あやしいこと!の巻

ジャブラニご存じのように、サッカーの2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会があり、同時期にテニスのウインブルドンもあったりして、時差の関係で眠れぬ夜を楽しんだわけですが、祭のあとは寂しいもので、「ああ、終わった」と思っていたらゴルフの全英オープン(ジ・オープン)が始まった。

また寝れねぇじゃねぇかよ!

とか思っているところですが、ワールドカップでは本大会予選のグループリーグを突破し、決勝トーナメント(世界ベスト16)に進出した日本代表にあーでもないこーでもないと熱くなっていたのは記憶に新しいところ。

ワールドカップ本大会前の試合では負け続け、ぶっちゃけ、本大会でもグループリーグを早々敗退決定だろうと、あまり期待もせず、初戦のカメルーン戦を井上雄一朗と見ていたのですが、結果はご存じのように1-0で勝利。

大声出して応援していましたよ(笑)

スポーツの国際試合が好きで、つうか大好きで、ある意味国際試合マニアなのですが、それはやはりチームや都道府県を超えた共同体の最大約数である「国」を背負った緊張感に痺れるわけで、スポーツの種類によっては、日本は世界大会にも出場できないものもありますが、大きいイベント(野球やサッカーなど)では出場したりするので、国際試合マニアからすると、もうドキドキハラハラな独特の緊張感を楽しめます。

なので、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)なんて、第1回からネットを駆使して、日本ではオンエアされない試合まで夢中で見ていたあの頃。

また、WBCは2回とも日本代表が優勝しているので、何度見返しても気持ちいいわけです(笑)

そんなこんなでワールドカップ。

サッカー。

結果は決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦負けしたのですが、楽しむ時間を夢を見る時間を与えてくれたので、とても楽しかった大会でした。

デ、

なんでこんなことを空手道場のブログであるこのTipsで書いているのか?

それは、日本代表岡田武史監督に関係あるから。

なにが関係あるのか?

空手が関係あるから。

まぁ~本大会前は、更迭論は出るわなんやかんやで、岡田監督こと岡ちゃんはボロクソ言われていましたねぇ。

本大会後は、決勝トーナメント進出したので、もう180度評価変わって、勝負は結果が全てなので、まぁ勝てば官軍なのですが、それまでは色々大変だったみたいです。

昨年末、2009年12月11日に母校である早稲田大学で講演を行っています。

その講演要旨は、サッカーニュースサイトにあるのですが、長いので「むむむ!」となったところだけ引用します。

凄いですよ(笑)

むむむ!となること請け合い!

4年目のシーズンは成績が悪かったのですが、もしも好成績だったら、辞任などしなかったはずです。そこで、自分の限界を突破できる“秘密の鍵”が見つけるまで、監督をしないと決めました。“秘密の鍵”を見つけるため、空手や古武術、気功や占星術など、あやしいことにまで手を出しました。しかし“秘密の鍵” を見つけることはできませんでした。

■岡田武史氏が母校で講演「人間万事塞翁が馬」
(SUPPORTISTA[サポティスタ]より。2009.12.12)

前後の文脈、全体的な講演の流れ等、リンク先の講演要旨を全文読まれることをオススメします。

さて、

色々悩み苦しんだ岡ちゃん、本人曰く「秘密の鍵」と呼ぶ自分の限界を突破する鍵を求め、もう色々手を出した。

デ、

「空手や古武術、気功や占星術」などの「あやしいこと」にまで手を出した、と。

まぁ、岡ちゃんが空手に関係しているとは知っていましたが、こういう背景があってそうだったとは知りませんでした。

つうか、

占星術ってのは、簡単に言うと「星占い」。

と「空手」が同じかよ!

それらと同列な「あやしいこと」だって!

ぶっちゃけ、爆笑しました。

だって、結局、

「「秘密の鍵」は見つけることができませんでした」って。

ダメだったのかよ!

そりゃそうですよね。

サッカーはサッカー。

2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の結果には、岡ちゃんが手を出した「空手」も「古武術」も「気功」も「占星術」も全然関係なかった。

理論派の方なので、色々なものを研究し、自分に資する姿勢と、そうせざる得ない背景には戦慄すら覚えるのですが、ここで岡ちゃんの言うところの「空手」ってのは、少なくとも井上道場で行う「空手」とは違うもんなんだナ、と。

秋岡塾のやつも違いますね(笑)

この講演要旨の中に、自分が有名になるとは思いもしなかったので電話帳に電話番号や住所とか載せていたそうなのですが、嫌がらせとか多かったそうです。

そんな中、「「私、中田(英寿)さんと結婚したいんですけど」と言い出す来訪者まで現れました。」という部分を見つけた時には爆笑しました。

無茶苦茶大変だったんだなぁ・・・って。

そんなこんなで、ワールドカップで前評判を覆し、決勝トーナメント進出し、名将と褒め称えられる今日この頃ですが、この講演要旨はなかなかいいです。

「あやしいこと」を抜きにして、リンク先の講演要旨をじっくり読まれてはいかがでしょうか。

特に以下に引用している6つのフィロソフィ(哲学)のところは我々の「空手」にも通じるものではないか、いや空手以外の日常生活でも通じるものではないか、と思いました。はい。

なかなかいいお話ですよ。

1.Enjoy
2.Our Team
3.Do Your Best
4.Concentration
5.Improve
6.Communication

それにしてもなぁ・・・

「あやしいこと」かぁ。


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