本編も投稿せず、いきなり余話からの「第2回統一全日本空手道選手権大会」のお話。
昨年の第1回統一全日本空手道選手権大会後から1年間井上道場に出稽古に来ていた秋岡塾のユキコとサキのお話です。
お話といっても、小学5年生男子の部決勝戦に登場した秋岡塾の選手を声援するユキコとサキなネタです。
出稽古終了後、久々に会ったユキコとサキでしたが、サキが身長伸びていてビックリした！
この第2回統一全日本空手道選手権大会には、サキも出場していました。決勝戦を残して休憩に入った時、サキを見つけましたがＴシャツ姿です。
「お、サキ。試合は？」
「負けました・・・」
「いくつ勝ったの？」
「三つです」
「三つも勝ったの！どこで負けたのよ」
「準決勝です」
「じゃあ3位か。頑張ったなぁ」
「・・・」
みたいな会話したと思うのですが、昨年の不甲斐ない試合内容のため、「これはいかん！」と井上道場に出稽古に連れてこられたサキ。
井上雄一朗が現役時代にやっていた稽古方法を少年部用にアレンジした選手コースの練習で、しこたま鍛えられていたサキ。
サキは、この選手コースが大嫌い（笑）
それでも「泣き虫サキ」の異名を持つように、泣きながらも必死で1年間頑張ったサキ。
大会終了後、秋岡塾の秋岡塾長と軽く話したのですが、サキが準決勝で負けた相手は昨年負けた相手と同じ選手だったらしく、結果的には負けましたが、昨年のような試合内容ではなかったので、準決勝までいったということよりも、負けた試合でも、そういう納得のできる戦いをするまでになった成長を喜んでいました。
つうか、不甲斐ない試合内容だと、また井上道場で出稽古だ！つうのが効いているかも（笑）
そりゃ、行きたくないから必死になる・・・
選手コースは地獄かよ！
マ。そういうことは笑い話のネタとして言うんであって、サキは、この一年間とにかく頑張ったので、その結果が試合内容にも出ていたんだな、と、そう思いました。
秋岡塾長の「格上相手でもよく頑張りました」という言葉が印象的・・・
そんなこんなでユキコとサキですが、ユキコとは先に話しました。
ビデオカメラを持って試合を撮影していたので「なんだよ、今日はカメラマンか」と聞くと「オス」と。
ユキコが撮影しているビデオに、奇声を入れようかなぁなんて思っていましたが、そんな暇がなかったのが残念でなりません。
そして大会は、決勝戦を残すのみとなり、私は決勝戦の審判スタッフではなかったので、鹿児島支部の松元氏の朋友である今村氏が出場するシニアＡの決勝戦を見ていました。
今村氏は昨夏井上道場に松元氏と出稽古に来られたので面識もあり、鹿児島支部ブログで今大会に出場することは知っていたのですが、決勝戦に残っているというのは、決勝が始まる直前に気がついたわけで、こりゃ応援せねば、と思いつつも、松元氏が試合を見たいかも？と考えデジカメで試合を撮影です。
一進会の選手に延長の末敗北。
試合後、井上雄一朗が今村氏に「手数が足りん」と訓話。
シニアは無差別級だったのですが、空手は、基本的に無差別ですね。次頑張ってください、今村氏！
そんなシニアＡ決勝戦も終わり、ふと視線を向けると、なにやら、とても焦っている女の子二人が目に入りました。
はて？なにをそんなに焦っているのだろう？
よく見ると、ユキコとサキ・・・
ユキコとサキじゃねぇかよ！
試合撮影途中にDVD残量がなくなったらしく、慌ててDVDを交換しています。
試合は既に始まっている（笑）
もう爆笑です。
なにを焦っているのかと思えば、秋岡塾選手の試合中に撮影用DVDの交換かよ！
そりゃ、焦るわな（笑）
テキパキと動くサキを尻目に、マイペースなユキコ。
「これ、この試合を撮影するんだよな」と声をかけると、手を動かしつつサキが「そうです」と返事。ユキコは例ののほほんとした調子でサキの動きを見ています。
DVDの交換が終わりユキコが「もういいの？」とサキに声をかけます。
おまえ、姉じゃん！
さらに爆笑。
そんな二人の姿が面白かったので、その後ユキコとサキを撮影。
二人で小学5年生男子の部決勝戦を戦う同門選手を大応援です。
その試合は、ユキコとサキの頭越しに確認できます。
本戦引き分け、延長引き分け、再延長で旗が割れ、3対2で秋岡塾選手が勝利した大接戦な決勝戦です。
応援も凄い。
最後に、こんなに燃えているならサキも選手コースに来いよと言う私に、きっぱりと拒否するサキ（笑）
ユキコは代継橋道場のみんなと会いたいので、サキの気持ちも考えず「明日行こうよ」と呟く始末。
面白い姉妹です。はい。
明後日で大会から一週間ですが、あっという間でしたね。
選手達は次の試合に向けて頑張っていることでしょう。
第3回は来年の10月に予定されています。
