誠武館岩永隆仁館長へ、井上雄一朗より

昨夜、といっても日付的には本日なのですが、ある資料を誠武館(岩永隆仁館長)よりメールして頂き、その内容を読んで、井上道場代表井上雄一朗が呟きました。

なので、記事タイトルは「誠武館岩永隆仁館長へ、井上雄一朗より」と・・・

で。
その内容はといいますと、

「隆仁!あの時冷たい寒いって泳がなかったじゃねぇかよ!ゴローも知ってるぞ!」

とのこと・・・

いや~記事タイトルだけで、慌ててこの記事を読んだ皆様方の落胆振りが想像できます(笑)

時は、岩永隆仁館長も井上雄一朗も血気盛んな二十歳前後な頃。
時期は、真夏。
所は、熊本の避暑地で名所の菊池渓谷。

岩永隆仁館長、井上雄一朗、それに同窓のゴローの三人で遊びに出かけ、その後菊池渓谷へ。
真夏に渓谷で泳ごう!となったわけですが、熊本人なら知っていますが、真夏でも菊池渓谷は別世界。

ヒンヤリとした冷気が避暑地に最適な場所。
清流はどこまでも透明で、そして冷たい。

泳ぐぞ!と意気込んでいた若者三人ですが、そのあまりの冷たさに「これ、泳げないんじゃないか?」と(笑)

「で、どうだったのよ?」と私が聞くと、
「隆仁、泳がなかったですよ(笑)」と笑いながら話す井上雄一朗。
「なにぃ~!それなのに、この時期に菊池渓谷(笑)」と私。
「ええ、もうゴローも一緒にいましたからねぇ。ゴローも知ってますよ」と井上雄一朗。

中学同窓な三人なわけです。プライベートでは岩永隆仁館長は、井上雄一朗に名前で呼ばれています。
濃い時間を過ごした朋友だけに通じる愛情のある呼び方ですね。

ちなみに岩永館長、私の苦労を理解していて、

「色々大変ですねぇ」とニヤニヤしながら同情してくれます(笑)

もう岩永館長だけよ、わかってくれているの(笑)

そんなこんなで、どれくらい冷たかったというと、菊池渓谷は清流なので「銛(もり」を持っていたそうです。
魚をとる「銛(もり)」ですね。

井上雄一朗はやる気満々で大きな岩の下に潜って魚を狙ったそうですが、その際に「ゴロー、ゴロー、おれ、あの下に潜るから、潜るから」と念を押して潜ったそうです。

念を押すとは、自分の居場所を教えるという意味です。

何のために?

心臓マヒかなんかで浮き上がってこなかった時のために(笑)

だったら潜るなよ!

と思ったんですけどね・・・

本能的に「ヤバイ冷たさ」と思えるほど、あの井上雄一朗でさえ思うほどの冷たさだったと。

「ヤマメがいたんですよね」と井上雄一朗。
「ヤマメ!」と私。
「ええ、でも銛で突いたらアブラメでした。なんだよ!どんだけ苦労して潜ったと思ってんだよ!ってむかつきました」と。

だったら潜るなよ・・・と思ったのは内緒(笑)
若いときは、変なことに命をかけたりするものなのです。はい。

そんなことを、資料を見た後、サウナに向かう途中で車の中で話していました(笑)

ええ、サウナです。
久々のサウナです。

結局、メインはサウナネタなんですよ(笑)

今朝のサウナでは、水風呂が16度台と冷たく、それくらいの温度だと、水風呂に入っていると肌がピリピリと痛みを感じます。普通は、体を冷やして締めたら即あがるのですが、この日の井上雄一朗は「この水風呂で体をガンガンに冷やして、サウナに何分入れるかやってみます」とのこと(笑)

ああ、だから、あの時も岩の下に潜ったのね。
と思った私(笑)

20分くらいサウナに入ってましたよ。
違うだろ!サウナの利用方法!

