お正月には年賀状が付きもので、友人知人からの年賀状は、特に熊本から離れて暮らす友人知人の年賀状は子どもがメインで、一年の成長振りが楽しめる瞬間でもありますが、子どもをメインにした年賀状って、子どもが何歳(何年生)まで続けるもんなんですかね?
そんな、熊本から離れて暮らす古い友人から、今年も年賀状が届いたのですが、今年の年賀状を見て驚きました。そして、井上雄一朗も、その友人を知っているので、「ほら」と見せてあげました。
その前に、
みなさんは今年のお正月はどのように過ごされたでしょうか?
ゲンキは雪ではしゃいで熱出したってことでしたが、井上雄一朗は寝正月でした。
ええ、
本当の寝正月。
なんと!
1月2日からインフルエンザで寝込んでいたそうです!
それでも2日には親戚とゴルフに行ったらしいんですが(笑)
調子悪りぃ!飛ばねぇ!
と、体に違和感感じ、そのあとは、もう割れるような頭痛や高熱でぐったりだったとか。
今週やっと落ち着いたそうで、もうずっと寝込んでいたそうです。つうか、じっとしていたそうです。
どおりで!
どおりで、なかなか顔を見せないと思った(笑)
昨日、年が明けて初めて来たのですが、まだ体辛そうでした。
ウイルス強えぇ!
そんなこんなで、
年賀状ネタ。
その年賀状をおくってくれた古い友人とは、空手を始める前からの友人で、空手関係者ではありません。
普通に同級生。
そんで、私とは高校は違うのですが、井上雄一朗と同じだったりします。
私の友人なのですが、そういう事から井上雄一朗も知っていて、ある時期、一緒に遊んでいたりします。
特に福岡で(笑)
F君というのですが、彼からの今年の年賀状には、小学校一年生になる子どもについて、
「息子が空手を始めました」
と書いてあり、道着にオレンジ帯を締めた子息の画像もありました。
井上雄一朗や私が空手をやっており、未だにその世界に籍を置いていることは承知で、かといってF君は、我々が出場した大会をみにくるでもなく、そういう空手以外のところで繋がっている友人なのですが、その彼が息子に空手をさせている。
とてもセンスのあるF君で、世の中はとてつもなく広く深い、ということを十代半ばに教えてくれた友人で、空手空手空手な日々を過ごしていた私にとって、
「世の中には凄いことや凄いやつがたくさんあったりいて、空手というのは手段のひとつに過ぎない」
つまり、
視野の狭い了見をもった人にはなるなと、その類い希なるセンスで教えてくれた貴重な友人だったりします。
今になって周りをよく見ると、なんと空手中心で視野の狭い人の多いことか!
と思ったりして、F君に感謝しているのですが、そんな彼が、井上雄一朗や私が空手の世界にいることを知っているのにも関わらず、
「どこの道場がいい?」
「どんな会派流派がいい?」
などという連絡など一切せず、淡々と、一枚の年賀状で「息子が空手を習い始めた」と書いてくる。
F君らしいナ、と。
井上道場と同じ直接打撃制な道場に通わせているみたいですが、F君が息子に空手を習わせようと思った動機に、井上雄一朗や私の存在が、微量ながらも、あったと思いたい。
小学一年生。
井上道場だと、タクミを筆頭に、シンノスケやヒカルやヒロトやゲンキと同学年になるわけで、
いつか、
どこかで、
きっと、
偶然に、
けれども必然的に、
F君と息子に会うような気がします。
可能性があるのは、大会会場で、だとしたら、井上雄一朗と私はジャッジスタッフとして多忙なはず。
それでも、
限られた時間の中で、多くの言葉は必要とせず、色々なことが目で耳で肌で感じられると思います。
「その時が楽しみだね」
と、昨日、井上雄一朗と語り合いました。
あのF君がねぇ~息子に空手を習わせているかぁ・・・
ずっと続けてもらいたいですネ。
ちなみに、
F君は井上雄一朗や私の性格を知り尽くしているので、言質をとろうとしません。
例えば、真夜中でも「今から行くよ」と言うと、普通は冗談として受け取りますが、井上雄一朗と私だと、午前2時だろうと、場所は福岡や山口であろうと、本当に行っちゃう(笑)
なので、F君。
「おまえら本当にくるだろう!それだけはヤメテ」
と、冗談も言わせません(笑)
なので、
「井上道場に出稽古にきなヨ」
とか言っても、
「温泉とか釣りとかだろう」
と、こっちの魂胆バレバレなはず。
F君の息子を誘う時は、きっとこう言うと思います。
「井上道場に出稽古にこいよ。空手着はいらないから」
と(笑)
目的は「遊び」!
『梁塵秘抄』のこの一節を思い出します。
遊びをせんとや生まれけむ 戯(たわぶ)れせんとや生(む)まれけん
遊ぶ子供の声聞けば 我が身さへこそ揺(ゆ)るがるれ
遊びをせんとや生まれけむ・・・
F君と過ごした遠き日々を思い出した一枚の年賀状でした。
ってなことで。