ネギパンを食べる!の巻

ネギパン昨年の10月、すなわち、2010年10月9日に東京国際フォーラムで全パン連主催「第1回 日本全国ご当地パン祭り」というイベントが開催されました。

「全パン連」とは「全日本パン協同組合連合会」のことで、パンの業界団体です。

そんな「第1回 日本全国ご当地パン祭り」で2位になったのが、熊本の「ネギパン」(高岡製パン)。

いや~全然知らんかった。そんなイベントも「ネギパン」も(笑)

「ご当地パン」の「ご当地」には定義があって、

          
  • 地元産の小麦粉を使用したパン
  • 地元の特産物を使用したパン
  • 長年、地元で愛され続けられたパン(外麦使用でも可)

のいずれかに該当するパンだそうです。

既に、とっくに終わったイベントですが公式サイトがあるので、そこで色々と確認できます。順位もわかります。

参考)第1回日本全国ご当地パン祭りの公式サイト

んで、

全国各地から40店のお店がご当地パンを販売し、人気投票で順位を決めたそうなのですが、都道府県って47あるんじゃ?とか思うのは偏屈な熊本人の証拠なので思わないようにして、熊本のご当地パンが「ネギパン」ってことに驚愕しました。

なにそれ?

そんな「ネギパン」が家にあったので、かつ「このネギパン全国2位らしいよ」と姉が言っていたので、

「なんの2位なんだよ!」

と思いつつも、食べてみました。

姉曰く、

「全国2位だからといって、ハードルを上げて食べていけない。昔懐かしいB級な味を楽しむべし」

と。

ネギパン表 ネギパン裏

「ネギパン」つうくらいだから、ネギがたっぷりで、それがパン生地と絶妙にマッチし、パン生地を噛みしめるたびにネギのシャキシャキとした歯応えと、小麦特有の爽やかでほんのりとした甘みが口の中に広がるんだろうなぁ・・・

とか、

食べる前は、そう思っていた純粋なわたし。

「ネギパン」つうくらいだから、ネギたっぷりと思うはず!

ネギパン 割ってみた
※クリックで拡大表示します

この「ネギパン」の具は「ネギ」ではなく、カツオブシです。それも、トンカツソース、マヨネーズ、ケチャップで味付けされた、定番中の定番B級味付けで、これが「懐かしい味」になっています。

カツオブシにお醤油入れると「おかか」になりますが、そのアレンジ版で、誰が食べても美味しく感じる味なカツオブシとトンカツソースとマヨネーズとケチャップな具。

はみ出ているカツオブシ トンカツソース、マヨネーズ、ケチャップで味付けされた具

おおう!懐かしい味だ!

って、具はこれかよ!

「ネギ」は?

ネギは・・・パン生地に練り込んでいるやつだけでした。

パン生地に練り込んであるネギ

こ、こ、こ、こんだけぇ!?

これで「ネギパン」名乗ってるのかよ!

爆笑しました。

姉に値段を聞くと150円とのこと。

熊本弁で150円は、

ヒャッゴジェン。

「そんなにすんのかよ!」

と、つい叫んでしまったというのは内緒(笑)

いや、これでヒャッゴジェンはないナ。

100円でいいはず。

あれかな?

小麦粉とか地元熊本県産使ってるから、コストかかってるのかナ?

ネギはどうなんだろう?

パッケージ裏の原材料欄には、高々と熊本県産小麦「ミナミノカオリ」って書いてありますが、ネギのとこは「葉ネギ」ってだけなんですよ。

あ、でも、原材料欄の上に、

「ふんわりモチモチの食感 県産の葉ねぎをたっぷりはさんで焼き上げました!」

ってあるなぁ。

パッケージ裏をいろいろ読む
※クリックで拡大表示します

たっぷりはさんでねぇじゃん!

