昨日5月8日は土曜日。代継橋道場の練習日です。
この日は道路がもの凄く空いていて、いつもより随分と早く代継橋道場についたのですが、忘れ物をしちゃって再び家に戻るという不運に見舞われました(笑)
代継橋道場に再度付いた頃には、少年部のタイムアタックのランニングも終わり、基礎的な練習をみっちりむっちりとやっている頃。
暦上は夏。初夏の気候の中で、日は落ちかけていますが、みんな額から汗をたらしつつ、地味でしんどい基礎練習をみっちりむっちりやっていました。
九九を覚えないと方程式が意味不明なように、足し算引き算がわからないと掛け算割り算が意味不明なように、数字を覚えないと足し算引き算すらどうしようもないように、空手にも基本より以前に基礎的な身体操作があり、これは反復練習でしか身につけることはできないのですが、地味でシンドイ反復練習ほど面白みがないもので、だから基礎練習なのですが、そんな基礎練習を時間をかけてみっちりむっちりと行ったこの日の代継橋道場少年部。
大人でも飽きてくる基礎的反復練習なので、天衣無縫な少年部ならもっとそうだろうと思うのですが、鉄は熱いうちに打て、なわけで、この基礎的身体操作で身体を練り、足腰を作り、派手な突きや蹴り以前に、それらを習得するための心の鍛錬も兼ねている基礎練習。
見た目よりもの凄くシンドイですよぉ。
でも、これほど身体を練る運動もないわけで、きっちりやる子、手を抜く子色々ですが、それらは年齢にも左右されますが、やらなければならないことはきっちりとやり込み、次の段階へすすむ。
そういうステップアップ方式の練習方法が、結局何事も身に付きます。
というお堅い話はどうでもよくて、
どうでもいいわけではないですが、そんな講釈は、そういうのが得意な人が多弁に語ればいいので、井上道場Tipsでは、もっとフランクに、爽やかにいきましょう(笑)
デ、
そんな基礎練習を何度も何度も何度も繰り返す少年部。
そんな基礎練習が終わると一端小休止です。
タイムアタックランニングから基礎練習までで相当体力を使っているはずですが、子ども達は元気元気です。
どこからこの元気が出てくるのかわかりませんが、これを読んでいる大人のあなたも私も以前はそうだったはず!
小休止後は型の練習になります。
昔の沖縄の空手の先生の話に、12、13才くらいから空手の修行を始める、という言葉があって、昔ですから型中心だと思うのですが、その開始年齢を12、13才としているところが興味深いですね。
型は簡単なようでいて難しいので、やはり分別つくそれくらいの時期から始めた方がいいということでしょうか。
でも、その昔の沖縄の先生は、入口を広くするために簡単な初歩的な型を作ってくれました。それがさらに簡易化されて基礎的な型になっていますが、少年部は、まず、そういう基礎的な初歩的な型をみっちりとやります。
そして、その準備作業としての基礎練習だったりして、道場で行う練習(動作、エクササイズでもいいです)というのは、すべて繋がっています。
という話もどうでもよくて、
そんな初歩的な型を色帯が練習し、基礎的な型を白帯が練習します。
型には色々な意味が込められているのですが、少年部時代は、深いことはわからないので、動作をしっかり覚えてやり込む、で十分だと思います。
が、それでもグダグダになるのが少年部(笑)
出来ないから練習するわけです。
なので、グダグダバラバラですが全然問題ありません。
大切なのは、練習して覚えて身に付けるという、そういう「過程」です。
学問も同じだし、人間関係も同じだし、一般社会に出ても結局この繰り返しです。
そんな代継橋道場少年部も最後に補強をおこなって終わりです。
続いて一般部。
基本練習の時に、金曜日に引き続き蹴り技を慎重にやりましたが、なんせセンターはハリウッドスター、もう流しながらだったので、基本練習後に井上雄一朗に注意されていました。でも、それは内緒(笑)
やっぱり!
そして少年部同様基礎的動作の練習をみっちりやり、少年部とは違い段々と高度な難易度、内容にすすみ、息が上がるのですが動作がぶれないようみんな必死で練習を続けます。
小休止後はミット練習です。
わたし、この日はエムとペアでした。
そんな中、攻守交代時に直々に注意されるのは、
ご存じハリウッドスター(笑)
金曜日はデジカメ忘れましたが、この日は忘れず、一般部練習中は定点カメラで撮影です。
あとで見返すと、
ダイヤの動きがキレていてよかった!
やっぱ一般部になって一年以上経つし、ここ最近は通常練習後の一般部特練で揉まれているのでなんやかんや言っても身体キレキレなダイヤでした。
ビックリしたよ(笑)
何が凄いって、途中膝蹴りを空振りするダイヤ(笑)
ちょ!
膝蹴りの空振り初めて見た!
