春になり、めっきり陽も長くなってきてきました。そんな陽の長い季節、春から初秋にかけては、代継橋道場では練習前に白川沿いをランニングします。
陸上トレーニングをします。基本、ダッシュトレーニングです。
白川沿道の桜は、すっかり葉桜になったのですが、夕陽を浴び、少年部はダッシュ、ダッシュ、ダッシュ。
デ、
過去記事で既に何回も書いているネタなのですが、今年は初のはず。
カスミちゃんやカズユキは中学生になったので、今年の陸上トレーニングにその姿はありません。
と、
途中で思い出しました。
一般部なので。
でも、カスミちゃん、火曜日は少年部クラスの方に参加すると言っていたので、火曜日には走っているはず。
この日は4月14日の土曜日。
なぜか、エムがいました。
エムも陸上トレーニングに参加してた(笑)
走った後は、その辺でゴロンと横になっており、
普通、
そういう人を、
不審者といいます(笑)
アザラシのゴマちゃん状態なエム。
そんな、春の白川沿いランニング(ダッシュトレーニング)を見てみる。
後半なので、けっこう陽が落ちているというのは内緒。
陸上トレーニングが終わると道場に戻り、道場練習開始ですが、
主に、型を行います。
基本や移動やるのと一緒なので。
なので、初級型メインになります。
やり込めば、体重移動、身体操作などの基礎的動作を体で覚えることができます。
空手の基礎動作です。
なかなか難しいですが、ミットだけ、スパーだけ、よりも「抜き」が最終的にはよく理解できるはず。
少年部時代だと厳しいけど、この時期やり込んでいると、あとあと役に立つのよ。
応用効くからねぇ。
そんな中、
リョウ・・・
一本拳じゃねぇか!
ここは正拳。
握りが甘いからこうなってるんだけど、空手って、もともと「正拳」はメインウェポンじゃなかったという歴史があったりする。
「正拳は空手の命」でもなんでもなかった時代がある(笑)
貫手や一本拳がメインウェポンの時代。
鋭角ですよね、それらの部位。
なので、
狙うのは、
目や喉。
ついでに貫手や一本拳じゃないけど正拳ではない部位での金的狙い。
全部やばいとこ(笑)
どんなに頑張っても、競技(試合)に出来ないっつう話だったり。
セミコンタクトルールの試合、当て止めとかして打ち抜かないですが、掴みや投げとかも基本的にはOKなルールなんですが「貫手」だけは禁止。
そりゃそうだ!
いくら止めるといっても、止まらなかったら、それが目を狙う技だったら、もう大事。
どんなに屈強な大男でも、目にゴミが入るだけで戦闘不能になるわけで、急所とは、鍛えられないから急所。
そう考えると、時代劇などでニンジャとかがやる「目潰し」とか、えげつないえげつない(笑)
でも、
型の中には、目潰しはある、金的掴みはある、関節折る動作はある、ぶん投げて踏みつける技はあるで、ノールール技のオンパレード。
初級型、基礎型として「平安」という型があります。
我々は「ピンアン」と呼びますが、そのまま「へいあん」と呼んだりもします。
これは明治時代に学校教育用として糸洲安恒翁が創作したものですが、学校教育用だけあって、危険な技を取り除き、基礎的な身体操作メインな動作になっています。
もともと体操の思想が入っている型。なので、繰り返し動作が多い。
古伝の型から色々と動作を取り入れているので、平安の型をやり込んでいれば、その後の習得も楽ちん。
でも、
この平安の型の中にも、目潰しや金的潰しあったりする(笑)
というようなことを、
リョウの一本拳を見ながら思ったりしました。
リョウ、ここは「正拳」な。
おまえのは、単に握りが甘いだけだから(笑)
相撲が四股踏んで足腰鍛えるように、我々は型で足腰鍛える。
難しいことは、黒帯とってから教える(笑)
まずは、壮健な体を作ること。
なので、実際には有り得ないくらい腰を落とした構えするのよ。
あ、そうそう。
この日の練習で、何人も、
「ハリウッドスター先輩はどうしてるんですか?」
と聞かれたので、
「井上道場にハリウッドスターなどという道場生はいない!」
と、
きっぱり言っておきました(笑)
仕事忙しいようです。彼女。
ってなことで。