JNN系列(わかりやすく言うとTBS系)の番組に『窓をあけて九州』というのがあります。
同じ系列の九州各テレビ局が持ち回りで制作するドキュメンタリーで、1981年からオンエアされているので、今年で27年目になる番組。
この『窓をあけて九州』の次回オンエアは7月6日。つまり、今度の日曜日になります。
放送タイトルは記事タイトルと同じで「押忍!新人バスガイド奮闘記」。
「押忍」ってありますね。井上道場Tipsをご覧の皆さんは、この漢字を「おす」と読み、道場では日常に使われる言葉とご存じですが、この空手用語でもある「押忍」が次回放送のタイトルに使われています。
なぜか?
それは、この新人バスガイドが空手家でもあるからです。
井上道場と同じ統一世界武道空手道連盟に加盟する大分県の「錬志会館(三浦館長)」の道場生が主人公だからです。
その錬志会館の道場生というのは、渡辺矩子(わたなべのりこ)さん。
三浦館長のブログ(館長日記)でたびたび記事になり、その頑張りや三浦館長の叱咤激励な文章で会ったこともないのですが、なぜか名前は知っている子です(笑)
『窓をあけて九州』でオンエアされることについても記事(2008.06.13 窓をあけて九州(館長日記より))になっていて、それでオンエア見逃さないようにTipsでも記事を書いているのですが、番組は7月6日(日)の午前10時から午前10時15分までオンエアされます。
是非、ご覧になって下さい。
番組情報を以下に記します。
■窓をあけて九州
放送:2008年07月06日
制作:OBS 大分放送
ディレクター: 古屋茂樹
地域別放送局:
熊本 RKK
長崎 NBC
宮崎 MRT
福岡 RKB
大分 OBS
鹿児島 MBC
放送タイトル「押忍!新人バスガイド奮闘記」
次回放送内容のWebサイトは以下のリンクです。
http://www.e-jnn.com/cgi-bin/mindex.cgi
次回放送内容ページは毎週更新されるので、オンエア後は次の放送の内容になってしまいます。このため、オンエア後は渡辺矩子さんの回ではないやつが表示される。
これだと、リンクの意味がないので、以下に引用します。
「押忍(オス)!新人バスガイド奮闘記」
大分県の路線・観光バス会社「大分交通」に今年4月、7人の新人バスガイドが入社した。舞台は別府市。バスガイド発祥の地として古くから親しまれてきたが、観光バスの台数減少で年々、バスガイドの採用人数が減っている。そんな中、今年は久しぶりの大人数の採用で彼女たちに対する会社の期待も大きい。7人それぞれが期待を胸に入社したが、いきなり渡されたのは200ページにも渡る文字がびっしりと書かれた教本。3か月後のデビューまでにこれを全て理解しなければならない。さらに、このほかにも古くからの歌やガイドの際に行う手振りなど、研修内容はこれまで経験したことのないものばかり。研修初日から驚きの連続となった。
入社以来、日々上達をしていく7人の新人バスガイドの中の1人、日出町出身の渡辺矩子 (わたなべのりこ・18) さん。彼女は小さい頃から空手道場に通い、高校最後の大会では日本一に輝いた過去を持つ。しかし、バスガイドの研修では教本の暗記が他の研修生に比べ遅れがちで、研修が始ってからは、1日として満足のいく日はないという。彼女のデビューまでを追い、新しい環境で頑張る新社会人の奮闘ぶりを描く
引用文にある「高校最後の大会」とは、昨年末に開催されたJKJO全国大会のことです。
JKJO全国大会(全日本)で優勝した際も三浦館長が記事にされていたのですが、過去ログを削除されたはずなので今では幻の記事・・・
三浦館長!FC2ブログは、サイドバーに過去ログ(過去記事)を表示できる機能があるので、是非付けてください!
少なくとも、削除以降の記事が簡単に閲覧できて読み手側は大変便利です!