が、
その後の動きが凄かったダイヤ。
駒のように回転し、すぐに体(たい)を入れ替えて次の技出してたもんねぇ。それみて「ダイヤ、キレてるなぁ」と思いました。
別に長州小力の「キレてないですよ」ではないです。
ダイヤ、最初から最後までキレキレだったけど、なんで昨日そんな動きだったんだ?と思うと、ペアが最近入門したカイ君だったから。
これペアがユウスケだったら、ダイヤここまでやらなかったはず。
ユウスケの罵声を浴びたいからユウスケに甘えたはず(笑)
とにもかくにも、ダイヤのキレに唸りました。
やりゃできるじゃん!
そんな中、私はエムとペアになっていたのですが、エムのミドルやハイの凄いこと凄いこと(笑)
「あれ、この間合いだとチト遠いかな?」
と思ったロングレンジから、いきなりノーモーションで腰がスライドしたかと思うと膝が真横に現れミットに衝撃。
これは凄いよエム。
ミドルもハイも同じ動きだもんなぁ。あんなロングレンジ(遠間合い)からミドルやハイがくるとは絶対思わないもんなぁ。ローもあの間合いから出せるし。
ショートレンジ(近い間合い)になると、腰を逆にスライドさせて膝飛んでくるもんなぁ。ショートでも軸足スライドでミドルやハイ蹴れるし。
スライダー恐るべし!
いったい、いつ覚えた(笑)
私が空手を始めた頃に憧れた先輩がいて、K先輩といって、昔の人に名前言うとおそらく全員が「凄かった」という人なのですが、そのK先輩の蹴りと同じだった。
あの蹴りに憧れて随分と真似したもんだけど、まさか四半世紀以上過ぎて同じ軌道の蹴りをミットで受けるとは思わなかった。
が、
エムはエム。
ミット練習が終わり、使用したミットは汗がついているので清掃して片付けるのですが、エム、タオル忘れましたとのこと。
エムはエム。
「しょうがねぇなぁ、オレのタオル使え」
とタオルを渡します。
他の道場生はミット清掃も終わり後片付けも済んでいるのですが、黙々と私のタオルでミットを清掃するエムでありました。
ミット清掃が終わると、私にタオルを戻し、一人ミットを片付けるエム。
後ろ姿が、なんか、エム(笑)
そしてジャンケン補強です。
ミット練習でペアになったもの同士。勝ったり負けたりなジャンケン補強でしたが、最後に久々の罰ゲーム付き勝ち抜きジャンケンです。
最初私のチームが負けていたのですが、なんとケイゴが五人抜きしました(笑)
罰ゲームは「空気椅子」です。
負けチームには中太郎軍団がいて、並んで空気椅子やってました。
なにげにケイゴも混ざっています(笑)
そして、最後は「しりとり終わったら空気椅子終了」ということになり、空手の道場でみんな必死にしりとりです(笑)
リョウは「ボ」。
ボンド!
続いてエムで、エムは「ド」。
土器!
って言ってました(笑)
なんだよ「どき」って!
ドーナッツかなと思ったのに。
エムの「土器」で空気椅子終了です。
全員集合します。
そして「締め」を行い正座をして「黙想」。
代継橋道場一般部通常練習終了です。
ダイヤは顔をポリポリ掻いていましたが、ユウスケが、
「ダイヤ掃除ばい!」
と言うと雑巾とりに向かいました(笑)
お掃除タイムです。
全員でフキフキ!
もちろん、この日キレキレだったダイヤもお掃除です。
カメラ目線で(笑)
一方その頃、
絶好調のタクミは、井上雄一朗に「シャネル!」を教えられていました(笑)
他に「火」とか「炎」も。
デ、一般部練習中何をしていたかの誘導尋問に引っかかり、リュウト宅でコロッケを食べ、かつお風呂にも入ったことを話すタクミです。
完オチ。
■タクミの完オチ
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通常練習が終われば特練です。
この日はサカイ選手がいなかったのでガッツポーズするダイヤ(笑)
受け返し中心、デフェンス中心な特練でした。
特練中、私はサブ道場でカイ君にリハビリ受けていたので見ていませんが、エムがハリウッドスターの攻撃を完封していたらしいです。
井上雄一朗が教えてくれました。
「もうハリウッドスター、エムに全部デフェンスされちゃうので、カウンターやってましたよ(笑)」
と。
カイ君ありがとねー。あんなに長時間やってくれるとは思っていなかった。
トヨズミとは大違い(笑)
そんなカイ君のリハビリが終わったのは、特練も終わり、みんな帰ったあと。
せっかくなので、カイ君の特練やりました(笑)
井上雄一朗が、軽く突きの出し方をボクテク交えながら教えました。
人に当てる、倒す技術というのは、理屈でわかっていても実際はとても難しく奥深いものです。
イロハのイ、みたいなこの日でしたが、何事も「はじめの一歩」が肝心。
カイ君、頑張っていこう!
そんなこんなで代継橋道場練習も終わり、道場をあとにしたのですが、井上雄一朗が、
「先輩、つけ麺食べましょう。作りますよ」
と24時間営業スーパーへ(笑)
この後、井上雄一朗が作った「つけ麺」と「冷麺」を食べました。
そのお話は、次回の講釈で!
結局、食べ物の話で終わるTipsです。
これが井上道場クオリティ・・・