体育座りとウンコ座りと想像力!の巻

体育座り先月20日に行われたムサシカップのスナップを眺めていて、ふと感じることがあったので記事にしてみる。

座り方、について。

そうそう。ムサシカップ主催の岩見道場公式サイトにある、ムサシカップ特設ページに「近日中に試合の模様等をアップします。首を長くしてお待ち下さい」と明記してあって、もう、これ以上長くならないってくらい首を長くしているのですが、どうやら、まだまだ伸ばさないといけないようです(笑)

そんなことはどうでもよくないのですが、とりあえず、体育座りとウンコ座りと空手の相関について。

体育座りというのは、よく体育の時間に座る、腰を下ろし膝を立て、その膝に手をまわした座り方ですね。

画像だとこんな感じ。

体育座り基本なマサヤ 会長の亜流

左がマサヤで右が会長。

マサヤは基本的な体育座りですね。さすが中学生(笑)

会長は手に扇子を持っているので、どちらかというと膝を立てた座り方で、マ、体育座りの亜流ってとこでしょうか。

体育座りの亜流には、マサヤみたいに手を膝の前で組むんじゃなく、後ろにつっぱるようにする座り方もあって、だいたい、朝礼とかでつまらない話とか延々とされていると、膝を立てたまま手を後ろにつっぱって、ダラッとした座り方になりますね(笑)

でも、肘が痛くなったりして長時間体勢を保っていられなかったりして、手が疲れたら膝の前に組んだりして、色々と動きを変えてみる朝礼時の体育座りだったりします。

お尻も痛くなるんですよね(笑)

そんなこんなで、ムサシカップのスナップで体育座りとかどうでもいいネタを書いていますが、なんせ首をまだまだ長くして待たなきゃいけないわけで、待たなくてよくなったら、ムサシカップの小ネタ記事でも投稿しようと思っている今日この頃だったりしています。

でも、色々と忘れちゃったんですよねぇ。小ネタ。池田先生ネタとか(笑)

だから、思い出すために待っているんですけどねぇ。首を長くして。

デ。
次はウンコ座り。

ちょっと強引なウンコ座りですが、ウンコ座りとは、和式トイレにかがんだ姿勢に似ている座り方。

だから、ウンコ座り。

そういえば、最近の子どもは「野糞」の経験なんてあるんでしょうか?

あれは、まさしくウンコ座りじゃないと出来ないですよね(笑)

ユリナのウンコ座り

画像はユリナのウンコ座りなんですが、これはちと亜流な座り方ですね。

もっと腰を落とした座り方がウンコ座りなわけで。

左端に少し写っているユリナママがウンコ座りの大家(たいか)ですね(笑)

もう筋金入りのウンコ座りマスター・・・

コンビニ前の車輪止めの上でウンコ座りやってもらいたいなぁ。

そんなことはどうでもよくて、ここから空手と相関する話になります。

ええ、けっこう真面目な話になるはずなんですよ(笑)

道場内で、稽古中なんですが、道場生でも見学者(父兄含む)でもいいですが、稽古に参加していない時は、体育座りは絶対ダメですね。

なぜダメか?

答えは簡単。危険だからです。

スパーリング時や組手時でなくても、絶対ダメです。

空手は動きがある運動です。武道でもスポーツでも格闘技でもなんでもいいですが、とにかく動く。

不規則に動くわけで、特にスパーリングや組手中は、もうとんでもない位置からこっちに向かってきたりします。

倒れ込んだりするわけです。

そういう時に体育座りしている人のところにきたらどうなるか?

想像力のある人なら、すぐわかりますね。

危険である、と。

立てた膝に目が当たったら最悪です。鼻でも大怪我に繋がるし、口(歯)でもそうなります。

そういう危険性がある。

なので、稽古中の体育座りは絶対ダメ。

こういうことは、特に子どもたちには声を出して説明して注意しないといけません。事が起こってからでは遅いですね。惨事や大怪我が起こったあとにとやかく言っても「後の祭り」なわけで。

常日頃、こういう危険性について注意していると、子ども達も知らず知らずのうちに自覚してきます。そして、無意識に体育座りをしないようになる。

これは指導者の責務です。

危険性の排除。つまり「未然に防ぐ」ことは何よりも尊いことであります。

井上雄一朗は、体育座りしている人には道場生であろうが父兄であろうが注意します。他の人にもその内容がわかるような声で注意します。

心当たりのある父兄はたくさんいるはず(笑)

それは、すべて、この「未然に防ぐ」ため。空手うんぬんより以前に、危険に対する想像力とその対処を無意識レベルまで浸透させるためのことなのです。

別に空手だからというわけでもないのですよ。

危険を察知する能力というのは後天的で、これは育った環境に左右されると思うのですが、野を駆け自然と戯れる中で知らず知らずのうちに身に付く能力であったり、上の世代から下の世代へ受け継がれるノウハウでもあったりします。

今は夏ですが、野や山で遊んでいると危険にたくさん出くわします。子どもの頃は、年上のお兄ちゃんから「あそこは危険だ。この虫は危ない」など教えて貰い、その後、自分で野なり山なりに入ると、その環境をみて、どこが危ないということを観察するようになります。

竹林だったら、竹を切ったあとであるとか、倒木の位置であるとか。

昆虫だったら、この時期だとクワガタやカブトムシや蝉を捕まえますが、天敵はスズメバチ(笑)