閑話休題。
前記事は第4回西日本武道空手道交流大会の記事でしたが、その中で気になった選手が二人いて、ひとりは錬志会館の選手と書いていますが、その選手が渡辺矩子選手です。
見たことないんだけど、三浦館長のブログで名前だけは刷り込まれたし、社会人になって最初の大会ということで、どんな戦いをするんだろう、と思っていたわけです(笑)
一般女子の部ですね。出場選手は三名だったはずで、巴戦。
昨年は二人だったような・・・
そのひとりがハリウッドスターですよ(笑)
そんなこんなですが、前記事にも書いたとおり、私は審判団だったので試合を見ることもなく大会は終了。
表彰式の際にアナウンスがあるのですが、それで「あ、優勝したんだなぁ」と(笑)
全然知らない選手なんですが「よかったなぁ」と。
三浦館長ブログの最新記事(2008.06.30 2008空手オリンピアトーナメント第4回西日本空手道交流大会(館長日記より))にも大会の結果が書いてあるのですが、どうやら三浦館長的には厳しい見方をしているそうで、それは私には計り知れないことなのですが、師弟だけに、見えないなにかがあるんでしょうね。
巴戦だったからなかぁ。
これが優勝するまで5回も6回も勝ち進まなければいけないトーナメントだったら違うのかなぁ。
よくわかりません。
優勝するまで7回勝たなければいけないトーナメントでも、1回しか試合しないワンマッチでも、1回勝つということは、これはとてつもなく遠い道だったりしますから。
そうそう。
少年部の試合で錬志会館の子が試合を行っている時に、錬志会館の三浦彰悟指導員(館長付)がセコンド陣にいて、なにか別のセコンドに指示していました。
「のりこ!のりこ!」と大声で叫んでいます。
のりこ?
渡辺矩子選手のことだよなぁ・・・と思って、声の先に目をやると、既に試合を終え上はTシャツ、下は空手着の女性がいます。
この子が渡辺矩子選手かぁ・・・
後ろ姿で全然わからねぇじゃねぇかよ!
なんか携帯片手にバタバタしてました(笑)
試合結果を関係者にメールでもしていたのでしょうか。
そんな、結局、渡辺矩子選手がどんな子かわからなかった第4回西日本武道空手道交流大会(笑)
日曜日に『窓をあけて九州』を見ればいいって話です。はい。
重複しますが、是非番組をご覧になってください。
そして、これは父兄の皆様になんですが、社会人になった当初の色々とバタバタしていた頃を思い出してください。
もうやることなすこと初めての事ばかりで、焦りまくり、今となっては笑い話の様な初歩的なミスをやったり、勝手に落ち込んだり、ハイテンションになったりと、新しい環境に慣れるまでの、あの重苦しいんですが爽快な、ある意味「初心」と表現してもいいような、あの頃を思い出してください。
そんな中で渡辺矩子選手は稽古を再開し、大会に臨んだわけです。
渡辺矩子選手に限りませんが、一般部の道場生は仕事をこなし、そのあとで稽古をします。
凄いことです。
学生時代はどうにでもなるのですが、社会人になると軸が仕事になり、時間や優先度も仕事がメインとなります。これに家庭なんざ入ったあかつきには、もう空手の稽古なんて不可能じゃん!ってな話です(笑)
大会など出場しないという前提なら少しは変わりますが、仕事をしつつ大会を目指す稽古というのは、もうこれは肉体的にも精神的にも、とてもしんどいことであります。
それも修行だ。と言ってしまえばそうなんですが、とてもとても、そんな言葉だけでは済まされない状況。
自営業ならまだしも宮仕えの身なら、大会を目標にすることなど不可能に近いと思います。
そんな悪戦苦闘なドキュメンタリーになっているんだろうなぁと思っています。
日曜日の『窓をあけて九州』は。
違うんだろうナ(笑)
それでも頑張っている人は、ここにもあそこにも、もちろん井上道場一般部にもいるわけで、そういう頑張りが見れる空手の道場は、なんと素晴らしい場所だ、などと思ったりしています。
以て他山の石となす。
日曜日の『窓をあけて九州』見てくださいネ!
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■2008.07.06 『窓をあけて九州』とバスガイド!の巻