2008年7月20日(日)。日付は変わって昨日になったのですが、この日は「第1回初級・中級トーナメント 熊本県実践空手道交流大会 ムサシカップ」が熊本県民運動公園体育館で開催された日。
岩見師範の「実践空手研究会 岩見道場」主催の大会です。
夏休み最初の日曜日。そして7月も下旬にさしかかるこの日、天気は晴天、熊本独特の暑い夏な日。
とにかく、暑かったですね(笑)
も~暑いってもんじゃない!
昨日は日本全国この夏一番の真夏日だったそうですが、そんな夏の大会の記事。
ムサシカップの話を岩見師範に聞いたのは昨年。
「来年は大会を開催する予定なんだけど、まだ未定なんだよね」と、具体的な話ではなく、岩見道場の節目(10周年)なので大会を企画したいみたいな、そんな話だったと記憶しています。
岩見師範とはJKJO関連や各種大会で毎回お会いしていたのですが、昨年12月の秋岡塾主催「クリスマスカップ」で「来年の夏頃に大会をするから」と具体的なことを聞きました。
そして、年が明け、岩見道場主催の大会を立ち上げるからということになり、色々と試したいことがあるから大会概要案をたたき台として作ったので、意見具申してもらいたいと依頼があり、その概要案を頂きました。
対外的に一番最初に大会概要案を見たのは、井上雄一朗と私の二人。
「意見具申なんで、気になったことは全部書き出して送ります」と返事して、井上雄一朗と「あーだね、こーだね」と議論したのが懐かしく思い出されます(笑)
「多くの声を聞きたい」という岩見師範の主旨だったので、そりゃもう細かいところまで意見具申したわけです。
もちろん、全部が全部正論ではなく、たたき台を元に気になったところを意見具申するわけで、これはビジネスシーンでプロジェクトを立ち上げた時の基本なので、「何もありません」というより、どんな些細なことでも「ここはこういうやり方があります」と意見をした方がいいわけです。
そういう手法を岩見師範は求めているわけで、それがわかるので「だったら、超些細なことも意見具申だ」と(笑)
そういうことは得意ですから(笑)
よく第三者機関とか諮問とかいう言葉を目にしたり耳にしたりしますが、要はそういうことで、大会運営スタッフは身内、そこに第三者の目でチェックを入れることは、建前論かもしれませんが、公平性や透明性を持たせることで、細かいことを言うと、書類の誤字脱字レベルから見ます。
要はそういうことだな、と。
たたき台なんで粗いわけで、たたき台ということを理解してチェックしないといけないわけです。
なーなーで済ませるグレーゾーンは何事にもありますが、最終的になーなーで済ませる問題であっても、一旦掘り下げてそういうグレーゾーンにする場合とそうでない場合は、問題点が顕在化した時の対処時に雲底の差があるわけです。
「なるほど。たたき台なので具体的なことがない項目もあるね。これ、おそらく岩見師範の頭の中では、ある程度イメージ化されてると思うけど、俺とおまえ(井上雄一朗)に意見具申を求めているということは、おれらの性格を知った上で求めているわけで、ここは突っ込むとこだね(笑)」と井上雄一朗に目配せすると、
井上雄一朗、ニヤリ(笑)
がんがん突っ込むわけで。
後日、直接お会いして話をすると「あそこは、こういう感じでいこうと思っている」と岩見師範。
「わかってます」と我々。
「わかっていますが、そこを突っ込まないと意味がないので突っ込んでみました」と。
マ、そういう感じで大会前には、色々と我々も頑張ったわけですよ(笑)
そんな大会当日とは全然関係のないマクラで始まる今回の記事。
大会当日。
暑かったですね。
夏です。真夏です。
太陽はギラギラに照りつけ、会場は選手や関係者で蒸し蒸し。
熊本県民運動公園は、私の実家の近く。
どれくらい近くかというと、私の中学校の校区内にあります。地元も地元なわけです。
写生大会とか、普通にここで絵を描いていたりした場所(笑)
「もう場所が近いのがサイコー」と絶叫ですよ。
熊本を「森の都」と形容したのは、第五高等学校に赴任してきた明治の文豪「夏目漱石」ですが、熊本県民運動公園には緑がたくさんあります。
