2月22日、水曜日の武蔵ヶ丘道場で思ったこと。
美人の条件として、額(ひたい)の形が美しいというのがあり、「富士額(ふじ-びたい)」が有名ですが、この富士額、辞書で調べると「雁金額(かりがね-びたい)」や「火灯額(かとう-びたい)」とも呼ぶらしく、同じものを言い方を違えているのかなぁと思っていたら、それぞれ別の形のことでした。
ちなみに、額の形が美人の条件ってのは江戸時代だったりします(笑)
そんなこんなで、
この日、戸島教室から武蔵ヶ丘道場へ移動すると練習は既にやっていました。
このあとスキル別に分かれ練習し、初級組にはチト難しい動きの練習をやったりしたのですが、初めてやる動きなのでそうなだけであって、反復練習していればOKなので、なかなかうまく出来なくても「ぜーんぜん問題ない」と言いつつ練習しました。
初めての割りには、よくできた。
単一的な動きから複合的な動きにすると、その連繋するポイントがなかなかわからないので最初は苦労する。
あとは慣れなので、繰り返し練習すれば出来るようになるわけで。
初級組も段々と、段々とスキルアップしてきているのがわかる今日この頃。
デ、
練習終了。
まだまだ寒いので、汗をかいたあとなので速攻で着替えます。
この日の最年少はマサトシで、年長さんで、あとしばらくすると小学校に上がり、その小学校は練習場所である小学校なのですが、なんでもひとりでやるマサトシは独立心の強い子でもあって、道着を脱ぎ、ちゃんと畳み、着替えてました。
久しぶりに男子のロング靴下見た(笑)
丸刈りカットなマサトシですが、超福耳の持ち主で、おまけに丸刈りなので額の形がよく見えて、「富士額」。
わたし、これが富士額と思っていました。
富士山を逆さまにした額の生え際が「富士額」と思っていました。
違うんですね(笑)
富士山のような「台形」の額の形を「富士額」と呼ぶそうで、このマサトシみたいな、一歩間違って生え際が後退して笑福亭鶴瓶みたいなM字になりそうな額は、
「雁金額(かりがね-びたい)」というそうです。
でも、
辞書で「富士額」と調べると、「雁金額」や「火灯額」ともいう、と書いてあったりする(笑)
「雁金額」の「雁金」って、家紋の形のことで、「雁(がん)」というカモ科の渡り鳥のことなんですが、それが飛んでいる形と思ってもらってOK。
わかりやすく言うと、カモメを線で書くと曲線のMみたいな形になりますが、それです。
なので、
マサトシの額は「雁金額」。
富士山のような台形を「富士額」、雁が飛んでいるようなM字な生え際が「雁金額」、
では、もうひとつの「火灯額」ってのはどういう形かというと、
これも富士額のような台形なのですが、「火灯」のような台形のこと。
「火灯」ってどんな形?
って話しなんですが、火灯って、灯火をともす陶器製の器具のことですが、その形をした窓が有名で「火灯窓」といいますが、よくお寺とかで見る形です。それを思い浮かべるといいです。
でも「火灯窓」自体わからないと無意味なので、ちょっと画像検索したページを貼り付けます。
これで「火灯」の形がよくわかると思います。
富士額は台形ですが、火灯額は、上が直線ではなく曲線な感じ。
つうことで、
辞書では「富士額」「雁金額」「火灯額」と同じ意味で載っていたのですが、それぞれ全然違う形ってのがよくわかります。
ちなみに、浮世絵の美人画を見ると、これらの違いがよくわかります。
喜多川歌麿とか、「富士額」「雁金額」「火灯額」の美人画を描いています。
へぇ~。
と思ったのですが、マサトシは男子なので、額の形、あんま関係ねぇよなぁ・・・
美人の条件だし。
江戸時代だし。
とも思ったり(笑)
それにしても、マサトシは福耳だったり雁金額だったりで、パーツ的にはいいものばかり持っているけれど、将来的にハッピーじゃなかったら、
役に立ってねぇじゃん!
ってなるよなぁと、ひとり妄想していました(笑)
そんなことを思った水曜日の武蔵ヶ丘道場(南ヶ丘小学校)でした。
練習後は、もちろん、みんなタオルサッカー。
ってなことで。
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■2011.07.07 福耳!の巻
「耳の下部の、垂れ下がった柔らかい肉の部分を「耳たぶ」と言いますが、古来、東洋では、この「耳たぶ」が大きくて厚いと「福耳」と呼び、金運に恵まれ福運がある、と言われています。
広義の意味の福耳だと、わたしもそうで、こう指先で耳たぶを触ると「プルンプルン」となります・・・」