6月24日は火曜日で月出道場の練習日。
この日は、少年部クラスにではなく、一般部クラスにマコとゲンセイが登場。
ゲンセイパパもいて、ルナもいたので偶数で練習しやすい人数だったりしました。
そんなこんなで、
ここ最近の月出道場では、基礎練習時、足技時ですが、目標物を設定して正確に蹴る、という練習をやっているので、この日も行いました。
ぶっちゃけ、
目標物の設定って、相手に手を上げてもらうことなのですが、その上を正確な動きで蹴る練習で、全体練習での足技練習だと、どうしても流れでやる部分があるので、それを排除して、全体練習の足技練習も必要なのですが、他の練習日に十分やっているので、他の目的をもった基礎練習という位置づけで行うわけです。
流れでやれないので、全体練習時とは違う辛さがあります(笑)
そこが狙いだったり!
デ、
まぁ、
種類的には、全体練習時の基礎練習よりも少ないです。
前蹴上げ、内廻し蹴り、外回し蹴り、内廻し外廻し蹴り、後ろ内廻し蹴り、外廻し後ろ内廻し蹴り、膝蹴り、これくらいです。
日によっては、これに、さらにプラスしたりしますが、上記の足技がベースです。
前蹴上げは、ストレッチを兼ねた、その後の足技の準備動作な位置づけで、だいたい、内廻し外廻しの連続技で、みんな息が荒くなってきます。
回転技な後ろ内廻しや外廻し後ろ内廻しを入れているのは、軸の強化、バランス強化のためです。
後ろ回し蹴りは難しいので後ろ内廻しにしていますが、逆に、みんなカカトで蹴る後ろ回し蹴りなフォームになるから困る(笑)
後ろ内廻し蹴りの方が簡単なんだけどなぁ・・・
マコとか、もう何度もやっているので、
「次はなんですか?」
と聞いてきた時に、
「もちろん、次は外廻し蹴り後ろ内廻し蹴りの連続技!」
と答えると、このリアクション(笑)
まぁ、連続の回転技だから、慣れていないと、回数多いと、グラグラになるわなぁ。
軸強化の練習だから、当然そう!
ほんで、
この日は、後ろ回し蹴りもやりました。
後内廻し蹴りは足刀部分をヒットさせるフォームになりますが、どうしてもカカトが先行するので、
「ならば、カカトで蹴る後ろ回し蹴りやろう」
と。
真正面に相手がいるのに、全然違うところで蹴るから困る(笑)
後ろ回し蹴りにしろ、後内廻し蹴りにしろ、後蹴りにしろ、回転技というのは、相手に対して背中を向けます。
回転しているので。
なので、動作が大きくなり、隙もできます。
本来は、一挙動で、一瞬で行う技なのですが、この練習はそういうとこが目的ではなく、軸強化、バランス強化なので、動作は遅くとも正確な動きでやる、という趣旨です。
なので、
回転する際の初動、足の運び、上半身の使い方、目線、足の角度、蹴ったあとの動作、そういったところを重点に指導します。
まず、
強靱な体幹、軸を作るべし!
スピードはあとからついてきますから。
スピード重視で練習すると、間違ったフォームで覚えてしまい、まぁ、本人の蹴りやすい形にはなるのですが、まず相手に当たりません(笑)
回転する蹴り技は、蹴り技の中で一番破壊力ある蹴りで、カカトで蹴るやつが一番で、後蹴りとか後ろ回し蹴りとかですが、次に横蹴り系の膝関節を横にした蹴りが続き、三番目くらいに中段の前蹴りがきます。
前蹴りは膝関節が縦なので、真っ直ぐに正確に蹴らないと、案外脆い蹴りなのです。
どういう意味かというと、膝関節が縦なので、相手に止められたりすると、関節の動きにより膝が曲がって(縦の「くの字」になるイメージ)、ダメージを与えることができません。横蹴り系の膝関節が横のやつだと、関節がロックされているので、そのまま力は相手に伝わります。
しかし、関節をロックしているので、
止められると、自分が吹っ飛びます(笑)
カカトは、人間の体の中でもナチュラルに自然に強い部位なので、当てるだけでダメージを与えることができます。後蹴りや後廻し蹴りなど、回転して遠心力もプラスされているので、当たれば、まず相手は倒れます。
動作が大きいので簡単に避けられるつう弱点はありますけど(笑)
というような、
技の使い方の練習ではなく、技自体の取得を目的とした練習なので、グラグラしつつも、何度も何度も反復練習です。
もうね、慣れて体で覚えるしかない(笑)
そんな中、
だいたい、右足と左足、得手不得手があって、左右は同じじゃないのでそうなのですが、マコの右の後ろ回し蹴りがいい感じだったので、
ゲンセイのアゴの高さにはなっていたので、
「マコ、上体をこういう風に後に倒してもいいよ」
と指導です。
このまま、マコのカカトがゲンセイのアゴに当たれば、ゲンセイの右アゴに当たる角度ですが、左アゴが折れます。
確実に折れます(笑)
それくらいカカトは強いです。
次にマコが蹴った時は、ゲンセイのこめかみ(テンプル)の位置まで上がっていました。
このままマコのカカトがゲンセイのテンプルに当たれば、確実にゲンセイは失神します(笑)
つうか、
何が凄いって、
ゲンセイを目標にして(蹴りの高さや狙う場所等)マコは後ろ回し蹴りの練習やっているのですが、
マコが蹴っている最中、
ゲンセイは、よそ見しているから困る(笑)
ちょ!