高速道路を熊本インターで下りると「東バイパス」という道路に出て、そこから熊本県民運動公園に入ると、まず「火の国ハイツ」があります。
この「火の国ハイツ」は山を背にしていますが、これが「神園山」です。頂上にはペット霊園がある。夜なんかカップルでいっぱい(笑)
山があるので緑が多い。
火の国ハイツを過ぎると木漏れ日の中を体育館に向かってすすむわけです。
久しぶりだよなぁ、ここ。
一番古い記憶は、井上雄一朗13歳、私16歳の頃の記憶でしょうか。ここで冬に合同練習しました。その後も何度も練習で訪れているのですが、あの頃と基本的には変わっていないわけです。
あの時は真冬だったけど、今日は真夏だよなぁ・・・などと思いつつ会場に入ります。
開会式ですね。
みんな暑いよな、と思いつつ開会式に参加。
そして真夏の大会の始まりです。
こんな感じで試合はすすんでいきます。
このムサシカップ、色々な試みがされていて、特に目立ったのが応援団の制限。
セコンドは二人までと決められているので、汚いヤジもなく試合は進みます。
それでも「なんだ、コイツは?」ってのが一度くらいあったかな(笑)
先生がセコンドについたり、親御さんがついたり、色々なパターンがありましたが、井上道場少年部はユウスケが筆頭でダイヤであったり光がセコンドについて選手に指示を出します。
みおちゃんにデジカメ渡して「適当に撮影しておいて」と頼んでいた中にセコンドにつくユウスケとダイヤの姿がありました。
誰の試合なんだろう?と思っていたらショウタの試合でした。
セコンドは応援とは違うので、スキルが求められるのですが、そういう意味では、ユウスケにしろダイヤにしろ光にしろ、いい経験になったはず。
そして一般部・壮年部に出場する選手には、一緒に通常稽古・特錬で汗を流してくれた先輩が、緊張で固くならないようにリラックスさせていました。
こういう時は後輩よりも先輩にリラックスさせてもらった方がよく効くんですよね。安心感が違うわけで。
はるか昔、井上雄一朗は内部試合ではない公式戦に初めて参戦した時ですが、出番を待つ井上雄一朗は「おれがやらねば」という使命感でガチガチになっていました。
とりあえず、いつもの井上雄一朗ならいい試合をするだろうから、この緊張感を違う緊張感にしなくちゃ。
と、スタスタスタと井上雄一朗の真後ろにつき、思いっきり猪木ばりに両手でビンタを張りました(笑)
「よし!大丈夫」
声をかけると、いつもの井上雄一朗です。
「あの時ほどリラックスした時はなかったです」とは、後日、それも何年も経ってから本人の口から聞きましたが、後年の試合慣れした井上雄一朗ではなく、初陣だったとはいえ、彼でもそうなわけで、私もそうでしたし、誰もがそう。
そういう時に選手のモチベーションを通常にするのは、やはりともに汗を流した仲間以外にないわけで、これは後輩よりも先輩の方がいい、と思うのは経験則なのですが、あながち間違いではないだろうと思います。
少年部では、唯一リュウト(エムぅの弟)が準決に残り入賞したのですが、準決前リラックスさせるためか応援のためかわからないのですが、ユウスケ、光、マサヤが出番を待つリュウトの側で色々とやっていました。
ユウスケは団扇でリュウトを扇いでいるので、そういう役目をしていると思うのですが、光はどうみてもリュウトを虐めているようにしか見えない態度(笑)
リュウトは椅子に座っていますが、くびをうなだれているので、どうみても虐められているようにしか見えない図なんですよ(笑)
ちなみに、ユウスケの後方に腰に「挑戦」と書かれた今大会で配布された団扇を挟んでいる大人がいますが、それが私です(笑)
その左が秋岡塾の秋岡塾長。
JKJOルールなので、自道場の選手が対戦する時はリザーブの審判スタッフと交替するわけで、本戦をさばかない審判スタッフも試合会場付近で待機しています。
暑いんですよね(笑)
審判スタッフもそうですが、大会運営スタッフは初の大会とうこともあり、もう大変だっと思います。
さて。
今大会で一番活躍したであろう小道具を紹介します。
それは、扇風機君。
おそらく空気を循環させるために用意されていたと思うのですが、いかんせん、体育館の大きさに対して、あまりにも小さい扇風機(笑)
が、しかし、大活躍!
