愛と涙と懐かしの中華おこわ

愛と涙と懐かしの中華おこわ3月20日に「竹馬の友 – 友あり、遠方より来たる。また楽しからずや2」という記事を投稿し、井上雄一朗の竹馬の友であり、空手の後輩であるゴウセイが道場に来た際のことについて書いていますが、先週の土曜日、つまり3月22日にゴウセイが再度道場を訪れました。

あれ?福岡に戻ったんじゃなかったっけ?

と思ったんですが、仕事着で、かつ部下と一緒で、会うなり「先輩、パソコンでも携帯電話でも井上道場Tipsにコメント書き込めないんですよねぇ」と困った顔(笑)

そんな用件で来たのかよ!

爆笑したのですが、実家にも戻ったそうで、その際にゴウセイのオフクロ様が作った中華おこわをお土産として持ってきていました。

井上雄一朗に「雄ちゃん、これ」と渡していたゴウセイの手元を見て「ん?焼き芋持ってきたのかな?」とか思っていたのですが、それはアルミホイルに包まれた中華おこわで、井上雄一朗にとってみれば、愛と涙と懐かしさに包まれた、数十年ぶりに見る中華おこわなのでありました。

アルミホイルの包みを見た瞬間、「あ!あれ!ありがとう、ゴウセイ!」と中身が中華おこわであるとわかった井上雄一朗なのです。

中華おこわの話をする前に、ゴウセイが何故井上道場Tipsにコメントを書き込むことができなかったか、について。

道場にはパソコンがないので、携帯電話から閲覧し、私も自分の携帯電話を取りだし、テストコメントを書き込んだりしてみました。

あ、あれ。書き込める・・・

俺は書き込めるよ、ゴウセイ。

ゴウセイの携帯電話とキャリアが違うので、それが原因かと思いましたが、ゴウセイも書き込みするとエラーメッセージが表示されます。

「パソコンも同じエラーメッセージが表示されるんですよねぇ・・・」とゴウセイ。

エラーメッセージをよく見てみると、「メールアドレスの形式が違います」みたいな内容。井上道場用のアドレスを教えて書き込ませますが、やはり同じエラー。

おかしいなぁ。

ん?

んんん?

「ゴウセイ、おまえの携帯電話ね、記号を表示するキーはどれ?」
「これですよ」

ピピピ。

やはり・・・

「ゴウセイね、メールアドレスって@でアドレスとドメインを区切っているんだけど、おまえが入力している@は全角の@だね。メールアドレスってのは全部半角なので、この@は@が正しいのよ。なので、今度は半角の@で入力してみ」

「ああああああ」

これで問題解決(笑)

ゴウセイ!おめぇが悪いんじゃねぇかよ!

コメント書き込みエラー問題も解決し、ゴウセイもコメントを書き込んでくれていますが、先週の土曜日には、こういうこともあったのですよ(笑)

デ。愛と涙と懐かしの中華おこわ。

帰り際にゴウセイが井上雄一朗に渡した物ですが、それはアルミホイルに包まれた、見ただけなら焼き芋な形状を持つ物体。

アルミホイルに包まれた中華おこわ

中に中華おこわが詰まっています。

中華おこわ

糯米の一粒一粒がテカテカと照り、豚肉、椎茸、銀杏、アレやコレやと具が満載な中華おこわで、もう冷えているのですが、そのため逆にしっとりとまったりとした重量感が増し、見た目で「こ、これは無茶苦茶旨いんでないかい?」と思えます。

無茶苦茶旨いのですが、見た目でそれが十分伝わる完成度の高さ。

以下の画像はクリックすると拡大します。しっとり感、まったり感、照り照り感がよくわかります。
ゴウセイ家秘伝中華おこわ

銀杏まで入っている手の込んだ中華おこわで、私も食べましたが、これが旨い!

井上雄一朗と私は味覚が似ているので、私が旨いと言うものは井上雄一朗も旨いと言うし、井上雄一朗が旨いと言うものは私が食べても旨いので、食べる前に「これ、無茶苦茶旨いですよ」と井上雄一朗が言っていたので、私が旨い!と思うのは普通なのですが、やはり旨いものは旨い!わけですよ(笑)

銀杏も入ってます

おこわ系は、冷えても味が落ち着いて美味しいですね。そして、おこわ系は味付けが難しい。醤油系の調味料を使うので、味が濃くなり過ぎたり、薄くなり過ぎたりと、その塩梅(あんばい)がとても難しい料理でもあります。

糯米(もちごめ)を使っているので、その炊き方もミスるとグチャグチャな食感になり、固めに焚いていても、味付けでミスると、これまたグチャグチャになる。

もちっとした食感と具材と味付けのバランスがとれたものにするのは、これは経験が必要(笑)

そういう意味では、ゴウセイ家秘伝中華おこわは絶品なわけで、井上雄一朗は数十年ぶりに食べたらしいのですが、数十年前と同じアルミホイルに包まれている中華おこわを食べつつ、

「うめぇぇぇぇぇぇ!」

と叫んでいました(笑)

愛と涙と懐かしの中華おこわ、という記事タイトルにしていますが、これは、幼少の頃から食べていた、味も形も変わらない中華おこわに対して付けたタイトルです。

数十年ぶりに食べたゴウセイ家秘伝の中華おこわは、あの頃と同じで、アルミホイルに包まれ、旨く、何の変化もしていない。

それは、年齢や立場や体力や風貌は、この数十年で変わったかも知れないけれど、変わらないものもある、ということで、ゴウセイとの友情もそうだし、遠い記憶にある色々なこともそうで、中華おこわという食べ物なんですが、そういうことが一瞬で感じられるタイムマシンでもあるな、と。

井上雄一朗、かぶりついて食べてました。

「おはしで食べるの?」と聞いた私に「これは、このまま食べるものなんです」と爽やかに答えた井上雄一朗。

時が経っても、変わらないものもあるという、それは清々しさでもありました。

久々に食べる中華おこわ

こうやって食べます

ゴウセイ、オフクロ様が作った中華おこわ、大変おいしゅうございました。

<追記>
過去記事で、稽古のあと飲みに行ったと書いていますが、その時のネタを。

居酒屋に行ったのですが、ゴウセイが「あ、自分、昔来たことありますよ、ここ。秋刀魚の塩焼きが旨いんですよ」と言ったので、注文を取りに来た店員に「じゃあ、秋刀魚」と言ったところ、

「秋刀魚はありません」

との返事・・・

ねぇじゃねぇかよ!ゴウセイ!

それから、ずっと秋刀魚ネタでいじられるゴウセイでありました(笑)


愛と涙と懐かしの中華おこわ” へのコメントが 2 点あります

  1. この記事の事を、お袋に伝えたところ、『なんで~(笑)なんで~(笑)!』っと笑うばかりでした・・・。実家にはパソコンが無い為、携帯での見方を教えてるのですが、いまいち解ってないようです・・。
    料理は美味いのに。。。
    こんなに大きく取り上げて頂きありがとうございます! プリントアウトして送ることにします(^^)

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