表情を出してはいけない!の巻

代継橋道場9月17日は土曜日で代継橋道場の練習日。台風15号の影響で、雨が降ったり止んだり、また降ったり止んだり、それでいて風が強かったりな日でしたが、秋の最初の三連休の二日目だったりもします。

少年部練習では、約一週間後に迫った大会に向け、試合形式の組手練習を行い、大会に慣れていない道場生に試合場の入り方、返事の仕方から指導し、それだけで練習時間が潰れたのですが、その前にみっちり代継橋の白川沿いをダッシュ・トレーニングしていた日。

そんなこんなで、

大会も近いので、少年部からそのまま一般部まで練習する道場生も多く、この日の一般部練習は半分以上が居残り少年部だったりしました。

移動練習時とか、わたしの練習するスペース無くなるんですよねぇ。

いいけど。

そんな土曜日代継橋道場一般部練習は、ハリウッドスターがセンターで練習開始。

なんつうか、

こう、流れでもっていこうとするよね。

いつも。

ハリウッドスター。

何のために最後の廻し蹴りの時に、一番後ろから大きな声で気合いをフォローしたのか全然わかってない。

100本も蹴りたくねぇよ(笑)

と、

あの場にいた人しかわからない愚痴を書いてみる。

みおちゃん爆笑の巻。

まぁ、原因はオカネさんなんだけどね(笑)

でも、私がフォローしたにもかかわらずスルーしたのはハリウッドスター。

つうことで、

やっぱり、ハリウッドスターが悪い(笑)

そんなことはどうでもよくて、

そんなこともありながら、練習はすすんでいきます。

準備運動中 移動稽古中

デ、

ミット練習になり、主に居残り少年部の方を見ていたのですが、大会も近いということもあり、出場する道場生がたくさんな練習日ということもあり、通常練習ですが、チトきつめのミット練習だったりしました。

つうか、

これくらい普通だろう。

一般部基準の練習カリキュラムなので(一般部練習なので当然)、居残り少年部には厳しいものがあったかもですが、表情を、きつい表情、しんどい表情をそのままオモテに出して練習すると、それが本番でも出て、相手に有利な条件を与えるので、やっちゃダメ。

相手が精神的優位に立っちゃう。

組手中、試合中、厳しい、しんどい、きつい、苦しい時はあります。

最初からだったりもしますが、勝負しているので、どんな競技でも当然あります。

そして、

わたしもよく言われたものですが、

「自分が苦しい時は相手も苦しい」

わけで、

授業中に眠たくなったら、級友を見ろ!すると、眠たくなくなる。

と教えて貰って、それをやると、あら不思議、眠たそうな級友を見ると自分の眠気が吹っ飛びます。

面白いから、そっちに意識がいっちゃう。

これと同じで、自分が苦しい時は相手の表情を見て、相手が苦しい、きつい表情をしていたら、

「ほら、やっぱり」

と、不思議なことに、バテているはずなのに力が湧き出てきます。

人間って不思議です。

精神的に優位に立つと、元気でるんですよね(笑)

特に、試合終了時、判定待ちの時とか、相手が膝に手をやって肩で息をしている時なんて、

「引き分けになれ!次で倒す!」

と思ったもの(笑)

自分も息上がってアップアップなんですが、相手のそういう姿を見ると、「よし!いける!」と気力が充実してくるから不思議。

なので、

練習時には、どんなにきつくても苦しくても、そういう表情をオモテに出さない訓練をさせられてきたものです。

実際、それで結果とか出ると、意味がよくわかります。

内弟子時代、昔ですが、補強で腕立てとかやると、内弟子だけは指立てで、もう歯を食いしばって「ふんがー!」と言いつつやっていたのですが、I先生に、

「ダメだよ。きつい顔してやっちゃ。飄々とやらないと」

と、よく言われていたのを思い出します。

「みんな同じことやっているから、それを楽々と飄々とやっていると、相手は驚くよ。実際シンドイのはわかるけど、それをオモテに出しちゃダメだよ。オモテに出さなければわかんないんだから。気で呑むとはそういうことサ」

と、標準語で言われていたのが懐かしい・・・

当時は、意味なんてサッパリわかんなくて「きついものはきつい」と泣き顔で笑顔を作りながら指立てしていた十代の頃(笑)

というようなことを思い出したのは、

ショウタの表情を見たから。

こんな表情でミット練習やってました。

ショウタのミット練習 泣き顔になるなよ

ちょ!

ショウタ!

なんつう表情でやってんだよ。

ポーカーフェイス、ポーカーフェイス。

大会ではヘッドガード付けて表情が見にくいとはいえ、こんな顔で組手やっていたら、相手はショウタのこと舐めちゃうよ。

ぺろぺろって。

それはユメト。

じゃなくて、

せめて歯を食いしばるとか、そういう表情でやらないと。

とか思っていたのですが、

ミット持ち交代して、今度はショウタがミットを持って攻撃をケイゴがしていたのですが、

なんと、

ショウタ、

同じ表情!

ちょ!

ショウタ!

なんで!

ミット持ちでもこの表情

交代してミット練習するから、ミット持ち時はインターバルで一息つくところだろう。

意味がわからない。

と、

ショウタに言うと反応しました。

こっちを見るショウタ

せめて、この表情な、ショウタ。

んで、

突き技、特に下突き系は、頭が下がりやすく、そうなると、ヘッドガードを付けているので、カツカツ当たっちゃって、場合によると、頭を付けての攻撃は反則なので、反則を取られます。

一生懸命なのはわかりますが、フォームも崩れているということで、下突き系時に頭が下がるクセがある道場生には、「あたま、あたま」と注意します。

一番注意されていたのはハリウッドスター・・・というのは内緒です。

注意されて頭を上げるハリウッドウスター

奥に、へべれけになった状態で突きを出す、頭の下がったカタヤマ君が写っているのですが、それもナイショ。

居残り少年部で、頭がよく下がるのはリョウとかゲンキ。

なので、もう何度も何度も「あたま、あたま」と言われます。

アゴが上がっちゃうとマズイですが、アゴを引き、上体を伸ばし、視線を下にするのではなく、相手を見る意識で下突き系の練習をする。

「あたま」と言われ、それを意識したリョウ。

リョウ

うん、まぁ、いいや。

ゲンキなんですが、ゲンキも「あたま」と言われると、スクッと反応します。

反応するのですが、

なんつうか、

ちょっと、違う(笑)

ゲンキ

座頭市かよ!

上目遣いじゃないよ、ゲンキ。

それやりすぎると、白目むくだろう(笑)

てなこともありながら、ミット練習はすすんでいきます。

そんな中、

こうミット練習しているパートナーが歯を食いしばって、要はきつさ、苦しさに耐えてやっているのですが、それをニヤニヤして見ているドSもいるわけです。

歯を食いしばるダイヤをニヤニヤしてみるドSなユウスケ(笑)

一般部の方 ダイヤとユウスケ

マ、これは定番ですね。

そんなこんなで、練習最後にジャンケン補強を行い、この日は人数多かったので大変でしたが、腕立て時は、交互に勝ったり負けたりで、見ている方は面白くなかった(笑)

ジャンケン補強

そして、お掃除タイム。

ハリウッドスターのお掃除 ショウタのお掃除

練習後には、もちろん特練があり、居残り少年部も、大会までにがっつり練習できる週末はこの日だけということで、たくさん残って特練やっていました。

わたしは先に帰りましたけど(笑)

という土曜日の代継橋道場でした。

ショウタ、自分が苦しい時は相手も苦しいからナ。

ってなことで。


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