川だと、河原ですね。足もとにガラス片がないかとか川の流れはどうだとか、そういうことを無意識に注意するようになるわけで。

そういう積み重ねが大人になっても生きてくるわけで、見通しの悪い交差点だと、車を運転していても、このスピードだと危険だとか、あの位置が死角になるから、ここは注意して行こうとか自己防衛機能が自然と働くようになります。

この経験がないと、なかなか、あれですね。

もう車を運転していて、ビックリすること多々ありますよ。

おばさん!交差点でなんでこっちを見ない!とか(笑)

危機察知能力ゼロなんでしょうね。事故らないのは偶然なだけで、必ずどこかでアクシデントを起こすと思います。

そして、野や山や川などが日常でない現在の子どもたちは、親の世代からノウハウを伝えられるはずなのですが、この親の世代が危機察知能力に劣ると、もうどうしようもない(笑)

こういう例があります。

グラスを人に渡す時なんですが、そのグラスには飲料水なりお酒が入っていて、人に渡すときは手渡しです。

が、相手に視線を向けないで手だけで渡す人がいます。

普通、相手に手渡しして、相手ががっちり掴んだ感触を得て自分の手を離すのですが、それが出来ないわけで、これは一例ですが、相手がしっかりと掴んでいなかったらグラスが落ちるという想像力が欠けているわけで、これは危機察知能力が劣るな、と。

何度も何度も注意しても、同じことを繰り返します。

よそ見しないで渡してよ、と(笑)

なんでそんなことを言っているのか絶対わかっていない。

グラスが落ちないのは、受け取るこちらが相手がよそ見しているというのを分かっていてグラスを持った瞬間にがっちり掴んでいるからであって、結局、それはたまたま。

そして、このたまたまが、その人からすれば全てなわけで、仮にグラスが落ちたとしたら、それがたまたまになるわけです。

大人の方なので、これはずっとそうやってきたんだなぁと思う瞬間であります。

ユウスケもダイヤも光もエムもよく知っている人ですよ(笑)

世の中には事故が多いです。基本的には他人事と思っていますが、いつでも自分が対象となるわけで、そういう意味では、神様は公平だなぁと思ったり。

小さな事故が大きな事故に繋がるわけで、こういう危機察知能力というか、ぶっちゃけ「想像力」というのは、空手をやっていようがいまいが、人間が持つべき能力と思うのですよ。

ささいなことほど重要と思うわけで。

なんでこんなことを書いているかというとですね、ムサシカップに限らず、色々大会には審判スタッフとして参加させて頂いていますが、なんとまぁ、想像力がない人が多いかと、そう感じるからなのであります。

指導者クラスもです。

井上雄一朗や私は審判スタッフの際には、よくギャラリーに声をかけていますが、これ、ほとんど座り方を注意しています。

体育座りはやめてくれ、と。

ギャラリーなので、ほぼ父兄や関係者なのですが、平気で試合場の横で体育座りをしているんですよね。信じられません。

どれだけ危険なことか全然わかっていない。

分かっていなければ説明してあげればいいだけなので、それで井上雄一朗や私は声をかけます。

井上雄一朗は主審をやるので視野が広い。試合の切れ間にトコトコトコと歩き出しギャラリー席へ。たまにはセコンド陣にも声をかけます。セコンドなので道場関係者、つまり空手をやっている人なのですが、そういう人に体育座りはダメですよと説明している井上雄一朗の姿を見る時は、ほんと「とほほ」と思います。

この道場の指導者はなにを教えているんだろう?と(笑)

空手以前に教えることあるだろう、と。

そんなもんなんですよ。

がっかりする瞬間です。はい。

私は副審スタッフが主なので椅子に座っています。試合場の二辺(赤サイドと白サイド)を注意しているのですが、よく他の副審の側に位置するギャラリーが体育座りしていたりして、あの副審が声をかけるだろうと思っていると、そうならないわけです(笑)

気づけよ!

とか思いますが、そういうこと意識していないんでしょうね。

アクシデントが起こってからでは遅いですから、私、危ないと判断したら試合中でも笛を吹いて主審に申告して声をかけにいきます。

つうか、主審が気づけよ!

とか思っちゃったり(笑)

井上雄一朗が主審だと、私が気づいた時点で彼も気が付いているので、速攻彼が声をかけにいきますが、そうでない主審の場合は、こういうことが多々あるんですよね(笑)

困ったもんです。

どれだけ危険なことか全然わかっていない。

ことが起こってからでは遅いってことすらわかっていない。

もう!

って感じです(笑)

日頃の稽古で、そういう意識がない証拠なんですよ。そういう指導していないから、そうなるんでしょうねぇ。

こんなもんなんですよ。

勝ち負けであるとか、技の効かせ方であるか、スタミナのつけかたであるとか、そういうこと以前に指導することはあるわけで、我々はそういう指導を受けてきたので、同じように下の世代にも教えているわけですが、どうも「以前」に教えることがわからない指導者も多々いるようです。

大会、試合の際には、こういうとこもよく見てください。

その道場について、見えないとこが見えてきますよ(笑)

閑話休題。
ムサシカップスナップの座り方画像は他にもあります。

ハリウッドスターとみおちゃんの足を伸ばして座る画像とサカイ選手とニシバシさんの胡座(あぐら)。

みおちゃん、足長えぇ。お尻から指先まで1メートルは軽くあるんじゃ?

ハリウッドスターとみおちゃん サカイ選手とニシバシさん


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