秋岡塾で指導する!の巻

秋岡塾長不在の日10月25日は月曜日。井上道場では通常練習のない日で、代継橋道場で特練コースな日。

そんな月曜日は、私は秋岡塾への出稽古の日で、秋岡塾の通常稽古日の一般部クラスへの出稽古なのですが、この日は、秋岡塾長が緊急案件のため不在。

ハリウッドスター二世のもと練習開始でしたが、途中から指導しました。ハリウッドスター二世に頼まれたので。

準備運動の時から、色々すっ飛ばしていたハリウッドスター二世だったのですが、小休止中に、

「Webmaster先生・・・お願いします」

と。

「ぜったいに、イヤ!」

と大声で言ってみようかと思ったのですが、ハリウッドスター二世はいいとしても、タイセイ、ジョー、カズサの中一トリオも練習に来ているし、アラキョンもフルカワ君もいるので、

「いいよ」

と言ってしまいました!

あの時、

「ぜったいに、イヤ!」と大声で言ってみればよかった・・・

ハリウッドスター二世のリアクション楽しめたはず。

そんなことはどうでもよくて、

そういうことから、練習中盤から指導開始。

とはいっても、基本的なことを徹底してやるだけなので、特別なことをするわけではありません。

空手に限らず、何事も、行き着けば、基礎・基本に戻ります。

地味で、退屈で、単調で、かつ、きついことなのですが、天にそびえる超高層ビルだって、最初は基礎工事でガッチリ土台を固めて建てるわけで、みっちり基礎基本をやりこめば、あとは何しようとどうにでもなります。

とはいうものの、

そこには応用へと繋がる純然たる「理」がなければいけないわけで、意味のないことをしているわけじゃないという「理」を合間合間に説明しつつやりました。

タイセイらは中一なので、こういう説明しても大丈夫だよナ、と思っていたのですが、あとでそれは間違いだったと気づいた、というのは内緒です。

天然過ぎるんだよ(笑)

指導開始

そんなこんなで、基礎練習が終わると、「応用の基礎」練習に入ります。

一応、

これでも、

段階別指導をやっていたのよ、ハリウッドスター二世。

わかりやすいように。

覚えやすいように。

君、いたるところで間違えていたけど・・・

数字覚えさせて、足し算引き算やって、それから掛け算割り算にすすむようにやったのに!

いきなり方程式やらないようにやったのに!

マ、

そんなこともどうでもよくて、

ジョーは一時期ヒザを痛めていたので、徹底して突き技、それも内側から絞ったショートパンチの基礎を教え込んだ時期があり、ある時は井上雄一朗が、ある時は私が秋岡塾の特練時にしつこくしつこく教えていたのですが(ジョーは軽量級の中でも小さい方なので、確実に相手にダメージを与える武器が必要だったことから。でも中学生レベルだと、もう普通に打てなきゃダメな突き技だったり)、ものに出来るまで約3年はかかるだろうと、そういうものなのですが、練習時には意識して内側から突いていました。

右だけど意識して絞っている突き

画像だとサウスポーからの突きなので右です。

これ、大事なのは「左」なんだよねぇ。

でも、意識して出していて、これはよかった。

最終的には無意識に突けるようになるまで練習しなきゃ。20年くらい(笑)

そんなこんなで、

ある連続技の一場面を見てみて、なんでアラキョンはタイミングが遅いんだ?と。

アラキョンだけ蹴り前の体勢

タイセイとジョーは既に膝蹴りのインパクトゾーンなのに、アラキョンはまだ蹴り始めたとこ。

これ、相打ちだったら、必ず相手の攻撃をもらいます。

前後の動作ではタイミングは三人とも合っていたので「なんだろう?」と。

よく見返してみると、最初の蹴り時に体重移動間違って、ワンテンポ遅れてました。たったワンテンポ遅れただけなのに、連続技だと決め技時にはこうも差が出ます。

いかに初動が大切かってことですねぇ。

途中でよく修正したよ、アラキョン。

金曜日はハリウッドスター、最後まで修正してなかった。つうか、そういうこと全然考えてなく動いてた(笑)

デ、

というような基礎から応用の基礎までみんなでやりました。

この日の道場生

カズサなんか、自分で考えながらやってたもんなぁ。いいことだ。

練習すれば必ずできる。

そして一旦小休止。

タイセイが、下突きの動きを再確認していました。

タイセイ再確認する

脇空きすぎで、そんな突きは相手にガードなりブロックされてしまうので、脇をしっかり締めて内側から突け!と何度も教えたのですが、腕力がある分、癖でどうしてもテイクバックして「手打ち」になります。

ふと筋トレに使う帯が目に入ったので、これでタイセイをグルグル巻きにして、腕と脇を固定しました(笑)

帯で巻く 脇を開けないように固定完了

「この状態から突いてみろ」

と突かせてみました。

テイクバックは取れないので、もがくだけ。

「腰を切る」

と言うと、腰を切って突きました。

「そのフォーム!」

腰を使う

いいフォームで突いていたのですが、タイセイが理解したかは不明です(笑)

通常練習のあと、

大会に出場する道場生だけの特練やって、私に打ち込みさせたのですが、やっぱり、どうしても、タイセイは上から腕力を使う突き技ばかりで、ボディプロテクターとか付けていた私なのでカウンターは返さなかったのですが、ユウスケは必ずストレート系に対して下から急所狙ってカウンター打ってくるから、全部もらっちゃうってな話です(笑)

それも、前、横、後ろと打ち分けてくるからネ。

かつ、蹴りがそれに加わり、上下にも散らしてくるからネ。

インファイトの間合いで、脇あけて横からストレート系の突きだすと、どうしてもテイクバックしちゃうから、そのテイクバックしている最中にボディにショートパンチもらっちゃうからネ。

そうすると、相手の攻撃ばかりもらって、焦って余計に隙が出来るからネ。

そうなると、相手は決めにかかるからネ。トドメを刺しに来るからネ。

つまり、倒しに来るわけサ。

この日の基礎練習、応用の基礎練習時のことを思い出そう!

ってな、わりとテクニカルなこと考えながら練習映像を見ていたのですが、ふと映像を見ると、ジョーが、まるでお地蔵さんのような顔でアップになっていました。

ジョー

ああ、なんか御利益があるかも!?

とか思っちゃいました。

緊急案件で外出していた秋岡塾長は特練前に道場に戻ってこられ、実は井上雄一朗も来ていて(秋岡塾長よりも前に)、練習後、色々話しました。

が、

空手の話は半分以下だったというのは内緒です。

「相変わらず、ジョーは握りが甘い!」

と井上雄一朗。

だよ、ジョー。

つまり、有効打になる突きが打てないってことで、その癖は早く治そう。

あ、あとハリウッドスター二世の中間間合いでの動きは誉めてたよ。

そんなこんなで、

今週の土曜日、30日には代継橋道場へ秋岡塾から出稽古に来るそうです。

特練楽しみ~(笑)

ってなことで。


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