先日金曜日は武蔵ヶ丘道場(武蔵ヶ丘コミュニティーセンター)の稽古日。雨模様な最近の天気でしたが雨も降らず、地面が雨で冷やされているので暖かいわけでもなく、なんとなく中途半端な天候ですが、稽古をすれば汗をかく。
道場に着いてしばらくするとユウスケ登場。
ユウスケをセンターに、最前列に井上雄一朗と私が並びます(笑)
ユウスケ、もう声裏返りまくり!
手刀脾臓打ちという手技があるのですが、普通にユウスケが「裏拳脾臓打ち」と言って「ん?」となりましたが流しました(笑)
井上雄一朗と私の後列にケイゴとタクミが並んでいたのですが、蹴り技の時にやたら距離を詰めてくるわけで、その度にユウスケが「タクミ・・・」「ケイゴ・・・」と注意するのですが、それでも距離を詰めてくる。
流石に後ろ蹴りの時は列をずらしましたが、井上雄一朗曰く「ケイゴがやたら距離を詰めてくるのでケイゴを見ながら蹴っていたのですが、最後の一本目だけ、やたら遠くにいました」とのこと。
瞬間移動かよ!
そんなこんなで大腿二頭筋に直接効く前蹴りの蹴り込みでみんな大股で歩きまわりつつ、「足効いたわぁ」と言いつつ補強で通常稽古終了。
今月末の大会に出場する道場生だけの特練開始です。
「大会に出る道場生は、10分くらい特練やって終わろう!」と井上雄一朗の声で開始です。
10分ねぇ・・・(笑)
今回は心肺機能強化のサーキットトレーニング中心な特練。
ミットを使った前蹴りの蹴り込み再び・・・
ラウンド数を決めて蹴り込みを行い、指定場所まで蹴り込んだらダッシュで戻り再度蹴り込み。
大腿二頭筋、つまり太ももは通常稽古で既に効いているのですが、そして太ももの筋肉は大きく、この運動は相当な運動エネルギーを消費するので、最初は鋭い蹴り込みが出来ていても、段々と弱い蹴り込みになってきます。
ダッシュで戻るのも、本人はダッシュのつもりですが、見た目は歩き(笑)
ラウンド間にジャンピング・スクワットが入り、さらに心肺に負荷をかけて、かつ蹴り込み。
サーキットトレーニングですから。
■蹴り込みと戻りダッシュ
■ラウンド間のジャンピングスクワット
■そして蹴り込みと戻りダッシュ
ミットを使ったサーキットトレーニングは3ラウンド。2分・2分・1分。
一旦インターバルをとり、その後ターンダッシュとジャンピングスクワットを併用したサーキットトレーニングです。
これだけで約10分かかります。その前のミットを使ったサーキットトレーニングは、3ラウンド5分ですが、ラウンド間にジャンピングスクワットを行っているので5分以上かかります。
マ、10分くらいやろう!
