ、随分とよくなってきました。そして、まだまだ改善の余地はあるので、さらに向上するでしょう。

そして、向上するには、練習時間や練習内容ではなく、「本人のやる気」が一番大事なのです。

頑張りましょう。

ミットは反撃しません。正しいフォームや基礎が出来ても、相手がいる組手や試合などでは、違った展開になるわけで、そこが難しいところ。突かれたり蹴られたりすれば痛いし効く。心技体とはよく言ったもので、そういう総合的なものが要求されます。

それでも、個々の練習は必要なわけで、技と体は練習すれば必ず身に付きます。

問題は、心かな(笑)

そして、気がつくと一般部のメンバーもポツポツ道場にきていて軽くストレッチなどやってました。

真ん中みおちゃん

あれ?みおちゃん、いつ来たんだろう?

昇級審査の継続審査やってたから、気づかなかったヨ。

さて。
今夜はイカ釣りの予定なのですが、なんと!

天気予報は雨!!!

ショウヘイのせいということにしておこう(笑)

土砂降りだったら、ユウスケ泣くな(笑)

今現在、降水確率90%・・・

う~ん、困った!


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