代継橋道場には、ご覧のような古くて大きい業務用エアコンがあります。夏も冬も稼働したことはなく、つうか、代継橋道場開始以来稼働したことはなく、私が以前「このエアコンって効くの?」と井上雄一朗に聞いた時でも「動かしたことないのでわかんないです」って答えが返ってくるほどでした。
「壊れているんですよ、このエアコン」
「ああ、そうなんだ。立派なエアコンなんで、暑すぎて稽古できないような日には大活躍するんだろうなぁって思ってたよ」
ってな会話をしていたり・・・
そのエアコンが動いた!
夏休み中に撮影した少年部の画像を印刷し、道場に掲げようと、掲示板と化しているエアコンにペタペタと貼り付けていると、井上雄一朗がエアコンのスイッチのところをガチャガチャやり出しました。
「壊れているんだよなぁ・・・」と思っていると、井上雄一朗も「動かないかなぁ・・・」と言っています。
壊れているんだから動くわけないじゃん!と思いつつ、貼るところが無くなったのでエアコンの吸気部分に貼っていると、突然轟音と共に画像用紙がピタッと吸い込まれるように張り付きました。
!
!!!
!!!!!!!
エアコン動いてる!
慌てて顔を横に向けると井上雄一朗もビックリ!
一旦スイッチを切って、今度は冷房スイッチをオン!
轟音とともに、フル稼働する業務用エアコン。
二人して冷気が流れ出す排気口に手をかざします。
つ、つ、冷てぇ!!!!
冷房効いてる!
動くじゃねぇかよ!
轟音と共に、代継橋道場内部があっという間に冷やされます。
業務用エアコン、恐るべし・・・
「あ、動いた」と井上雄一朗。
「動かないエアコンじゃなかった?」と私。
「故障しているって聞いていたんですよ。最初から」
「だから、稼働させたことなかったんだ」
「いや、何度かスイッチ入れたことはあるんですが、動かなかったんですよ」
「そうなんだ」
「コンセント抜けてたのかなぁ・・・」
そんな会話をしつつ、やっぱ業務用エアコンの威力は凄いなぁと関心する二人(笑)
ちょうど、その日は小雨が降っていたので窓を閉め切っていたのですが、小雨模様なので蒸し蒸しした天気。ちょうどいい塩梅でエアコン稼働したなぁと道場内で大の字に寝てみる(笑)
「このまま寝てしまいそうだ・・・」と思いつつ、夏休みも終わって9月に入ってエアコンを稼働させるって笑えるな。
つうか、代継橋道場開始して何年目なんだよ!と。
初エアコン稼働が夏も終わった9月・・・
井上道場らしいエピソード。
代継橋道場は、その立地条件から風通しのいい場所にあって、窓を開ければ強めの風が吹き抜けていきます。なので、この夏も、暑い日は続きましたが窓さえ開けていれば風は通るわけで、それで過ごしてきました。
問題は「蚊」。
もうこれのみで、稽古前にすることは、まず蚊取り線香に火を付ける。ベープマットのコンセントを入れる。これでした。
その必要は、もうなくなるな、と(笑)
少年部が来るちょっと前までガンガンにエアコンを効かし、あとはスイッチオフ。
業務用エアコンで、オフィスと違って熱を発生させる機器もなければ、障害物もないわけで、あっという間に冷却完了。
ぼつぼつと少年部が道場に来だしたのですが、入って来るなり「クーラー?クーラー?」と呟き出します。
そしらぬ顔の井上雄一朗。
日も暮れて、窓を開け、いつものように稽古開始。
何事もなかったかのように普段の稽古。
冷房が効いたということは暖房も効くわけで、この発見はでかい。
これで、「慰労会なども季節を考慮せず道場内でできます」と井上雄一朗。
今年は真夏日が多く、とても暑い日が続いた夏でしたが、来年はわからない。
というわけで、エアコンが動くことは実証できたけれど、使うことがあるのかわからない(笑)
それでも、動かないと思っていたエアコンが動いて、子どものようにはしゃいだ今週火曜日の代継橋道場の稽古でした。
稽古中はエアコン稼働は無理と思います。
稽古で汗をかくので、絶対に冷えて風邪を引きます。
古いエアコンなので、微妙な温度管理が出来ないのです。もちろん、除湿やドライなどの機能もない(笑)
七城リバーサイドパークの体育館並みに効きます。
夜は虫の音が響きますね。
もう秋です。