いつものようにトータル3時間くらいいましたかねぇ・・・サウナ。
おかげでお肌もさっぱりツルツル!

そして最初の話題に戻ります。
岩永隆仁館長には電話すると言ってました。

菊池渓谷の件で(笑)

閑話休題。
「友情」というのは、「濃い時間」を共に過ごした仲間というのは、いいものですね。

武者小路実篤の小説に『友情』という作品があります。
これは、確か惚れた晴れたに友情をからめた作品だったと思います。

なので、岩永館長、井上雄一朗、ゴローの色気のない三人の「友情」と趣きは違うのですが、ふと武者小路実篤で思い出したことがあるので書いています。

私が関東の道場へ移籍していた頃。
道場の、ちょうど練習が苦しくて顔が下がる時に頑張って顔を上げると、ちょうど視線の先にくる位置の壁に一枚の色紙が飾ってありました。

それが武者小路実篤の色紙。

なんと書いてあった色紙がうろ覚えなのですが、こう書いてあったと思います。

あと少し、あと少しというところで諦めたら 何にもならない

「あと少し」ではなく「もう少し」だったかなぁ。そんな言葉が書いてあって、この色紙の位置は計算してあるのかな?などとボンヤリ思いながら稽古したことを覚えています。

この言葉の意味することは、色々な言葉でよく言われることで、そうですね、漫画世代だと『スラムダンク』での安西先生のセリフが有名ですかね。

「諦めたら、そこで終わりですよ」

って有名なセリフ。

これ、結局使い回しなセリフというか言葉で目新しくともなんともない言葉なのですが、漫画しか読まない人だと感動したりする言葉なんでしょうね。

そういう意味では漫画は素晴らしい文化ですね。色々なことを覚えることが出来ます。

「諦める」とは、自分自身に対する諦めであり、これは自分に負けるということですが「諦めない」つまり、自分に勝つということは、これは大変なことなんですよね。

簡単には出来ません。
どこかで妥協してしまいます。
人間とは、基本的に狡くて卑怯で弱い存在だからです。

だから、頑張る。
負けないために、相手に負けないためではなく、自分に負けないために頑張る。
頑張ろうとする。

そして、頑張れば、いいことが必ずある。
自分自身にしか得られない、他人に評価してもらうものではない、自分自身に対するいいことがある。

だから、頑張る。

サウナに20分入っている頑張りがそうなのか、これは微妙なんですが(笑)

夏です。甲子園が始まりましたね。
みんな頑張ってますね。

道場では、毎日が甲子園。
熊本でも大牟田でも大分でも、あっちでもこっちでも、日々名もなき道場生が汗を流し、歯を食いしばり、頑張っています。

ちゃんと見てやらなきゃですね。

さて。
今日は、何を食べよう・・・


誠武館岩永隆仁館長へ、井上雄一朗より” へのコメントが 2 点あります

  1. 久しぶりにコメントします。

    とうとう秋岡先生に続き、私も井上ブログデビュ-?させていただきありがとうございマッスル!?(軽く親父ギャグです)

    あの時の事覚えてます。

    酒のツマミにもならないようなアブラメが確か取れたような記憶があります。 それに…

    あの時は雄一朗とゴロ-に強制連行されて菊池に連れて行かれたような記憶が…

    なんせあの当時、車持っているの自分しかいなかったからよく暇人2人組に拉致されていたような記憶があります。

    ウェブマスタ-さん相変わらず大きい子供の世話大変ですね(笑)

    大牟田から応援してますっ!!

  2. ありがとうございます。ありがとうございます。

    もう応援してくれるのは、岩永館長とゴローだけ(笑)

    誠武館館長日記で岩永館長応援します!と応援されている岩永館長に、さらに応援されるWebmaster@井上道場・・・

    う~ん、かくも現世は複雑怪奇。

    では、土曜日にお会いしましょう!
    押忍。

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