6月12日は日曜日で、早朝から熊本空港まで大阪へ向かう秋岡塾の秋岡塾長と井上雄一朗を送っていったのですが、既に、土砂降りな雨でした。
その後も雨は続き、大雨で、熊本市は至る所で冠水、通行止めになり、梅雨とはいえ、久々に、本格的に、継続的に、まとまって、嫌になるくらい雨が降り続きました。
そんな日曜日の大雨の様子。
うちは高台なのですが、ちょっと下ると小川があり池があるのですが、もうエライことになってた。
その小川は「藻器堀川(しょうけぼりがわ)」といいます。
熊本市の東から流れ、最終的には江津湖に流れ込んでいる小川で、基本的に、昔は、この藻器堀川に沿って田んぼがありました。
藻器堀川から水を田んぼに引いてた。
水源は長嶺町らしく、つうことは、地元じゃん!
なのですが、自宅の近所に流れる藻器堀川の中をじゃぶじゃぶ入って、どこが始まりなんだろう?と探検していた少年時代。
途中で行き止まりになるんですよね(笑)
でも、あれが水源とは思えないので、きっと、地下を通っていて、水源はもっと別のところにあるはず。
そんなこんなで、
そんな自宅の近所にある藻器堀川に向かうには「下る」わけで、坂を下ります。過去記事でも書いていますが、中高時代にダッシュトレーニングをしていた坂。
この坂を下ると「長嶺南妙見社」という祠があります。
地元では「妙見さん」と呼んでいます。「みょうけんさん」なのですが、音だと「みおけんさん」に聞こえます。
この「妙見さん」の隣りに、藻器堀川に沿って湧出する池があり、この池の鎮守として祀られたのが「妙見さん」。
古い祠です。奥に石像があるのですが、確か寛政年間のものじゃなかったかなぁ。手元に文献ないのでアレなのですが、祠自体は古くから存在していたそうです。
子どもの頃は、ここは遊び場(笑)
祠の屋根とか登って遊んでた。
デ、
湧出している池なので、地下水がぼかすか出ています。オヤジ殿の話によると、この水脈は水前寺公園の池と同じ水脈なので、ここが涸れれば水前寺公園の池も涸れるそうです。
ということが、
過去にありました。
あれはいつだったかなぁ・・・中学生か高校生の頃で、超水不足な熊本市だった年があって、本当にこの「妙見さん」の池も水前寺公園の池も涸れちゃった。
森の都、水の都と謳われ、地下水100%利用の熊本市!
と自慢しても、自然に対して人間ってのは、しょせん、こんなもんだナ、と思った記憶があります。
当時からひねくれもなわたし(笑)
そんなことはどうでもよくて、
坂を下り、妙見さんを右手に見ると、藻器堀川が流れており、その左側は遊水池です。
この遊水池は、もともと田んぼでした。
子どもの頃は、よく「どじょう」や「たがめ」や「おたまじゃくし」などを捕まえていました。藻器堀川では「ふな」とか。妙見さん池では「鯉」を釣っていた。
田んぼの中に入って、当時は子どもなので、ヒザくらいまで入るのですが、底なし沼みたいに思え、チト怖かったです。
そんで、出ると、もうヒルがいっぱい付いている(笑)
『スタンド・バイ・ミー』ですよ。流石に急所には付いたことないですけど。
あ~、最近、ヒル見ないなぁ。
そんな田んぼがいつの間にか整地され、公園になっていました。
「こんな湿地、おまけに低い土地が公園だと!」
と驚愕した記憶があるのですが、
「あ、そこ遊水池だから」
と言われ納得。
晴天時は公園。
雨天時は遊水池。
たまにランニングしたりダッシュしたりしています。
最近だと、井上雄一朗が夜中にランニングしたかな?
ちなみに、
「遊水池」とは「洪水時の河川の流水を一時的に氾濫させる土地のこと」で、下流の水害を軽減させるためのもです。どこそこにありますよ。
「ゆうすいち」と読みます。「遊水地」とも書いたりします。
なので、ある程度雨が降ると、この遊水池は、見た目は「池」になります。
熊本風に言うなら「堤」みたいになる。
日曜日の大雨では、「これはエライことになっているだろう」と思っていたのですが、遊水池なので、たっぷりと水をたたえていました。
その為のものなので(笑)
そんな、
6月12日大雨時の藻器堀川(しょうけぼりがわ)と遊水池を見てみる。
■熊本 大雨 藻器堀川(しょうけぼりがわ)と遊水池 2011.06.12
撮影者は、リョウタロウだったりします。
まぁ、普通です。
もっと凄い時もありました。
基本、このあたりは高台なので、部分的に冠水している箇所とかあっても、低い方に水は流れるので、水害を被ることはありません。
そうそう、
この日は、洗濯物をコインランドリーに乾燥しに行ったのですが、出かけるときは小雨で、車を運転している途中から土砂降りで、コインランドリーの駐車場に着いたら、
「どうやって降りよう・・・」
と思案するくらいの大雨。
洗濯してすぐだし濡れてもOK、と、車から降りたら、駐車場は水たまりと化していて、くるぶしくらいまで水かさありました。
クロックスで良かった!
そんで、乾燥機に洗濯物を放り込んで自宅に戻り、そしたら小雨になり、
「なんだよ!」
と思いつつ、時間になり、洗濯物をとりにいったら、また運転中に土砂降り。
もうですね、雨の神さま意地悪なわけですよ。
乾燥した洗濯物が濡れないように注意しながら車に入れ、帰路についたのですが、来るときよりも冠水箇所が増えていて、かつ水かさも増していて、水の上に車を走らせているようでした。
パトカーとかも出動していて、至る処通行止めになってもいました。
そんな、一日中雨だった6月12日の日曜日でした。
ってなことで。