ってことだったので、倍の20分くらいはみんな予想していたはず(笑)
集中してやれば、これくらい時間はかかり、かつ集中して行うので効果もあります。
スパーリングや受け返しの特練ではないので、純粋にスタミナ強化な今回のメニュー。
■動画:ターンダッシュとジャンピングスクワットのサーキットトレーニング
ヒカリは、最初のターンダッシュを1本多くやっているんですよねぇ。
この1本多くやったのがあとあと響いてくるわけで、後半バテたね。
「空手は頭も使うよ、ヒカリ」とは、ターンの回数を把握しておかなかったヒカリに対する井上雄一朗の言葉。
ターンダッシュ5往復・往復間にジャンピングスクワットなメニュー。それが終わると腕立て伏せからもも上げ・シャドー。そして最後にもう一度ターンダッシュ6往復。
通常稽古終えての特練なので、相当効きました。
ユウスケは、特練終了後しばらくへたり込んでいました。
ミット蹴り込み時、ユウスケのミット持ちは井上雄一朗だったわけで、もう相当引っ張られていたし、その後のターンダッシュもリョウヘイへいへ~い♪に負けるわけはいかないわけで、精も根も尽き果てたユウスケを久しぶりに見ました。
こなすことよりも出し切ることが大切なので、よく頑張ったよ。
ケイゴもフラフラで、蹴り込みの時から顔色変わっていたけれど、半分は道着の下が脱げそうになって、それを必死で堪えていたからというのは内緒です。
「通常稽古じゃないんだから、ケイゴ、道着脱いでパンツ一丁でやってもいいんだぞ」と声をかけましたが、それは恥ずかしいとのこと。
ケイゴが恥ずかしいなんて似合わねぇ(笑)
ターンダッシュの時も道着の下を掴んで必死こいてやってました。
ハリウッドスターと「ケイゴのあんな表情珍しいよね」と話していて、せっかくなのでケイゴのフラフラな表情でも記念撮影しようとカメラを向けたら、ニッコリ笑ってVサインしていました。
よくあのフラフラな状態でニッコリ笑えたと感心しました。
おそらく、何も考えていないはず(笑)
サーキットトレーニングのように、連続して行う運動は息も上がり心拍数も上がり呼吸も乱れ、とてもきつい運動です。
手を抜こうと思えばどれだけでも抜けます。
メニューをこなそうと思えば、こなすだけなら誰でもできます。
ターンダッシュ時の腕立て伏せも、足が効いているので腕立て伏せの体勢自体が負荷がかかり、腕立て伏せどころじゃない。呼吸も乱れているので肘を曲げる動作すら重く気力がいります。
いかに出し切るか?
自分との戦いです。
もうやればわかりますが、「ここで手を抜こう、ここで力を抜こう」という誘惑との戦いです。その連続。
周りはそれを引っ張り上げてやらないといけないですね。
「あと1回」「もうひとふんばり」という、その甘い誘惑に打ち勝つために。
その1回のためにやっているといってもいいですね。
なかなか出来ないです。
ひとりではまず無理。
だからみんなでやるし、周りも気を張って緊張感が途切れないようにします。
「やらされている」と思ってやっていたら無意味です。
上杉鷹山の有名な言葉を思い出します。
生せは生る 成さねは生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり
今だとこんな言葉で紹介されますね。
為せば成る為さねば成らぬ 何事も成らぬは人の 為さぬなりけり
最後の「成らぬは人の為さぬなりけり」が大事かと。
「何もできないのは自分がやらないからだ」って意味ですね。
自分でやる!
そして、これが一番簡単なようでいて一番難しいことでもあります。
みんな頑張ろう!
と書いてきて、稽古後のお話。
武蔵ヶ丘道場から戻り、腹が減ったのでカラアゲと牛天ぷらを作りました。
「メシ食おう!」と部屋に戻ると井上雄一朗爆睡中!
ん?
「メシ食おうや」と言うと「チト眠ります」とのこと。
仕方ないので一人で食事をし、井上雄一朗の分を机の上に置いておいたのですが、食べると眠くなる(笑)
あ、俺も眠いや・・・
気が付くとベッドで爆睡(笑)
どれくらい眠ったのかわかりませんが、ふと目覚めると井上雄一朗は起きています。
「先輩、何時くらいに寝ました?」と聞いてきたので「たぶん・・・2時前。メシ食べたら睡魔が襲ってきた」と。
「稽古したからですね。体力使っているので食事後に眠くなったのですよ」
「なるほど」
と話をし、井上雄一朗の入れてくれたコーヒーを飲みつつ昨日の稽古について色々話し、「あ、ちょっとトイレ」とトイレに行って戻ってきたら、井上雄一朗、また寝てました(笑)
一度午前3時過ぎに起きて、次に5時過ぎに起きているんですよね。
「メシ食った?」
「食べました」
と食事はした様子。
上の会話は午前5時過ぎの会話。
そして、「あ、昨日の稽古のこと記事にしよう」とこの記事を書いています。
動画がなかなか変換されないので投稿できてなく、その間に光からのコメントあったりして、「朝っぱらから見てるのか」と思いながら書いているわけです(笑)
そう言えば、昨夜カラアゲを作りながら腕立て伏せとかやっていたんですよねぇ、私。
食ったら眠くなるはず。
ってなことで!