ミット打ちやサンドバッグ打ち、はたまたスパーリング時にも使用するパンチンググローブ。暑い夏だけではなく、冬でも汗をかくのでお手入れは欠かせません。
そんな空手の友であるパンチンググローブの干し方について。
まぁ、どこの道場やボクシングやキックのジムでも似たようなことをしていると思いますが、スーツなどをクリーニングした際に付いてくる針金ハンガーを使った干し方です。
まさにTips(チップス:ティップス)だなぁ。
あ、Tipsって元々IT用語です。意味は
ソフトウエアやハードウエアをうまく使うためのコツを指す。そもそもは「こっそり教えるヒントや助言」といった意味。マニュアルには書かれていない使い方や、開発者が公表していない隠しコマンドなどもtipsとして紹介されることがある。
(日経パソコン用語事典2007より)
なんです。
井上道場公式サイトのメインとなるコンテンツは「道場紹介」であったり「入門案内」にあたるので、それ以外の出来事やお話、すなわちネタ、はTipsとして紹介だな、ということで、このブログは「Tips」って名前を付けているんです。
わかる人だと、この「井上道場Tips」ってだけで、どういう意味なのかわるので、その内容も想像がつくのですが、やっぱ空手関係者だとわかんないですよね(笑)
そういう意味なんですよ。
どちらかというと「空手をメインに扱わない」って意味が暗に含まれています。なので、グルメネタとかなんですね(笑)
いや~勉強になるでしょ、井上道場Tipsって(笑)
お使いのパソコンはWindowsがほとんどだと思いますが、よく「Windows tips」として色々なコマンドや裏技を紹介したり、便利な使い方を紹介しているサイトがありますが、それも「Tips」という意味は同じです。
さて。
パンチンググローブの干し方。
まず、針金ハンガーを用意します。
これは、みなさんのご自宅を探せばどこかに必ず転がっていると思います。
絶対あるはず。
これを以下の画像のように変形させます。山の形に曲げます。
針金なので力はいりません。
クイックイッと曲げましょう。
なんか、帽子みたいですね。
この折り曲げたところにパンチンググローブを差し込みます。
ちょうど親指のところに曲げた先がくるようにします。
画像のパンチンググローブは親指が出るようなタイプですが、親指を覆うタイプでも同じです。
画像をよく見て針金ハンガーを差し込む方向に注意して下さい。
反対(裏面)から見ると、こんな感じです。
そして、同じように逆側にもパンチンググローブを差し込みます。
左右差し込むってことです。
これで完成。
あとは、これを干すだけです。
針金ハンガーなので、引っかける箇所があるので、物干し竿でもカーテンレールでも、どこにでも干せます。
そして、針金ハンガーを曲げてパンチンググローブを差し込んでいるので、型くずれしにくいです。
日陰干しにします。
パンチンググローブの素材は色々ありますが、天然革製だとオイルを塗ったりお手入れが大変なんですが、革製って最近みないので、基本的にこれでOK。のはず。
汗を吸って、剣道の小手にようになるんですが、稽古で使ったあとは、必ず干しましょう。
そして、パンチンググローブを稽古で使用する際は軍手をはめて使いましょう。
匂い(悪臭)発生率が全然違います。
おそらく、直接皮膚がパンチンググローブの内側に触れないで、軍手という媒体を通してなので、皮膚からの分泌物とか汗とか軍手が吸い取ってくれるからかな、なんて思ってます。
そして、一番の理由ですが、軍手が匂いなどを吸い取ってくれるので、素手で使うより、自分の手が臭くなりません。これが一番の理由だったり(笑)
なので、軍手も毎回洗うようにしてください。一度でも洗い忘れると、もうエライ目にあいますよ(笑)
そしてお手入れなのですが、そうですねぇ、この間少年部のママさんが「洗濯機にいれました」と話されていましたが、基本的に洗濯はしないですね。
消臭スプレーをパンチンググローブの内側にスプレーして干したり(これは稽古直後よりも干した後の乾燥している時の方が効果あります)、冷蔵庫用の脱臭剤(キムコみたいなやつ)を入れたりしてました。
炭は脱臭、殺菌、除湿効果があるのでお勧めです。ホームセンターにいけば色々売ってあります。
個人的におすすめなのは、竹炭ですね。
これ、作ります(笑)
竹を切って、ペール缶(オイル缶)に放り込んで一晩燻すと出来上がり。
なかなか、よろしいですよ。竹炭は。
そのままパンチンググローブに入れると、もう炭でエライことになるので、ガーゼなどに包んで入れておきます。
毎日使う場合は、そうですね。陰干しだけは欠かさないようにすると。
道具ですからね。大切に扱いたいものです。でも、常に新品みたいになるわけじゃないので、やはりどこかで妥協も必要。
使っているうちにボロボロにもなります。
それは自身の稽古の証でもあるのですが、だいたい、手入れしないんでボロボロになるってのが多いですね(笑)
そんなこんなで、上で使った画像ですが、井上雄一朗が針金ハンガーでチョコチョコっと作ったやつです。
代継橋道場にも同じような形をした針金ハンガーがあるでしょ。机の後にありますよ。
稽古で使った道具(サポーター、パンチンググローブ、道着など)は、その日のうちに手入れや洗濯をして、次回の稽古に備えましょう。
特に、夏のこの時期は、もう洗濯や手入れをサボるとエライことになるので、要注意です。
夏だけではなく、自分が使うものですから、自分でやりましょう。
そういう意味では、道場で使うキックミットやビッグミットなども、ちゃんと汗を拭いて、みんなで大切に使いましょう。
あ、真面目な空手に関する本当の意味でのTipsって、この記事が最初かも!