正道会館全九州大会から一夜明け、月曜日。ハリウッドスター、月曜日の特練にも出て、そのあとのボクシングの練習も出たんですね。
代継橋道場では、月・水・金とボクシング道場岡田塾が夜に練習をやっていますが、その岡田塾の岡田先生に「今日は無理しなくてもいいから」って心配してもらったり・・・
岡田先生はプロの経験もあり、トレーナーライセンスを持った正式なボクシング指導者ですが、空手出身です。
井上雄一朗や私とは流派会派は違いますが、全国制覇した実績を持つ先生だったりします。
そして、その全国大会は、JOC参加の団体なので、昨今流行っている名前だけの「全日本」ではなく、歴史と伝統のある全日本大会。
岡田先生の空手の先生は、もしかしたら私が知っている高名な先生かなと思って一度お聞きしました。
「わたしの師です」と岡田先生。
ああ、だから全国制覇したわけだ。
当時、新聞に「全国制覇」とデカデカと載っていた記憶があり、その時のメンバーだったんだな、と。規模的には夏の甲子園くらいの規模ですから。
それからボクシングやらないか、と誘われプロになり指導者になられました。
何回か岡田先生のご自宅に伺いましたが、全国制覇のトロフィーがあり、何気なくプロ時代に使用していたボクシンググローブが置いてありました。
それは今ではくたびれたグローブでしたが「現役時代に使っていたものです。すっかりクタクタになってますけど」と岡田先生。
岡田先生は長身です。私なんかよりも背が高くスマート。
そして、格好いい(笑)
現役時代に一番辛かったのは減量とのこと。
フェザー級だったのかな。だとしたら50キロ台ですよ。私より背が高いのに。
背が高いのでリーチもあり、ボクシングってリーチが長いってだけで有利ですから。恐ろしいジャブ打っていたんだろうなぁと。
コンビネーションを教える時の言葉がリアリティあって、井上雄一朗と「あの例えは恐いよな」と爆笑しているのですが、岡田塾での練習は無理せず楽しくがモットー。
「わたしの塾ではきついことはやりません」と岡田先生。
先生がミットを持ったミット打ち、自分死ぬかと思いました!
井上雄一朗がミットを持った時も、ぐいぐい煽って引っ張っていくのですが、岡田先生は、さらに上手い。上手いというか、ずるい(笑)
ボクシングは空手と違い、基本的には個別にメニューをこなしていく練習体系です。ランニングやロープ(縄跳び)から始まり、シャドー、ミット打ち、サンドバック打ち、スパーリングと、それぞれが自分のリズムで行います。
相手が必要な練習、例えばミット打ちなどは、相手と調整してやりますが、基本的に自分だけでやります。
けれども、岡田先生が空手出身だからかどうかわかりませんが、練習終わりは空手と同じです。
正座して黙想して礼をして終わります。
ボクシングですが、ボクシング道場ですね。
そんなこんなで、そんな岡田塾でボクシングを習っているのが井上雄一朗とハリウッドスター。日曜日の大会も岡田塾の仲間が応援に来ていました。
そして、いつのまにか私も練習に参加させられたりしていて・・・
ハリウッドスターは日曜日の大会でKOされ、記憶もぶっ飛び、井上雄一朗に「先輩、試合の記憶がないんでガー」と大泣きしていたのですが、井上雄一朗に「うるさいよ、おまえ」と一蹴され、それでもその日は「ハイもらって落ちたから一時的なものだから」とあやされていました。
岡田先生はボクシングの先生でKOには慣れっこ。
慣れっこなので、ボクシングの練習に来たハリウッドスターに驚いたわけです(笑)
「今日は無理しなくてもいいから」
になりますよね。岡田先生じゃなくても。
月曜日には「だいぶ記憶も戻ってきました」ということだったのですが、日曜日には「このまま記憶が戻らないんじゃないかとガー」と大泣きしていました。
いつも練習で言われたこと忘れてるじゃん!
と突っ込みたくなりましたが、やめました(笑)
空手とボクシングは素手とグルーブという技術体系が違うので、テクニックも違うのですが、拳で打つ(殴る)という身体操作の基本的な動きは変わりません。
軸をしっかりと作り、下半身の力を上半身に伝え、打つ。
パンチの打ち方を正式に習うと、まず下半身にきます。
パンチは足で打て!
ってのは、このこと。
空手には蹴りもあるので、立ち方や構え方が違いますが、黒帯クラスなら自分でアレンジすることができます。
フルコンタクト空手というのは、もともと色々な格闘技の技術を吸収してきた歴史があるので、あまり苦になりません。岡田先生は基本的なことをメインで教え「基本がしっかりしていなければダメ」という指導論なので、とてもわかりやすいです。
が、ハリウッドスターはどうだろう・・・
そんなこんなで12月なんですが、12月で思い出しました。
昨年の12月に岡田塾の忘年会が代継橋道場であり、その日は武蔵ヶ丘道場の稽古日で、稽古が終わって代継橋道場へ向かうので「なんか取りに行くのかな?」と思っていたら「忘年会ですよ」と井上雄一朗。
そこで初めて岡田塾のメンバーと邂逅しました。
それからボクシングに参加ですよ(笑)
岡田先生、井上雄一朗、ハリウッドスターが12月生まれということもあり、お誕生会も兼ねていて、美味しそうな苺ケーキが用意されていました。
あれから1年。
はやいです。
ハリウッドスター、あまり岡田先生に心配かけないようにしましょう!
次の話題です。
今週末は大分(別府アリーナ)で「第10回一進会杯争奪西日本空手道選手権大会」と「第9回紅拳士全日本空手道選手権大会」が開催されます。
井上道場鹿児島支部から選手がエントリーしています。
昨年は、ユウスケやら光も出場しましたね。もう、あれから1年です。
というわけで、週末は大分入りです。
確か、昨年は真っ暗なうちに熊本を発ち、山越えの時に要所要所の電光掲示板(交通情報用)に気温が表示されているのですが、マイナスとか0度とかで「さむいじゃねぇかよ!」と呟いた記憶があります。
今年も寒いと思います(笑)
鹿児島支部から出場する選手の健闘を祈ります。
試合は、運が良ければ見られると思います。