マ、いいや。

この「ネギパン」は、ネギ好きのためではなく、「ネギ嫌い」の方のために開発されたパンだそうです。

と、高岡製パンのご主人が言われています。

 全国各地の珍しいパンを集めた初のイベント「第1回全国ご当地パン祭り」が、東京国際フォーラムで開かれ、熊本市の高岡製パンのネギパンが2位の銀賞に輝きました。

 当日は東北から九州まで各地から48店がブースに出展。家族連れら大勢の来場者があり、ご当地パンを味わって投票しました。

 ネギパンは、用意した1200個(1個150円)が売り切れ、1位の「よこすか海軍カレーパン」(神奈川)に26票差の387票を獲得し、2位に選ばれました。表彰式では、銀メダルならぬ銀色の巨大パンが賞品として、高岡辰生社長に授与されました。

 ネギパンは、熊本県産の小麦「ミナミノカオリ」100%の生地に細かく切った県産葉ネギを置き、白焼きにします。焼き上がりに、マヨネーズを塗り自家製の特製ソースをかけ、かつお節を挟み込みます。

 味は淡泊で、ふんわりとして、もちもちの食感。ネギの臭みもなく、かつお節と相性が良い和風パンです。一昨年にはくまもと食品科学研究会大賞の最優秀賞に選ばれています。

 受賞に高岡社長は「ネギの嫌いな人のために開発した、軽い感じのパンで、全国で評価されてうれしい」と喜んでいます。

■全国2位の「ネギパン」は熊本のご当地パン 淡泊味の和風
(2010.10.14 国産まるかじりネットニュースより)

高岡製パン。

知ってます。

小売り意外にも、各種施設の給食用として各種パンを納めているのですが、色々と聞いている(笑)

でも、書けないんだなぁそれが(笑)

なので、

この「ネギパン」を食べても、「なるほどネ」って感想しか実はなかったり。

思ったよりモチモチ感がなく残念でしたが、トンカツソースとマヨネーズとケチャップで味付けされたカツオブシは懐かしい味で、誰が食べても子ども時代を思い出すはず。

普通でした!

デ、

1位は「よこすか海軍カレーパン」で、これは納得。

カフェ・ド・クルーってお店なのですが、北久里浜にあるんですね。

横須賀って無理なくない?久里浜って、横須賀の先ってイメージがある・・・

旧大日本帝国海軍は横須賀に「横須賀鎮守府」って拠点を持っていて、現在の海上自衛隊も「横須賀地方総監部」として拠点があります。

旧海軍の施設は、どうでしょう、現在は在日米海軍の基地に取られている箇所もあると思うのですが、海上自衛隊にも引き継がれているはずで、そんな海上自衛隊の「横須賀地方総監部」への最寄り駅は、JRだと横須賀線の「横須賀駅」で京急だと「汐入駅」になります。

京急を使って、何度「汐入駅」で降り、そこから徒歩で「横須賀地方総監部」へ行ったことか・・・

ああ、懐かしい。

そんな「汐入駅」のすぐ近くにパン屋さんがあって、そこのカレーパン(おそらく、海軍カレーパン)が無茶苦茶美味しかったです。

福神漬けまで入っています(笑)

なので、時間があって、かつ売り切れていない時は、数十個買って都内に戻っていました。

オフィスでみんなに配るわけです(笑)

あのカレーパンはバツグンに美味しかったです。

いっつも売り切れになるので、買えた時はうれしかったものです。

数十個大人買いしたカレーパンを持って、「汐入駅」から京急に乗って、カレーパンの匂いをプンプンと車内にさせながらの帰路は、今となってはいい思い出。

あのパン屋さん、まだあるのでしょうか?

てっきり、あのパン屋さんのカレーパンが1位と思ったら、北久里浜のお店だったわけで、それでも、なんか納得。

そんなこんなで、

地元有名パンな「ネギパン」、機会があれば、お食べ下さい(笑)

と、強引に終わってみる。

普通なはず(笑)

あ、

ちなみに、

そんな「ネギパン」を食べていた側では、「かき揚げ」を作っていて、そっちを無性に食べたかったというのは内緒。

かき揚げ エビぷりぷり

デ、

その隣りでは、リョウタロウが床に座り、天つゆに入れる「大根下ろし」をせっせと作っていました。

10人前なので、けっこう時間かかっていました(笑)

リョウタロウ

ってなことで。


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