絶対ゲンセイ折られるワ(笑)
このあとマコにはサンドバッグを蹴らせましたが、まだ間合い(目標との距離)がつかめていないので、空振り連発でした。
それは、次の段階の練習です。
まずは、正確な動きを覚える、と。
んで、
奥ではルナがカンタと練習していたのですが、左足はいいのに右足で苦労していました。
つまり、
ルナは、左足は回転技を蹴りやすいけれど、右足は不得手ということ。
練習すれば同じように蹴れるようになるので、不得手な右足で蹴る動作時の注意点を指導しました。
そんな中、
右足の蹴り出しが早いので、「もっとためて体が回転してから足をリリース」ということを実技を交えて説明していて、
昔みたいに足上がるかなぁと思いつつ、それなりには上がるだろうと後廻しをやってみる。
まぁ、そこそこ上がって、185センチくらいの相手なら顔面とらえるナ、とか思っていたのですが、
蹴り終わった瞬間、
左足の付け根が「グギッ!」と(笑)
いったーーーーい!
もう蹴り終わったあと、こうですよ(笑)
いらんことせんならよかった!
と思ったというのは内緒(笑)
高さ関係なかったので。
というようなこともありつつ、
そんな相手をおいた足技練習は、ルナとカンタのペアが最後までやっていて、先に終わったペアは小休止。
小休止後、ミット練習になり、
まぁ、
いつものように、
上段廻し蹴りだけど、
全然蹴るとこ見ないで蹴るゲンセイだから困るわけです(笑)
ちょ!
これ、下段蹴るとみせかけて上段蹴る時のやつ!
ゲンセイは常にだけど(笑)
井上雄一朗曰く、
「ゲンセイのノールックキック!」
突きもそうだから困る。
マコは、軸がぶれていたので手をかざして壁を作って上げました。
「この手に顔が当たらないように、軸をしっかり作って蹴るべし」と。
そうすると、
左の蹴りですが、右側に傾いて蹴っていたのですが、壁があるので、軸足を返して腰を入れて蹴らないとミットには当たらないので、フォームがよくなりました。
壁がなくても、このフォームで蹴れるようになるべし!
そんなミット練習ですが、インターバル無しで延々蹴り込んでいたので、
一番疲労困憊していたのはゲンセイパパ、
というのは内緒ではありません(笑)
全部全力で蹴っていたし。
一旦水分補給のため小休止して、即補強です(笑)
時間がなかったので、腹筋はやらず、グーパーグーパーだけ。
ええ、
手の平をグーパーグーパーして、それを延々繰り返す前腕強化の補強。
地味なんですが、嫌な補強なんですよね(笑)
そんな、グーパーグーパー補強を見てみる。
もうですね、
マコがですね、跳びはねて、後半ダンスしてます(笑)
じっとしてやれよ!
そして、ミット練習で疲労困憊なゲンセイパパが、奥で倒れそうになりながらやっています(笑)
地味なので軽快なBGMを付けました。
グーパーだけな映像なので、超面白くないです。
マコの動き以外(笑)
マコ、踊りすぎ!
そして練習終了。
お掃除タイム中、「もう腕パンパン」と言ったら爆笑していたルナだったり。
そんな火曜日の月出道場でした。
ってなことで。