先月のキャンプには、大数の父兄も参加されていて、昨年は男性はユウスケパパだけだったのですが、今年は井上雄一朗と幼なじみなタイキパパやアズサパパも参加され、キャンプ場のオーナーも幼なじみなので、キャンプの大人男子はプチ同窓会みたいな感じだったのですが、そんなことはどうでもいい。
井上雄一朗と私は味覚が似ていて、「これは旨い」という味は、ほぼ一緒。タイキパパもそうで、豚軟骨についてアレやコレやと語り合ったキャンプ二日目の夜。
その時、「スペアリブの旨い調理の仕方を模索中」とタイキパパが言っていたのを思い出し、「んじゃ、研究してみよう」と先週スペアリブに挑戦の巻。
スペアリブとは「豚の骨付きバラ肉」のことで、沖縄言葉だと「ソーキ」。
ソーキそばの「ソーキ」。
お肉屋さんやスーパーの精肉コーナーでも「スペアリブ」として売ってありますね。
アメリカだと、映画やドラマでお馴染みの「お庭でバーベキュー」の際には、だいたい、このスペアリブが焼かれています。
あと、見たこともないような巨大な牛肉とか(笑)
アメリカではスペアリブはバーベキューで食べるのが一般的で、そのソースは各家庭独自で、なんだろうなぁ、韓国でキムチが各家庭で味が違うように、日本だとカレーが各家庭で秘伝があるように、アメリカでは、バーベキューソースが各家庭秘伝らしい。
なので、それを競うコンテストまであるアメリカ。
ロバート・ロドリゲス監督の映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』でも、保安官の兄貴がバーかなんかやっていて、バーベキューコンテストに命賭けているキャラだったような。
弟の保安官が、バーベキューソースの秘密を聞き出そうとするけど、絶対喋らない兄貴で、最後の最後で弟に教える。
「誰にも言っちゃいけないゾ」と言って二人とも息絶えるんですが(笑)
コンテストで優勝するには何かがまだソースに足りなくて、血を舐めて「これだ!塩味が足りないんだ!」と気づく場面があった。
あ、
この映画、ホラーですよ(笑)
アクション・ホラー映画。
クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ』と二本立てになっている、往年のB級映画を模した『グラインドハウス』の一編。
こんなこともどうでもよくて、
スペアリブですが、焼く、煮る、焼いてから煮る、蒸す、と色々調理方法あって、味付けも簡単に塩をふるだけから、色々な材料でタレを作り、それに漬け込んで調理すると、これまた色々あって、なにをどうしていいかよくわからない(笑)
お店で食べるのが一番じゃん・・・
とか思いますが、それだと身も蓋もない。
ちなみに、
お馴染み「りとるきっちん」のスペアリブは絶品だそうです。
と、秋岡塾のハリウッドスター二世は常々言っております。
「りとるきっちん」ならそうだろう。
でも、確か、メニューには載ってなかったような気がします。
裏メニューかな?
彼女は、予約する場合は事前にスペアリブはお願いするとのこと。
あれだけは食べなきゃダメと。
デ、
色々考えたのですが、面倒なので、とりあえず、下味を付けて、それを焼くことにしました。
とはいうものの、
スペアリブだけのために、バーベキューセットを用意するのもアレだし、うちにはオーブンないし、電子レンジと共有しているやつはありますが、あれ、ちょっと違うんですよね。
なので、
焼きは、ガスコンロのお魚を焼くグリルで焼くことにしました。
下味は、まぁ、まだ実験なので、適当に色々と混ぜました。
リンゴと玉葱とニンニクをすり下ろし、それにお醤油、みりん、お酒、ハチミツ、ブラックペッパー、鷹の爪、各種ハーブを入れ攪拌。
このタレをビニール袋に入れ、その中にスペアリブを入れまぜまぜ。
スペアリブには骨があるので、ビニールが破れないように二重にし、それを冷蔵庫で一晩寝かせました。
スペアリブには、タレがよく染み込むように、お肉部分をフォークでぐさぐさとしています。
翌日、
魚焼きグリルで焼きました。
これだけ。
一晩寝かせたスペアリブをビニール袋から取り出すと、その時点で、甘く、それでいて奥行きのある、唾液が出てくるほのかな香りがして、
「ん?味付けは適当だったけど、なんかいけそう」
となります。
グリルで焼き出すと、香ばしい匂いが湧き上がり、キッチンに入ってくる全員が、
「なんかいい匂いがする。美味しそうな匂いがする」
と言います。
味付けは成功したみたいじゃないか!
魚焼き用グリルですから、お醤油も使っているし、焦げ付かないように焼き加減を見て、ひっくり返し、スペアリブ自体が脂で汗をかいている様子を見ながら焼き上がるのを待ちます。
適当に、
これでOKだろう、というところで取り出す。
そしてお皿に盛る。
それがこれです。
これはフラッシュを炊いてない状況。
フラッシュを炊くと、ちょっと色合いが変わります。
赤みが強くなる画像になります。
実際の目で見た感じは、上の方かなぁ。
実食です。
プリプリしたお肉部分を口に入れてガブリとやります。
あ、
柔らかい。
柔らかいじゃないか!
一晩冷蔵庫で寝かせていたので、味も中まで浸透していて、噛みしめるたびに、肉汁と滋味が湧き出てきます。
かぶりつきました!
柔らかくて旨い。
マ、まずは成功。
ただ、
何かが足りない・・・
パンチとキックが足りない。
子どもなら美味しい美味しいとバクバク食べる味なのですが、お酒を飲む大人だと、やはり、もうちょっとアクセントが欲しいところで、辛味、それも香辛料のピリリとした辛味がもう少し欲しいところ。
これは味をみるために、わざと香辛料を少なくしたので、対処できるナと。
今回は魚焼きグリルで焼きましたが、いつも豚軟骨を煮る圧力鍋で、次回は「焼いてから煮る」をやってみたいと思います。
この方法だと、タレに漬け込む必要もなく、時間的に、この方法が一番早いと思っているので。
そんな実験結果記事なので、画像も少なく、「その1」となっているのですが、それは内緒。
その2、その3と続くかもしれませんが、この記事で終わりかも知れない・・・
スペアリブの欠点ですが、それは、お値段(笑)
みおちゃんちの隣りになるマルショク精肉コーナーは、スペアリブの隣りに豚軟骨が陳列されていて、値段が全然違うので、いっつも豚軟骨の方を手に取ります。
安売りの時にスペアリブは大量に仕入れておこう。
ってなことで。