6月23日は土曜日で代継橋道場の練習日。雨、雨、雨なお天気でしたが、夜から雨脚が強くなった土曜日でした。
そんなこんなで、入門の問い合わせというのは、各道場で続いたりするもんで、井上道場では、事前問い合わせは必要ないので、飛び込みの見学や体験入門もウエルカム。
そんな見学、体験入門が戸島教室、武蔵ヶ丘道場、代継橋道場と立て続けにあり、各道場それぞれ入門と相成ったので仲間が増えました。
代継橋道場に入門したのは、女子二人で、ヒカリとエムを彷彿させる子と聞いていて(体験入門時、わたし不在だったので)、この日楽しみしていました。
なるほど。
エムを彷彿させる佇まい。
「佇まい」とは「たたずまい」と読みます。
「立っているようす」とか「そのものの醸し出す雰囲気」とかという意味ですね。
ああ~5年前のエムチックだ~。
と思っていたのですが、
元気のある子で、
言うならば、元気のあるエムなわけで、
本物のエムには、そんなもの無いので、
「似ているけど全然違うワ」
となりました(笑)
そんなことを思った少年部クラスが終わると一般部クラスです。
少年部クラスから一般部クラスに交代する時間帯に、戸島教室や武蔵ヶ丘道場で使ったミットを車から下ろし、代継橋道場のミット置き場に移動です。
居残り少年部が担当します。
ケイゴからショウタへ。
ショウタからリュウトへ。
リュウトからタクミへ。
タクミからヒロトとジュンヤへ。
と、
バケツリレーならぬ、ミットリレーで手際よく運びます。
ケイゴからタクミまでは、外や玄関口にいて、ヒロトとジュンヤが道場内にいるわけですが、
ジュンヤは、まるでチャップリン映画の一場面のように、
複数のミットを運びます。
チャップリン映画だと、建築現場でチャップリンが千鳥足で山のようにレンガを運ぶ場面(笑)
先に運んでいるヒロトは、そりゃジュンヤにちょっかい出すよなぁ。
そんな、
なぜか楽しそうなミット片付けを見てみる。
タクミは「マーカー」の意味がわかっていない・・・。
そして一般部クラス練習開始。
雨なお天気なので湿気が強く、ちょっと動くだけで汗が滝のように流れます。
あ、
汗マシンなハリウッドスターは、この日お休みでした。
各小休止中に十分水分を補給し、次の練習に備えます。
ミット練習は、サーキット・トレーニングも兼ねているので、水分補給が足りないと、足が痙ります。
この季節は、余るくらい水分持ってこないといけない季節です。
あ、
リョウはこの日お休みで、なぜかというと、
ドッジボールで肩を負傷したからだそうです。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
ドッジボールで、どうやったら肩を負傷するのだろか?
リョウだけに納得したけど、
なんか変(笑)
補強が終わると練習終了です。
お掃除タイムになります。
この日は、掃除機が出動していました。
ミット使うと、知らず知らずの内に、ミットの中身とかが小間切れになって床に落ちていたりして、それが結構あったりするので、定期的に、そういうものが集積する道場の隅っことかを掃除機で清掃します。
この日は二台の掃除機が出動し、それぞれ、タクミとジュンヤが担当しました。
他の人は雑巾掛けで拭き掃除をやります。
大人も子供も、お掃除タイムは一緒に使用した道場を清掃です。
基本的に、日本にだけある習慣なはず。
外国では、小学校にも「掃除の時間」というものがないから。
この場合の外国とは、欧州とか北米とか。
ミットも練習後は、必ずタオルで拭いて片付けますが、モノは、大切にすれば、メンテナンスすれば、長く使えます。
自分に資するための道具ですので、当然といえば当然ですが、そう思わないメンタリティもあるわけで、長く使うために大切にする、メンテナンスする、という意味だけでなく、そこには見えませんが「感謝」という意味もあり、ミットに関しては拭くだけかもしれませんが、その行為で知らず知らずのうちに、そういうものを学ぶわけであって、練習後の道場掃除も、自分が使った道場に対するそういう意味があるわけで、
普通は、家でそういうことは既に学んでいるはずなのですが、このご時世、道場で初めて学ぶ場合もあり、それはそれでいいのですが、それ故に、掃除はちゃんとやらなきゃいけない。
学校の掃除も似たような意味を持つのですが、
思い出すと、
運動場担当になった高学年時は、掃除時間いっぱい走り回っていたような(笑)
体育館担当になった時も、やはり走り回っていたような・・・
ああ、でも、落ち葉とかたくさんだと、気合いを入れて一箇所に集めることに集中してました。
そうそう、掃除時間の前半だけで完璧に掃除をやって、残った時間で遊ぶ、そういう計算をして掃除してました。
やることやっているので、遊んでいても怒られないから(笑)
ずるい子だったというよりも、要領よかった。
そういうことで「効率化」ということを学んだわけです(笑)
幼い頃の経験に無駄なものなどないわけで、経験値不足の若者は、色々な経験こそが学ぶべき対象であり、そこで「自分で考え」「行動する」ということを身に付けるわけで、
出来不出来ではなく、何事も「やらせてみる」ということは大事ですねぇ。
ミスしても、失敗しても、不成功でもいいのですから。
結局、他人が手を貸したりして、まぁ、多分に親御さんなわけですが、そのため、「自分で考え」「行動する」ということが不得手になるパターンが多いわけで、少年部を見ていると、色々とわかるから面白いですねぇ。
そうそう、学校の掃除に関して、
大好きだったのは、職員室の掃除で、それには理由があり、
今と違って教室にエアコンとかなかった時代だったので、真夏で唯一エアコンが効いている職員室の掃除は志願してやっていました。
あと、色々と情報も得られるので(笑)
「こ、こ、これは、中間テストの問題案ではないか!」
とか(笑)
まぁ、その時は、視線が一点に固まっているのでバレバレで、ゲンコツもらうんですけどね。
あと、エアコンの風がくる場所から動かないので、やはりゲンコツをもらう。
小学校式で、早めの掃除を完了して、その後はエアコンの恩恵に与る作戦は、早く掃除終わると「職員室から教室に戻ってよい」となるので、掃除時間めいっぱい使ってチンタラと掃除をやるわけで、
そこで学んだのは、
同じことでも「時と場合により」やり方を変えた方がいい時がある。
ということ(笑)
いや~学校ってのは、勉強だけ学ぶとこじゃないと、いろいろ学べる場所だと思います。
今は、その一部が道場になっていますけど、それはそれでいいのです。
大切なのは、色々な経験をして、色々学び、身に付けるということですから。
中には身に付かない人もいるかもですが、それもそれでありなのです。
「水を飲むか飲まないかは、本人が決めること」
なので・・・
と、
そんなことはどうでもよくて、
掃除機担当のタクミとジュンヤを眺めると、
なかなかシュールでした。
何か学んでくれれば御の字だけど、
微妙だな、この二人は(笑)
でも、
この二人、
空手から離れて、実社会の常識で判断すると、
とても優等生なのです(笑)
タクミは、どこに出しても恥ずかしくない礼儀をキチンと躾けられているし、ジュンヤは、どこに行っても恥ずかしくない言葉使いを身に付けているし、
以外かもしれませんが、
チト、アフォなだけで、実は、そうだったりする不思議。
ただなぁ、アフォ過ぎるからなぁ(笑)
という土曜日でした。
ってなことで。