審判スタッフとして参加していた私ですが、「ここ風が吹き抜けない場所だなぁ」と思っていると、あるタイミングで風がきます。
「へぇ、統一的なタイミングで風が吹くなんて不思議だなぁ」と思っていたのですが、ふと後ろを見ると扇風機。
扇風機があるじゃないか!
ああ、あの扇風機の角度をもっと下げたい、下げたい!
と思いつつも、そんなことは出来ないわけで、それでも、私はこの扇風機に一番近い角で副審をやっていたので風がきたわけです。
扇風機、大活躍なわけですよ(笑)
そんなこんなで各クラスの試合が終了しました。
次ページへ続きます。
押忍! 昨日は大変お疲れ様でした。帰りに井上先生にはご挨拶できたのですがバタバタとしておりましてご挨拶もせず申し訳ありませんでした。
家内が地区の集まり(祭りの実行委員長?ぎゃははは)だった為に皆様よりも先に帰路につかせてもらいました。
しかし、あの扇風機はサイコーでしたね。道場でも工場で使っているような大きなやつを使っていると言うのにあの体育館で家庭用のものを・・・でもあの扇風機にすがっていた人もいらっしゃったんですね(笑)言っていただければ下に向けたのに。
さて、結構お二人で私のことネタにしてますね、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。
押忍。池田先生、昨日はお疲れ様でした。
こちらこそ、大会終了後はバタバタとしてご挨拶できず申し訳ありませんでした。
そして、池田先生のコメントを読んでいると、いつも「きっと一杯やって絶好調に違いない・・・」と思う自分がいます(笑)
夏の大会で暑かったのですが、あの扇風機に着目していた方が自分以外にもいて、それが池田先生だったということに爆笑しました。
会場は暑かったですが試合も熱かったですね。
そしてそして、記事最後に貼り付けた動画の中から、池田先生や近先生について話しているのを聞き逃さない、その繊細さに脱帽です。
池田先生や近先生や他の先生方については、余話として別記事でも書こうかなと思っていたところでした。
是が非でも記事にしないと(笑)
こちらこそ、今後もよろしくお願いします。
千春選手によろしくお伝え下さい。
押忍。
皆さん昨日はお疲れ様でした。入賞された
カワハラさん、ツエさん、リュウト、おめでとうございます。努力は実をむすぶ・・・・
まさに、弛まぬ努力を真面目に続けてきたからこその入賞ですね。試合を見ていて涙がでそうになりました。
ユウスケがカワハラさんとツエさん、かっこいいーと尊敬していました。彼は一般部の練習でお二方と一緒に汗を流しているので余計に何か感じるものがあったようです。
きっと、ご家族には改めて、カッコイイ、尊敬できるお父さんになったんでしょうね。
しかし、声を出して応援できないことがあんなにストレスになるとは思いもしませんでした。
代継のヒカリは「アー、イライラするー。なんで応援できんとー」とツエさんの1回戦では私の横で半狂乱になってました。
でも・・・
まさにその通りだなぁと私も同意見でした。
でもヒカリはその後、セコンドにはいって充分にしっかりとアドバイスしていました。
井上師範、今回はユウスケに貴重な経験をさせていただきましてありがとうございます。
夏休みに入りました。また、空手漬けの日々が始まります。どうぞ よろしくお願いします。
カワハラさん!おめでとうございます!
出場された選手の皆さんもお疲れ様でした↑↑
『小さな一勝、されど井上道場にとっては大きな一勝』すばらしいです!!
いくつになろうが『挑戦!』なんですね。
井上道場バンザーイ!!!!
少年部の皆さんは夏休みですね。。。
外では帽子をかぶりましょう☆
>ゴウセイ
いつ戻ってくるの?
お盆の帰省。というか、稽古(笑)