前記事で12月16日(土)に開催された統一世界武道空手道連盟秋岡塾主催「第4回クリスマスカップフルコンタクト空手道選手権大会」でのマサヤへの怒声について軽く書きましたが、ユウスケパパより試合映像を頂いたので、今回は、映像を交えての詳細な記事、ということで(笑)
改めて試合映像を見ると、マサヤよりも、相手選手の凄さがよくわかりました。
池田先生率いる宮崎県の心眼塾の選手なんですが、彼は右手を負傷しています。拳が握れない状態で戦っているんですよ。凄いですね。
もの凄いガッツです。
そして、この「もの凄いガッツのある選手」というのは、マサヤに向けて書いています(笑)
心眼塾の選手、試合前に主審に右手にテーピングをしているのを申告していますが、テーピングという生やさしいものではなく、中指と思われるのですが、もうピンと立っています。
最初、「ふぁっくゆー」な形に見えたので、変則的な構えをするんだなぁと思っていたら、どうみても負傷。
右手使えないじゃん!
と驚愕。
よくよく見ると、右足も怪我しているんですかね?
ローキックが変則的な蹴りで、カカト蹴りみたいな感じなんですよね。右ローキック。
左のアウトローは普通に蹴っているので、体の右側を何かのアクシデントで負傷したのかな、と。
そう思いました。
それでも試合に出場しているわけで、これは相当ガッツのある選手だなと。
前へ前へ出ているので、凄いなぁと。
マサヤは、炎に例えると「青い炎」ですが、彼は「真っ赤な炎」ですね。
そんなこんなでマサヤ。
お約束のように気を抜いたところに顔面に蹴りを貰ってしまうマサヤなのですが、最近はガードも固く、一時期よりも成長した姿を見せています。
が、金的を食らったり、顔面パンチを貰ったり、食らうのは原因があり、試合の流れの中というのもあるので構わないのですが、食らったあとがいけない(笑)
金的くらった後の姿は、どうみてもボディが効いている姿にしか見えません。
その場面だけ見た人は、「あ、ボディ効いた」ってなる。
「もうマサヤ、これがダメでしょ。一切合切気を抜いた状態になるから」とは井上雄一朗。
そんなことはないだろう、と映像を見ると、そんなことになっている(笑)
なんだよ、マサヤ!
そして、この試合、ちょこっと拳が流れて顔面、というかフェースガードをかすります。
故意ではないし、動きの中です。
それに全然たいしたことない。
主審もいて、副審もいるわけで、反則技と判断されれば主審がジャッジします。
マサヤは自分勝手に判断し、アピールをしています。
それを判断するのは審判なわけで、隙だらけになりオロオロとするマサヤを見て、井上雄一朗と私はモニターに向かって
「いかんや!なんばしよっとや!」
と声を上げる(笑)
その瞬間、映像ではマサヤパパが「いかんや!」と声を出しています。
爆笑しました。
試合は延長戦になります。
判定を待つ間に井上雄一朗が試合コートにかけつけ、マサヤに指示を飛ばしているのがわかります。
井上雄一朗の声が左側から聞こえてきます(笑)
マサヤ、ピクッと反応してます。
「オス!」と返事もしてます。
脅迫されてるんじゃないんだから(笑)
延長戦では、またもや金的を食らい、なさけない姿を見せるマサヤに、これまた画面の左側から井上雄一朗の厳しく大きな声(笑)
マサヤ、またピクッと反応してます。
井上雄一朗が、この時なんていっているのか聞き取りにくいのですが「○×*△・・・ローた!」って聞き取れます。
しっかりと当てていけ、ということでしょうか。
それにしてもマサヤ、試合相手より井上雄一朗にオドオドしすぎ!
ちなみに、井上雄一朗が檄を飛ばし、それにマサヤが反応している時ですが、場内アナウンスで「亜衣莉ちゃん試合コートまで来てください」って呼び出されてます(笑)
なんだよ、おまえら兄妹は!
「唇をかみしめて – クリスマスカップ余話」と題した記事で書いた「ひかり」とは正反対なマサヤ論だなぁと思われる方もいるとは思いますが、井上道場関係者なら「普通かな」と思っているはず(笑)
マサヤは、いじられキャラなので、そして道場生ひとりひとりには個性があるので、マサヤに対する場合は、基本的にこんな感じです。
褒めるべき点はしっかりと褒め、突っ込むところはしっかりと突っ込む。
私からもフォローしておこう。
マサヤが成長したのは、一緒に練習している私が一番感じていることです。
臑サポーターではなく、レッグガードをしていても、効くローが蹴れますね。
「これは!」と思い、左足を出して、「も一回蹴ってみろ」と言うと、何発も出すのですが、さっきの、あの効いたローはなかなか出なかったりして「十発に一回かなぁ~」なんて思っていますが(笑)
フォローになってないですね・・・
さて。
心眼塾の選手は、先に書いたように右手が使えない状態(それでも手刀であるとか掌底を使っていますが)です。手負いの獅子と同じで、ハンディがある分、もう必死なわけです。
まず、それに気後れしてはいけないわけで、マサヤがそうだったとは見えませんでしたが、相手は手負いの獅子であると、そう思わないといけないですね。
必死のやつは強いのです。
井上雄一朗が「マサヤ、なぜ左上段を使わない」と呟いていました。
「あ、俺も同じ。俺がマサヤだったら有無も言わさず左上段で負傷している右手を狙う。左上段は右手で受けるから」と続けます。
「ですよね」と井上雄一朗。
空手は厳しいものです。勝負は非情なものです。
ローキックで右足が効いているとわかれば右足を攻め、ボディが効いているとなればボディを攻めます。
怪我などは理由にならず、ならば出なければいい、で終わります。
だから、足が痛くても、腹が効いていても、相手に悟られないように平気な顔をして試合をします。
厳しい世界ですね。
ジュニアである小中学生でもそうです。
狙う場所があれば、狙って倒しにいきます。
最初から、そういうハンディを表に出している分、心眼塾の選手も必死なわけです。
だから、マサヤは、絶対負けるわけにはいけない。
初戦なので、マサヤはどこも痛めていないのだから。
油断すれば、それで負けてしまう。
そして、その油断、スキがマサヤには多すぎる。
だから試合会場では井上雄一朗がマサヤに対して、いつもと違う雰囲気で激をとばしていたわけです。
井上雄一朗の声を確認すると、マサヤ別人のようになりますね。
ここ、笑うところなんですが、だったら最初からいけ!
と、また叱られる(笑)
普通は負けた試合の方が学ぶべき点は多くあるのですが、マサヤの場合、勝った試合でも多々あるみたいですね。
ということです。マサヤ。
映像は、父兄の応援がカメラ近くでされているので、もう大騒ぎなのですが、試合会場だと、さほど目立つこともないんですよねぇ。
そして、マサヤが試合をやっている奥では、ヒカリ、エム、ダイヤがマサヤを応援しています。
代継橋道場のヒカリは、自分が見ていた試合については、大声で指示や声援を送っていましたね。
これは代継橋道場のヒカリが一番でした。
今日は代継橋道場本年最後の稽古日です。明日は武蔵ヶ丘道場本年最後の稽古日で、明日で今年の稽古はすべて予定終了です。
光陰矢の如し。
あっという間の一年でしたが、冬休みの道場生は、休み中に怪我や病気をしないよう注意してください。
昨年の今頃は、井上道場公式サイトの検討中であーでもない、こーでもないと頭を悩ませていたのが懐かしく思い出されます。
まぁ、頑張れマサヤ(笑)