稽古の後はバドミントン!の巻

バドミントン6月10日水曜日は戸島教室と武蔵ヶ丘道場の稽古日。梅雨入りしたからでしょうか、前日から雨、雨、雨で、この日も降ったり止んだりで一日中ぐずついた天気。

戸島教室には体験入門があると井上雄一朗に聞いていたのですが、「けっこうきます」の言葉通り、6、7名の体験入門で、戸島教室が一番狭く感じた日(笑)

最後の「ミット運び」は盛り上がりました。

そんなこんなで武蔵ヶ丘道場に移動して稽古です。

中高生は中間テストの季節ですね。新中学生や新高校生は、事実上進学して初めてのテストなわで、入学当初に行われるテストは「実力テスト」とも呼ばれ、小学校や中学校の復習的意味なテストなので、進学してこの一学期で習ったことが課題に出されるのは中間テストが初めてのはず。

そういう意味では、4月からの学習内容が問われるわけで、物事は最初が肝心なので、はりきってテストを受けてもらいたいものです。

リョウヘイへいへ~い♪

この日は年長組なタクミは別にして私が担当し、残りは井上雄一朗が応用稽古を時間をかけて指導です。

突きなら突き、蹴りなら蹴りだけなら出来ても、連動しての動きは難しいわけで、さすがのケイゴもバテバテでした。

軽めの補強で締め稽古終了です。

稽古が終わるとバドミントン!?

体育館ですからインドアスポーツが出来ます。前後左右上下に動き、緩急のあるバドミントンは、実はたいへんに過酷なスポーツですが、庭などでやる遊びのバドミントンしか知らないと、本気モードのバドミントンをやると死ぬ目にあうのですが、井上雄一朗がやるのは勿論本気モードのバドミントン(笑)

ずっと昔から井上雄一朗はバドミントンをやっていて、いまでも週一回地元の体育館で練習しています。

腕前は、空手でいったら黒帯クラスですよ(笑)

ステップの練習したかったらバドミントンやれば動けるようになります。

そんなことはどうでもよくて、ユウスケもケイゴ相手にマイラケットでバドミントン。

ユウスケとケイゴ

もちろんハリウッドスターも(笑)

タクミ相手に「うまいうまい」を連発。

ハリウッドスターとタクミ ハリウッドスターとタクミ2

タクミはこのあとユウスケパパに相手をしてもらって終始楽しんでました。

私はなぜか睡魔が襲い、バッグを枕に横になったら本気モードで爆睡してました(笑)

夢まで見ました。

声が聞こえるなぁと思っていたら、タクミの声で「ねてる」って。

あれで起きたなぁ。

デ。
井上雄一朗は、バドミントン用短パンなどに着替え、体育館シューズを履き、本気モードでケイゴママに色々教えてました。

本格的な井上雄一朗

他の競技、スポーツをやることは、とてもいいことです。空手とは違った動きで鍛えることができます。筋力、筋持久力、スピード、タイミング、判断力、どれも空手に資するものです。

空手、とくにフルコンタクト空手は「これ!」という形があって出来たものではなく、色々なもののエッセンスを取り込んできたという歴史があります。

日本語みたいなものですね。大和言葉があり、漢字が輸入され、ひらがなやカタカナが発明され、外来語をそのまま取り込み、口語では時代とともに表現も変わる。

柔軟性があるということです。

一時期「ら抜き言葉」がニュースになりました。例えば「食べられる」を「食べれる」と表現するのは如何なものか、という具合。

受け身の表現なのかな?

言葉が乱れていると話題になりましたが、わたしは言葉というのは変化してゆくものなので「別にいいのではないか」と思っていました。

中学になると「古文」を習いますが、「古文」とは概ね江戸時代より以前の文章のことを指します。

もう別世界の言葉(文章)ですよね(笑)

「いとおかし」って「糸のお菓子」のことかと思っていたら「とても趣きがある」という意味。「いと」が「とても」って意味で、「趣き(おもむき)」って言葉自体あまり使わないので、もう英語よりも取っ付きにくかったりしました。

その点、高校進学後に習う「漢文」は漢字なので、なんとなく意味はわかる。だから、漢文は大好きでした。

そんなわけで、「古文」を習った当時は、タイムマシンで中世とかにいっても日本語通じないんじゃないかって思ってました。鎌倉時代に行ったら外国人状態だろうな、と。

言葉というのは変化するおもしろいものだなぁと思ったものです。

国語学者に金田一春彦博士という人がいて、この方はよくテレビなどにも出演していたので顔を見れば「ああ、この人」と誰もがなるはず。故人になられましたが、現在だとご子息の金田一秀穂先生がテレビによく出演されてますね。

この金田一春彦博士の持論が「言葉は時代とともに絶えず動いて変化する」。なので「ら抜き言葉」についても好意的な見解をもたれていました。

ちなみに金田一春彦博士の父親は同じ言語学者の金田一京助博士。昔の国語辞典などではよく名前を見かけたものですが、この金田一京助博士が、横溝正史が世に送り出した名探偵「金田一耕助」の名前のモデルです。

横溝正史の近所に住んでいたので、名前を使ったそうです。

閑話休題。
金田一春彦博士の「言葉は時代とともに絶えず動いて変化する」は空手、特にフルコンタクト空手にも通じると思います。その歴史(決して長くはない歴史ですが)を見ると。

これは、例えば試合に特化した練習ばかりやればよい。古式や古い練習体系は意味がない。ということではありません。

狭い狭い空手の世界だけを見るのではなく、一見関係なさそうなものでも資するものがあれば取り入れ、試行錯誤し、創意工夫をする本来武術というか武道が持っていた姿を具現するという意味です。

言葉と同じ「柔軟性」というのがフルコンタクト空手をここまで発展させてきた元だな、と。

バドミントンも遊んでいるわけじゃないんですよ(笑)

囲碁でも将棋でも、なんでも資するものになります。

温故知新もあるわけで、先人がそうであったように、現在でも空手は絶えず動いて変化している、と。

立ち止まる暇なんて、ありゃしません(笑)

そして悩んだら、基本に戻る、と。

根っこは大切なので、ここが間違っていると枝葉ばかりか花すら咲かないわけで、基本を疎かにしているところは、マ、眉毛にたっぷりと唾を付けて見るのがヨロシかと。

以下余談。
「バトミントン」と言ったりしますが、正しくは「バドミントン」です。

badminton

でも、ついつい「バトミントン」って言っちゃいます。

ってなことで。


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