火曜日から7月に入っています。
もう7月ですよ!月日の過ぎるのは早いですねぇ。
既に周知の通り、武蔵ヶ丘道場の水曜日の稽古は戸島教室で振替稽古を9月いっぱい行います。
昨日は、その初日。昨年も同様に戸島教室での振替稽古を行っていたので、みんな慣れたもの。懐かしいですね、という声もチラホラ。
戸島教室の子ども達は初心者が中心で、かつ低学年が多いので、最上級生であるユウスケや一般部の道場生と稽古するのは初めての経験。
そんな戸島教室ですが、ここは、暑い!のです(笑)
雨は降ったり止んだりな気候でしたが、とにかく暑い。全員ハリウッドスター状態です。
汗まみれ、って意味です(笑)
武蔵ヶ丘道場生との合同稽古時間帯を設けたので、戸島教室は変則的なカリキュラムで稽古します。元々が稽古時間も少なく、基本を徹底的に指導する初心者クラスなので、カリキュラムの変更もスムースです。
念入りにストレッチを行い(この最中にトワとリョウトが何故か泣き出したり・・・)、いつもより濃いミット稽古。
そうそう。
井上雄一朗が選手時代、バリバリ大会等に出場し、実績も残してきたので、よく井上道場の稽古方法などを大会等で聞かれます。
よく聞かれます(笑)
井上雄一朗に直接聞かれる関係者もいれば、私に聞いてくる関係者もいる。
さぞかしシステマチックな稽古内容なんだろうなぁという感じで。
「基本中心ですよ」
と井上雄一朗が応えると、みなさん意外な顔をされますね。
この「基本」ってのは、フルコンタクト空手道場ならどこでも行う「基本稽古」や「移動稽古」を指しています。
ミットやスパーリングをたくさんやっていると思われているみたいです。
基本中心ですよ(笑)
マジで。
三戦立ちや騎馬立ち、前屈立ちや後屈立ちでの基本や移動をみっちりやってます。
フルコンタクトの空手道場じゃないみたいに(笑)
基本、言い換えれば「基礎」が大切という理念で、これは井上雄一朗の経験則から導かれた理念ですが、基本中心な稽古体系です。
もちろん、ミットやスパーリングも行いますが、基本が出来ていないと上達はしません。ある程度はいくでしょうが、変なクセがついたり、実力が頭打ちになったりします。
それでいいなら別に道場に来る必要はないわけで、よくある光景ですが、親御さんがミット持って自宅で練習すればいいって話です。はい。
あれなんですってね。それでいいけど、大会に出場するには道場所属が必須なので、それで入門している方もいるそうですね。
自分とこで流派作ればいいのに、なんて思ったりしますが(笑)
そんなことはどうでもよくて、基本は地味できついです。集中して延々と行われる「基本稽古」や腰を落とした前屈立ちや騎馬立ちで行われる「移動稽古」なんて、もう、まさに修行です(笑)
組手の時に前屈立ちや騎馬立ちで戦うわけではないので、別に必要ないじゃん!という声があるかもしれない。
しれない、ではなく、ある(笑)
何のためにやってるか?って部分が理解できていないと、そういう疑問にぶち当たります。
ちゃんと理由があって行っている稽古です。
そして、少年部にはとても大事な稽古でもあります。
あえて、理由は書きませんが、自分の先生に聞いてみるのもいいかもですね。わかっているか、そうでないか、一発でわかる(笑)
空手の基本稽古はよくできたもので、前後左右上下全部の動きがあります。
だからきついわけですが、これは大変いい運動です。
というようなことを書きたい記事ではなく、戸島教室について書いている記事なので話題を戻します(笑)
ミット稽古をやって、このミット稽古も井上雄一朗の経験則から近代カラテの技術に対応した稽古になっているのですが、そのミット稽古を始めに行いました。
低学年は私が見て、高学年を井上雄一朗が見る。
その途中でユウスケが来ました。
なので、ユウスケにも手伝って貰います。
戸島教室の道場生は、空手着すら身につけていない初級者ばかりなので、真新しい茶帯を付けたユウスケに「誰だろう?」ってなリアクションです(笑)
そんなこんなで補強まで終わり、一旦戸島教室の稽古を締めて、武蔵ヶ丘道場の振替稽古の開始です。
戸島教室の子たちは、初めてフルの基本稽古を体験です。
ユウスケやトキシロやリョウヘイへいへ~い♪らの姿が、戸島教室の子らにどう写ったでしょうか。
「リョウヘイ!後ろの子たちが真似するから気合い入れてやれよ!」と井上雄一朗に言われていた稜平へいへ~い♪
基本稽古が終わり、戸島教室の子たちは解散です。武蔵ヶ丘道場生だけで稽古が続きます。
基本中心にみっちり。
もう汗だくです。はい。
ミット稽古もやりましたが、中段理論の左左左なミット打ちで、もう汗がどこそこ飛び散ります。
戸島教室は、戸島コミュニティーセンターの多目的ホールで稽古を行っていますが、汗で足が滑るんですよね。小休止のたびにモップで汗を拭き取ります。
稽古終了後、大会に出場する選手の特錬。
その最中に、私はハリウッドスターにミットを持って貰って、ちょっとフォームの確認。
が、ハリウッドスターがミットを持ったまま動く動く。
「ちょちょちょ、動かないでよ」と声をかけると、ビーズ玉より大きい汗の粒を額全体に散らしたハリウッドスターが「い、痛いです」と。
「だったら言ってよ!」
フォームの確認で、力入れて蹴ってないんだから(笑)
あまりのハリウッドスターの姿に、シニアのシモニシさんが「私が持ち手変わりますよ」と。還暦過ぎのシニアなシモニシさんですが、もう還暦過ぎとは思えないくらいの頑張り屋さんです。
ハリウッドスターにも困ったものです。はい。
数種類のフォームで蹴り分けていると、奥の方で井上雄一朗の声がします。
トキシロパパもミット蹴り開始(笑)
落とすローと足先を走らすローの種類の違うローキックを説明しつつ、井上雄一朗がミットを蹴って見せます。
もの凄い音が響くわけです(笑)
あれ、中ミット持っていても痛いんだよなぁと思いつつ、そういえば山浦が稽古に来たときも「ああ、いてぇ」と言っていたのを思い出し、ひとり爆笑。
そうこうしているうちに、私も滝のような汗が出てきます。ハリウッドスターはもちろん、ナイアガラの滝状態(笑)
シモニシさんも汗びっしょりです。
「ここ(戸島教室)、やっぱ昨年と同じで暑いですよ」と呟くと、みんな頷きます。
熱気がこもるというんでしょうか、換気がいまいちで、もうサウナなんですよ(笑)
そんな戸島教室で武蔵ヶ丘道場のみんなも一夏過ごすわけで、これは水分補給が大切だな、と思う次第であります。
そんな水曜日の夜でした。